新しい統合環境にアクセスする際に親環境にリダイレクト
最終更新日: 2025年6月12日
この記事では、クラウドインフラストラクチャー上のAdobe Commerceの問題に対するトラブルシューティング手順を説明します。新しく作成した統合環境にアクセスすると、代わりに親環境にリダイレクトされます。 これを解決するには、データベースの base_url
値を更新し、UPDATE_URLS
変数が true に設定されていることを確認します。
説明
環境
クラウドインフラストラクチャー 2.X.X 上のAdobe Commerce
問題
再現手順:
- 既存の統合ブランチをクローンします。
- URL をクリックして、新しい環境にアクセスします。
期待される結果:
新しく作成された環境に移動します。
実際の結果:
親ブランチの環境にリダイレクトされます。
解決策
この問題を修正するには、カスタム環境のデータベースで base_url
の値(セキュアと非セキュアの両方)を修正し、.magento.env.yaml
ファイルで UPDATE_URLS
変数を設定します。
データベースの base_url 値を修正します
データベースは、手動で更新することも、Adobe Commerce CLI (バージョン 2.2.0 以降で使用可能)を使用して更新することもできます。
値を手動で更新
-
データベースに接続します。
-
次の SQL コマンドを実行します。
UPDATE core_config_data SET value = %your_new_environment_unsecure_url% WHERE path="web/unsecure/base_url" update core_config_data set value = %your_new_environment_secure_url% where path="web/secure/base_url"
Adobe Commerce CLI (バージョン 2.2.X 以降)を使用したアップデート
-
Adobe Commerce ファイルシステムの所有者としてログインするか、所有者に切り替えます。
-
次のコマンドを実行します。
php /bin/magento config:set web/unsecure/base_url http://example.com php /bin/magento config:set web/secure/base_url https://example.com
UPDATE_URLS 変数を設定
ローカルコードベースで、.magento.env.yaml ファイルを開き、次のように設定します。
stage:
deploy:
UPDATE_URLS: true
設定キャッシュのクリア
変更を適用するには、次のコマンドを実行して設定キャッシュをクリーンアップします。
php /bin/magento cache:clean config
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