AEM as a Cloud Service 2024.3.0 リリースアップデート
このリリースの機能では、Experience Manager AssetsとCloud Serviceのイノベーションに重点を置いています。
このリリースでは、インパクトの高いエクスペリエンスの提供、より多くの人々がコンテンツを作成できるようにする機能、人工知能の活用という 3 つの柱を中心に取り上げています。 このリリースの機能には、次のものが含まれます。
インパクトの高いエクスペリエンスの提供
- このリリースでは、オーサリングとEdge配信サービスが組み合わされているので、コンテンツの柔軟性とパフォーマンスのメリットを享受できます。
- 新しい AMP サイトは、フロントエンドスキルを使用して構築し、デプロイメントパイプラインを通じてデプロイできます。
- 既存の AMP サイトは、ページエディターでオーサリングを行いながら、フロントエンドをエッジ配信に移動することで、エッジ配信に移行できます。
- Edgeの配信サービスを AEM フォームでも使用できるので、Microsoft Excel などのツールを使用してフォームを素早く作成およびデプロイできます。
より多くの人がコンテンツを作成できるようにする
- AMP Sites 用の新しいビジュアルエディターであるユニバーサルエディターを使用すると、コンテンツ作成者は、構造化されたコンテンツと非構造化コンテンツの両方を一貫して管理できるようになります。
- コンテンツ作成者は、ページのコンテンツを視覚的に編集し、エッジ配信サービスに公開できます。
- また、ユニバーサルエディターを使用すると、ヘッドレス実装など、Adobe Experience Managerの外部でホストされるコンテンツを視覚的に編集することもできます。
人工知能の活用
- AEM Sitesには、コンテンツバリエーションと呼ばれる新しい機能が追加されました。この機能は、生成 AI を活用して、パフォーマンスの高いコピーと画像のバリエーションを生成します。
- コンテンツ作成者は、事前設定済みのテンプレートに値を入力して、パフォーマンスの高い結果をすばやく生み出すことができます。
- コンテンツのバリエーションを AM の実験機能と組み合わせて、コンテンツをテストし最適化できます。
さらに、コンテンツフラグメントとモデルの API サポートの拡張など、開発者向けの機能強化が行われ、コンテンツフラグメントの管理と統合の自動化が容易になりました。 また、Cloud Managerの高度なネットワークセルフサービス設定オプションもあり、専用の入力 IP アドレス、フレキシブルポートエグレス設定、VPN 設定を行うことができます。
その他に、コンテンツフラグメントバージョンの比較機能、マルチサイト管理機能、エクスペリエンスフラグメントのサポート、コンテンツインポーターの更新、Sidekick拡張機能の機能強化などの機能が記載されています。
全体として、このリリースでは、インパクトの高いエクスペリエンスの提供、コンテンツ作成者の権限付与、AI の活用、開発者に優しいツールや設定の提供を目的とした様々な機能と機能強化が導入されています。
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