ルックアップテーブルによるログファイル処理時間の改善 improve-log-file-processing-times-with-lookup-tables
配信パフォーマンスレポートログファイルのデータを、ID のみを含むテーブルに格納します。ID 以外のメタデータを別個のルックアップテーブルに格納すると、ファイルサイズの縮小と処理時間の短縮に役立ちます。
ログファイルメタデータによるファイルサイズおよび処理時間の増加
Delivery Performanceレポートで使用される典型的なログファイルには、通常、何万もの行と数十の列が含まれています。数値 ID および人間が判読できる情報(クリエイティブの名前、広告主、広告掲載の申し込みなど)で構成されます。
この ID 以外の情報は、metadata
(例:他の情報に関する情報)と呼ばれ、ログファイルの各行に書き込まれます。
ただし、Delivery Performance配レポートでは、主にログファイルの ID を使用します。メタデータは有用ですが、同じ情報を繰り返します。また、ファイルサイズおよびデータの取り込み時間が増えます。
インデックステーブルを使用したファイルサイズの削減と処理時間の短縮
パフォーマンスの向上に役立てるには、メインのデータファイルには ID のみが含まれるようにする必要があります。メタデータを別個のルックアップ(またはインデックス)テーブルに格納し、これらのレコードを両方に共通するキー変数でメインファイルにリンクします。
ルックアップテーブルによるファイルサイズの削減方法
以下に示すようなデータファイルがあるとします。
次に、メタデータが削除された同じログファイルを示します。ID のみで構成されると、ファイルは小さくなり、処理しやすくなります。
以下のルックアップファイルにはメタデータが含まれており、広告 ID でメインファイルにリンクし直すことができます。サイズにも注意してください。各広告主を複数回繰り返す代わりに、それぞれに 1 つの参照のみが必要です。
ルックアップテーブルを不要にする API
広告配信システムに API が用意されている場合は、ルックアップファイルにメタデータを送信する必要がない可能性があります。その情報を API を使用して取得できる可能性があります。この場合、ログファイルには ID のみを含める必要があります。アドビはお客様と協力して、API を使用してメタデータを取得できるかどうかを判断します。