コマンドラインツール

Commerceには、インストールおよび設定タスクを実行する次のような 1 つのコマンドラインインターフェイス(<magento_root>/bin/magento)があります。

  • Commerceのインストール(およびデータベーススキーマの更新、デプロイメント設定の作成などの関連タスク)
  • キャッシュのクリア
  • インデックスの管理(インデックスの再作成など)
  • 翻訳辞書と翻訳パッケージの作成
  • ファクトリやプラグインのインターセプタなど、存在しないクラスを生成し、オブジェクトマネージャの依存関係挿入設定を生成する
  • 静的ビューファイルのデプロイ
  • Less からの CSS の作成

その他の利点は次のとおりです。

  • 1 つのコマンド(<magento_root>/bin/magento list)に、使用可能なすべてのインストールコマンドと設定コマンドが一覧表示されます。
  • Symfony に基づく一貫性のあるユーザーインターフェイス。
  • CLI は拡張可能なため、サードパーティ開発者がプラグインすることができます。 これには、ユーザーの学習曲線を排除するという追加のメリットがあります。
  • 無効なモジュールのコマンドは表示されません。

ここでは、CLI を使用したAdobe Commerce ソフトウェアの設定について説明します。 Commerceのインストールについて詳しくは、 インストールガイドインストールフロー を参照してください。

前提条件

CLI の使用を開始する前に、以下を確認します。

  1. お使いのシステムは、『インストール ガイド システム要件に記載されている要件を満たしてい す。
  2. インストール ガイド前提条件で説明されているすべての前提条件タスクを完了しました。
  3. Commerce サーバーにログインしたら、Commerce ファイルシステムへの書き込み権限を持つユーザーに切り替えます。 インストール ガイドファイル システム所有者に切り替える を参照してください。

コマンドの実行

bash シェルの場合は、次の構文を使用してファイルシステム所有者に切り替え、コマンドを同時に入力します。

su <file system owner> -s /bin/bash -c <command>

ファイルシステムの所有者がログインを許可しない場合は、次を使用できます。

sudo -u <file system owner> <command>

任意のディレクトリから CLI コマンドを実行するには:

<magento_root>/bin をシステム PATH に追加します。

CentOS 用の bash シェルの例:

export PATH=$PATH:/var/www/html/magento2/bin

オプションで、次を実行できます。

  • ./magento <command name> として cd <magento_root>/bin び出して実行
  • <magento_root>/bin/magento <command name>
  • <magento_root> は、web サーバーの docroot のサブディレクトリです。
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