環境変数

クラウドインフラストラクチャー上のAdobe Commerceを使用すると、設定オプションを上書きする環境変数を割り当てることができます。 ece-tools パッケージは、 クラウド変数、Cloud Console で設定された変数、.magento.env.yaml 設定ファイルの値に基づいて env.php ファイルの値を設定します。

.magento.env.yaml ファイルの環境変数は、既存の Cloud Configuration を上書きしてCommerce環境をカスタマイズします。 デフォルト値が Not Set の場合、ece-tools パッケージは NO アクションを実行し、Commerce デフォルトまたは MAGENTO_CLOUD_RELATIONSHIPS 設定の値を使用します。 デフォルト値が設定されている場合、ece-tools パッケージはそのデフォルト値を設定します。

環境変数のタイプには、次のものが含まれます。

  • ADMIN – 変数は、プロジェクトの ADMIN 変数を上書きします。

  • CLOUD_CLOUD - MAGENTOインフラストラクチャに固有の変数

  • .magento.env.yaml ファイルで使用される変数:

    • グローバル– 変数は、構築、デプロイおよびデプロイ後のステージに影響します
    • ビルド– 変数はビルドアクションを制御します
    • Deploy – 変数はデプロイアクションを制御します。
    • Post-deploy – 変数は、デプロイ後のアクションを制御します

変数は 階層 です。つまり、上書きされない変数は、親環境から継承されます。

管理変数は、Cloud Console から、またはAdobe Commerce CLI を使用して設定できます。 サポートチケットを必要とせずに、.magento.env.yaml ファイルから他の環境変数を管理して、ステージング版および実稼動版を含むすべての環境でビルドおよびデプロイアクションを管理できます。

TIP
YAML ファイルでは大文字と小文字が区別され、タブは使用できません。 .magento.env.yaml ファイル全体で一貫性のあるインデントを使用するように注意してください。使用しないと、設定が期待どおりに動作しない場合があります。 このドキュメントとサンプルファイルの例では、2 スペース インデントを使用しています。 ece-tools validate コマンドを使用して、設定を確認します。
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