単色

color=bgcolor=、または RTF コマンド \iscolortbl で指定されたカラー値は、カラー値にサフィックス「S」が含まれている場合は入力カラースペースに関連付けられ、含まれていない場合は出力カラースペースに関連付けられます。 bgc= または RTF コマンド \colortbl および \cmykcolortbl で指定されたカラー値は、常に対応するデフォルトまたは実際の出力カラースペースに関連付けられます。

メモ
この際、bgc= はカラーマネジメントに完全には関与せず、bgc= で指定すると「S」サフィックスは無視され、bgc= で指定したカラー値のピクセルタイプが出力画像のピクセルタイプと異なる場合には、ナイーブ変換が適用される。 それ以外の場合は、bgc= れは実際の出力カラースペースに関連付けられます。

ネストされたリクエストと埋め込まれたリクエスト

ネストされた IS 要求および埋め込まれた IR 要求の出力カラースペースは、ネストされた要求が icc= で明示的な出力カラースペースを指定しない限り、最も外側の要求の出力カラースペースに自動的に設定されます。 また、ネストされたリクエストや埋め込まれたリクエストは、最も外側のリクエストのメインカタログからデフォルトの出力カラースペースを継承し、ソリッドカラー値の一貫した処理を保証します。

カラースペース変換

画像サービングは通常、処理中にカラー変換を遅延させようとします。 画像のすべてのレイヤーのレイヤーカラースペースが同じ場合、出力カラースペースへの変換は、結合および最終スケーリングの後で行われます。 複数のレイヤーのカラースペースが含まれる場合、結合する前に、各レイヤーが出力カラースペースに変換されます。

メモ
op_brightness=op_colorbalance=op_colorize=op_contrast=op_hue=op_saturation= のコマンドは、RGB処理です。 これらの操作を行うと、レイヤーのカラースペースにRGBピクセルタイプがある場合にのみ、色の忠実性が維持されます。 RGB以外の場合は、ナイーブな色変換を使用してRGBに変換され、その結果、色の忠実性が制限されます。 このようなレイヤーのレイヤーカラースペースは、不定と見なす必要があります。

カラー変換オプションには、icc= が用意されています。icc= が指定されていない場合は、attribute::IccRenderIntentattribute::IccBlackPointCompensationattribute::IccDither が用意されています。

カラープロファイルの埋め込み

出力カラースペースの ICC カラープロファイルがある場合は、iccEmbed= を指定して応答画像に埋め込むことができます。