Web トラッキングモード web-tracking-mode
Adobe Campaignでは、アプリケーション内でトラッキングログを処理する方法を定義する web トラッキングモードを選択できます。
使用可能な Web トラッキングモードには、「セッショントラッキング」、「永続的なトラッキング」 および 「匿名トラッキング」 の 3 つがあります。
各モードには固有の特性があります。 「パーマネント」 Web トラッキングモードには、「セッション」 Web トラッキングモードの特性が含まれ、「匿名」モードには、「パーマネント」および「セッション」モードの特性が含まれます。
永続的な Web または 匿名 トラッキングモードを使用している場合、トラッキングテーブル(trackingLogXXX)の「sourceID」列(uuid230)にインデックスを追加する必要があります。
- 永続的なトラッキングに関連するトラッキングテーブルを特定します。
- 次の行を追加して、これらのテーブルに一致するスキーマを拡張します。
<dbindex name="sourceId">
<keyfield xpath="@sourceId"/>
</dbindex>
永続的 および 匿名 Web トラッキングモードには、強制配信 と 最終配信 の 2 つのオプションがあります。
強制配信 オプションを使用すると、トラッキング中に配信(@jobid)の識別子を指定できます。
「最後の配信」オプションを使用すると、現在のトラッキングログを最後にトラッキングされた配信にリンクできます。
セッション Web トラッキングの特性:
このモードでは、セッション cookie を持つユーザーのトラッキングログが作成されます。 このユーザーは、Adobe Campaignから送信されたメールで URL をクリックし、次の情報を追跡できるようになりました。
- 配信 ID
- 連絡先 ID
- 配信ログ
- 永続的な cookie (uuid230)
- トラッキング URL
- トラッキングログの日付
この Web トラッキングモードでは、情報の一部が欠落している場合、トラッキングログはアプリケーションに作成されません。
このモードは、ボリューム(trackingLog テーブル内のレコード数が制限されている)と計算(紐付けなし)の点で経済的です。
永続的な web トラッキングモードの特徴:
この Web トラッキングモードでは、永続的な uuid230 cookie の存在に基づいてトラッキングログを作成できます。 訪問者がセッションを閉じると、Adobe Campaignは永続的な cookie を使用して、以前のトラッキングログから訪問者に関する情報を復元します。 現在のセッションの uuid230 の値が、トラッキングテーブルに既に格納されている uuid230 の値と同じ場合、Adobe Campaignはトラッキングログを再挿入します。
つまり、uuid230 値の紐付けを有効にするには、訪問者が(配信を介して)Adobe Campaignで事前に識別されている必要があります。
デフォルトでは、以前のトラッキングログの検索は「trackingLog」テーブルで実行されます。 Leads パッケージが有効になっている場合、「trackingLog」テーブルを検索する前に、Adobe Campaignは「incomingLead」テーブルで以前のトラッキングログレコードを検索します。
このモードでは、ログの紐付け時に計算コストが高くなります。
匿名 Web トラッキングモードの特性:
この Web トラッキングモードを使用すると、Adobe Campaignでの匿名ブラウジングにリンクされたトラッキングログを取得できます。 トラッキング対象の URL をクリックするたびにトラッキングログが自動的に作成されます。 このログには、uuid230 の値のみが記録されます。 マーケティングキャンペーン中、すべての識別情報を含んだトラッキングログが自動的に作成されます(セッショントラッキングを参照)。 Adobe Campaignは、このマーケティングキャンペーンのトラッキングログの値と等しい「uuid230」値を以前のログで自動的に検索します。 同じ値が見つかった場合、以前のすべてのトラッキングログは、マーケティングキャンペーントラッキングログからのすべての情報と共に入力されます。
このモードは、計算と量の点で最もコストがかかります。
次のスキーマは、3 つの web トラッキングモードすべての機能を要約しています。
最後の配信に基づく永続的な web トラッキングの例:
フローレンスは配信を受け取り、メールを開き、リンクをクリックし、小売サイトを閲覧しますが、購入はしません。 翌日、フィレンツェは小売サイトに戻り、閲覧して購入します。 永続的な web トラッキング (最終配信)が有効になっているので、2 回目の訪問のすべてのログは、前日に送信された配信にリンクされます。