共有可能なオーディエンス shareable-audiences
People-Based Destinations は、Audience Manager に、Shareable Audiences の概念を導入します。この指標は、Audience Manager が宛先プラットフォームと共有できる、ハッシュ化された電子メールアドレスの数について理解するのに役立ちます。
Shareable Audiences は、People-Based Destinations のコンテキストでオーディエンスデータを解釈するのに役立つ指標です。この指標は、Destinations ページおよび Segment ページ内で確認できます。
セグメント共有可能なオーディエンス segment-shareable-audiences
セグメントページの Segment Shareable Audience 指標は、DPUUID が一致し、特定のルックバック期間の定義済みセグメントに適合し、プロファイル結合ルールが適用され、Audience Manager が宛先プラットフォームと共有できるデータソースのハッシュ化された電子メールアドレスの数を示します。
この指標のルックバック期間は 1 日です。これにより、特定の宛先におけるセグメントのオーディエンスリーチを把握できます。
宛先の共有可能なオーディエンス destination-shareable-audience
People-Based Destinations ページの Destination Shareable Audience 指標は、DPUUID が一致するデータソースのハッシュ化された電子メールアドレスの合計数を示します。Audience Manager は、その DPUUID を、その宛先にマッピングされているすべてのセグメントの宛先プラットフォームと共有できます。
この指標のルックバック期間は全期間です。これにより、ハッシュ化された電子メールアドレスデータソースからリーチできる、オーディエンスの規模を把握するのに役立ちます。
例
Audience Manager のお客様には、110,000 の DPUUID (CRM ID)を含むデータソースがあります。これらは、100,000 個のハッシュ化された電子メールアドレスを Audience Manager に取り込み、複数のユーザーベースの宛先で使用し、100,000 個のハッシュ化された電子メールアドレスの ID を CRM ID と同期します。顧客は All Cross-Device Profiles 結合ルールを使用して、次の 3 つのオーディエンスセグメントを作成できます。
- セグメント A(訪問者数 10,000、宛先 A にマッピング済み)
- セグメント B(訪問者数 20,000、宛先 A にマッピング済み)
- セグメント B(訪問者数 50,000、宛先 B にマッピング済み)
このシナリオでは、以下の手順に従います。
- セグメント A の Shareable Audience = 10,000
- セグメント B の Shareable Audience = 20,000
- セグメント C の Shareable Audience = 50,000
- 宛先 A の Shareable Audience = セグメント A の Shareable Audience + セグメント B の Shareable Audience =30,000
- 宛先 B の Shareable Audience = セグメント C の Shareable Audience = 50,000。