同期タイプ
SaaS データのエクスポートでは、フル同期、部分同期、および失敗した項目同期の再試行の 3 種類の同期タイプがサポートされています。
完全同期
Adobe Commerce インスタンスをCommerce サービスに接続した後、完全同期を実行して、Adobe Commerceから接続されたサービスにエンティティフィードデータを送信します。
フル同期は主にオンボーディングフェーズ用です。 データベース容量超過を防ぐために、通常の使用は避けます。 初期同期の後、進行中の変更は、部分同期を使用して自動的に同期されます。
部分同期
部分同期を使用すると、SaaS データの書き出しは、Commerce アプリケーションから接続されたコマースサービスに、商品名の変更や価格の更新などのアップデートを自動的に送信します。
データの書き出しプロセスでは、次の cron ジョブを使用して部分同期操作を自動化します。
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cron グループジョブの「インデックス」:
indexer_reindex_all_invalid
ジョブでは、無効なフィードのインデックスがすべて再作成されます。 これは、標準のAdobe Commerce cron ジョブです。saas_data_exporter
のジョブは、従来のエクスポートフィードに対するものです。sales_data_exporter
ジョブは、販売データのエクスポート フィードに固有です。
これらのジョブは毎分実行されます。
部分同期を機能させるには、Commerce アプリケーションで次の設定が必要です。
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すべての SaaS データ書き出しインデクサーは、
Update by Schedule
モードで設定されます。SaaS データ エクスポート バージョン 103.1.0 以降では、
Update by Schedule
モードはデフォルトで有効になっています。 Commerce CLI コマンド(bin/magento indexer:show-mode | grep -i feed
)を使用して、サーバー上のインデックス設定を確認できます。
失敗した項目の同期を再試行
失敗した項目の同期の再試行では、アプリケーション エラー、ネットワーク障害、SaaS サービス エラーなど、同期プロセス中のエラーが原因で同期に失敗した項目を、別のプロセスを使用して再送信します。 この同期の実装は、cron ジョブにも基づいています。
resync_failed_feeds_data_exporter
cron グループジョブ:<feed name>_feed_resend_failed_feeds_items
ジョブは、同期に失敗した項目(例:products_feed_resend_failed_items
)を再送信します。