分割データベースから復帰する
Split Database を実装しているAdobe Commerceのお客様の場合、次のトピックでは、1 つのデータベースに戻す方法または 1 つのデータベースに戻す方法について説明します。 現在 Split Database を使用しているAdobe Commerce マーチャントは、2.4.2 以降にアップグレードする予定です。これらの手順のほか、予定されている Split Database の廃止に関する お知らせも確認することをお勧めします。
分割データベースから単一データベースに戻すには、magento_quote
および magento_sales
データベースのバックアップを作成してから、それらを単一の magento_main
データベースにロードします。
この例では、「root」ユーザーと同じホスト(magento2-mysql
)にインストールされている 3 つのデータベースすべてにログインします。 これらの値を、データベースに適した値に置き換える必要があります。
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magento_quote
データベースのバックアップを作成します。code language-bash mysqldump -h "magento2-mysql" -u root -p magento_quote > ./quote.sql
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magento_sales
データベースのバックアップを作成します。code language-bash mysqldump -h "magento2-mysql" -u root -p magento_sales > ./sales.sql
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magento_quote
データベースをmagento_main
データベースに読み込みます。code language-bash mysql -h "magento2-mysql" -u root -p magento_main < ./quote.sql
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magento_sales
データベースをmagento_main
データベースに読み込みます。code language-bash mysql -h "magento2-mysql" -u root -p magento_main < ./sales.sql
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magento_sales
データベースをドロップします。code language-bash mysql -h "magento2-mysql" -u root -p -e "DROP DATABASE magento_sales;"
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magento_quote
データベースをドロップします。code language-bash mysql -h "magento2-mysql" -u root -p -e "DROP DATABASE magento_quote;"
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env.php
ファイルのconnections
セクションおよびresources
セクションで、checkout
およびsales
のデプロイメント設定を削除します。 -
外部キーを復元:
code language-bash bin/magento setup:upgrade
作業内容の検証
単一データベースの実装が正常に動作していることを確認するには、次のタスクを実行し、phpMyAdmin などのデータベースツールを使用して magento_main
のデータベーステーブルにデータが追加されていることを確認します。
- 外部キーが復元されたことを確認します。 例えば、
quote
データベーステーブルのQUOTE_STORE_ID_STORE_STORE_ID
キーなどです。 - 顧客がストアフロントから注文できることを確認します。
- 分割されたデータベースを単一のデータベースに戻す前に作成された注文が、管理者で使用できることを確認します。