新しい統合環境にアクセスする際に親環境にリダイレクト

この記事では、クラウドインフラストラクチャー上のAdobe Commerceの問題に対するトラブルシューティング手順を説明します。新しく作成した統合環境にアクセスしようとすると、代わりに親環境に移動します。

これを修正するには、データベースの base_url 値を修正し、UPDATE_URLS 変数の値が true に設定されていることを確認する必要があります。 詳しくは、以下の節を参照してください。

影響を受けるバージョンとエディション:

  • クラウドインフラストラクチャー 2.X.X 上のAdobe Commerce

問題

再現手順 :

  1. 既存の統合ブランチをクローンします。
  2. 新しい環境にアクセスするための URL をクリックします。

期待される結果 :

新しく作成された環境に移動します。

実際の結果 :

親ブランチの環境にリダイレクトされます。

解決策

この問題を修正するには、カスタム環境データベースで base_url の値(secure と unsecure)を修正し、.magento.env.yaml ファイルで UPDATE_URL 変数を設定する必要があります。

データベースの base_url の値を修正する

データベースの変更は、手動で行うことも、バージョン 2.2.0 以降を使用する場合はAdobe Commerce CLI を使用して行うこともできます。

DB の値を手動で修正します

  1. データベースに接続します。
  2. 次のコマンドを実行します。
UPDATE core_config_data SET value = %your_new_environment_unsecure_url% WHERE path="web/unsecure/base_url"
update core_config_data set value = %your_new_environment_secure_url% where path="web/secure/base_url"

Adobe Commerce CLI (バージョン 2.2.X で使用可能)を使用してデータベースを修正します。

  1. Adobe Commerce ファイルシステムの所有者としてログインするか、 に切り替えます。
  2. 次のコマンドを実行します。
php <your_magento_install_dir>/bin/magento config:set web/unsecure/base_url http://example.com
php <your_magento_install_dir>/bin/magento config:set web/secure/base_url https://example.com

UPDATE_URLS 変数を設定します

ローカルコードベースの .magento.env.yaml ファイルで、次のように設定します。

 stage:
    deploy:
        UPDATE_URLS: true

設定キャッシュのクリア

変更を適用するには、次のコマンドを実行して、設定キャッシュをクリーンアップします。

php <your_magento_install_dir>/bin/magento cache:clean config

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