特性適合のバックフィル backfill-trait-realizations
特性適合のバックフィルにより、過去のオーディエンスを収集して、特性作成日前の関連データを逃してしまうことを防ぎます。
未使用シグナルから特性を作成するときに、指定期間における特性適合をバックフィルすることができます。Audience Manager は、新しく作成した特性の対象として認定されるオーディエンスの過去データを収集し、対応するプロファイルに保管します。Backfill Options は、特性ビルダー の「Trait Expression」セクションに表示されます。
特性適合のバックフィルの手順は次のとおりです。
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Audience Data > Signals > Search の順に選択し、シグナル検索を実行するかシグナルダッシュボードを使用して、新しい特性で使用するシグナルを特定します。
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目的のシグナルに基づいて新しい特性を作成します。
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「Trait Expression」セクションの Backfill Options を使用して、特性適合のバックフィルをおこなう期間を選択します。事前定義されているバックフィル期間は、1 日、7 日、14 日および 30 日です。30 日までの範囲でカスタムの期間を指定することもできます。
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(オプション)「Estimated Trait Realizations」セクションの「Estimate Realizations」をクリックして、過去 7 日間にバックフィルされた特性の Unique Trait Realizations および Total Trait Population の推定値を表示します。
note important IMPORTANT 次の演算子を使用した式を含む特性に対しては、特性のバックフィルおよび推定は利用できません。
*!=
*matchesregex
*matcheswords
1. 特性を作成します。
特性の作成が完了すると、適合の統計値にバックフィルされた適合数が表示されます。
特性のバックフィル方法に関するビデオチュートリアルについては、以下のビデオをご覧ください。
特性バックフィル遅延 trait-backfilling-latency
新しく作成した特性では、作成から 2~3 時間後にオーディエンスの収集が開始されます。ただし、Audience Manager で 1 日あたりに処理されるデータ量は多いので、バックフィルした母集団が Unique Trait Realizations グラフおよび Total Trait Population グラフに反映されるまでには時間がかかります。
Audience Manager の Trait Graph は、特性の作成時点から 48 時間以内にバックフィルした母集団で更新されます。
特性のバックフィル制限 trait-backfilling-limit
Data Explorer でバックフィルできる特性は 1 か月あたり 50 個までに制限されており、バックフィルの実行可能回数は毎月 1 日にリセットされます。
レポートへの影響 reporting-impact
Audience Manager により過去のシグナルが特性適合に変換されるので、バックフィルした特性適合は、Unique Trait Realizations 指標および Total Trait Population 指標に反映されます。
ただし、General Reports、Trait Graph、Trend Reportsに、バックフィルで得られた特性作成日前の指標が遡って反映されることはありません。