データフィード購入者に対する請求 billing-for-data-feed-buyers
Audience Marketplace データ購入者は、広告インプレッション数 1,000 回あたりのコスト(CPM)単位の価格で、データフィードに含まれる特性を使用して提供されたすべての広告インプレッション数をレポートすることに同意します。CPM 使用は、毎月 5 日を期限とし、前月のデータが含まれます。定額サブスクリプション購入者は、使用をレポートする必要はありません。
CPM の使用状況の報告方法 report-cpm-usage
Audience Marketplace データ購入者は、広告インプレッション数 1,000 回あたりのコスト(CPM)単位の価格で、データフィードに含まれる特性を使用して提供されたすべての広告インプレッション数をレポートすることに同意します。CPM の使用状況は毎月 5 日を期限とし、前月のデータが含まれます。定額サブスクリプション購入者は、使用をレポートする必要はありません。
Audience Marketplace では、次の 2 種類の方法で CPM の使用状況をレポートできます。
- セグメントレベルのレポート:こちらが推奨される CPMの使用状況のレポート方法です。セグメントレベルで CPM の使用状況をレポートする場合、データフィードレベルのレポートセクションには、CPM データフィードのコスト配分で説明しているアルゴリズムに基づいて、対応する使用量が自動で入力されます。
- データフィードレベルのレポート:この方法では、 データフィードのコスト配分で説明しているアルゴリズムに基づいて、データフィードごとに CPM 使用状況を個別にレポートする必要があります。ただし、この方法はセグメントレベルのレポートに比べて煩雑であり、エラーが生じやすくなります。
セグメントレベルでの CPM 使用状況のレポート segment-level-report
「Segment Usage」タブには、セグメントがマッピング先の宛先ごとにグループ化されて表示され、セグメントレベルでの使用状況をレポートすることができます。
セグメントレベルで CPM の使用状況を報告すると、Audience Marketplace により、CPM データフィードのコスト配分に基づいて、対応するデータフィードに正確な使用状況が自動的に割り当てられます。
セグメントレベルで CPM 使用状況をレポートするには:
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Audience Marketplace > Payables へ移動します。
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「Segment Usage」タブを選択します。
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セグメントの使用状況を入力します。使用状況をレポートする必要があるセグメントが一部に限られている場合は、「Search」ボックスを使用して、セグメントをフィルタリングできます。
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「Edit Segments Usage」をクリックします。
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Usage 列に CPM の使用量を入力します。
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入力が完了したら「Save」をクリックして、確認ダイアログで内容を確認します。
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「Confirm」をクリックします。
セグメントレベルの使用状況をレポートする方法についてのデモビデオもご覧ください。
データフィードレベルでの CPM 使用状況のレポート feed-level-report
データフィードレベルのレポートは、データフィードごとに CPM の使用量を個別に計算する必要があるので、煩雑でありエラーが発生しやすくなります。代わりに、セグメントレベルでの CPM 使用状況のレポートをお勧めします。
セグメントレベルで CPM 使用状況をレポートするには:
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Audience Marketplace > Payables へ移動します。
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「Feed Usage」タブを選択します。
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「Search」ボックスを使用してデータフィードをフィルタリングし、使用状況をレポートするデータフィードを見つけます。
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「Edit Feeds Usage」をクリックします。
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データフィードのコスト配分に基づいて各データフィードの CPM 使用量を計算し、計算結果を Usage 列に入力します。
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入力が完了したら「Save」をクリックして、確認ダイアログで内容を確認します。
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「Confirm」をクリックします。
一括レポート
一括レポートオプションを使用すると、データフィードとセグメントが含まれる CSV ファイルをダウンロードし、このファイルに使用量を記入して Audience Manager にアップロードすることで、CPM 使用状況をレポートする際のエラーとオーバーヘッドを抑えることができます。一括レポートは、フィードの使用量およびセグメントの使用量の両方に使用できます。
CPM の使用状況を一括で更新するには:
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Audience Marketplace > Payables へ移動します。
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更新するレポートの種類に応じて、「Feed Usage」タブまたは「Segment Usage」タブを選択します。
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「Edit Feeds Usage」または「Edit Segments Usage」をクリックします。
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「download the current usage」をクリックして、有効な CSV ファイルを取得します。
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ダウンロードしたファイルをコンピューター上で開き、使用状況レポートに入力します。
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「Choose a CSV file」をクリックして、更新した使用状況レポートをアップロードします。
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ファイルはアップロード後すぐに Audience Manager により検証され、エラーが検出された場合はメッセージが表示されます。
一括レポートの検証エラー
CPM レポートのベストプラクティス
CPM インプレッションの合計数の場合:
小数を使用せずに、インプレッションの合計数をレポートします。Audience Managerは、レポートした合計数に基づいて CPM が自動で計算されます。
1,234,567 個のインプレッションをレポートする場合は、この数字をそのままレポートしてください。インプレッションの合計数を 1,000 で割って、CPM を算出する必要はありません。
Adobe Target や Analytics の宛先などのツールで、Web またはアプリのコンテンツを最適化するための特性(コンテンツ最適化)は、CPM プランの使用量の合計には影響しません。データプロバイダーは通常、定額プランを使用してコンテンツ最適化による報酬を得ています。
詳しくは、CPM データフィードのコスト属性を参照してください。
レポートシステムは、毎月 5 日にクローズします。この日までに CPM の使用状況を報告できなかった場合、その分を翌月のレポートに追加しなければなりません。例えば、10 月に 1000 件のインプレッションを使用して、10 月分の締め切りまでに報告できず、11 月には 1000 件のインプレッションを使用したとします。この場合、10 月と 11 月の合計(2000)を、12 月 1 日から 5 日までの間に報告します。
ヒント:前月分の CPM の使用状況は、翌月の 1 日から 5 日までの間に報告するようにしてください。
CPM の使用状況の報告締切日は翌月 5 日ですが、推奨はされていません。毎月 5 日までに CPM の使用状況を報告すると、Audience Manager でデータの確認と処理をおこなう時間ができます。
CPM データフィードのコスト属性 cost-attribution
Audience Marketplace では、ユーザーがセグメントごとに各月のインプレッションの量を自己申告する必要があります。コスト配分が自動的におこなわれる、セグメントレベルでの CPM 使用状況のレポートをお勧めします。
請求の概要 billing-summary
各月の 1 日から 5 日までに、CPM データフィードのインプレッションの量を報告する必要があります。これを適切におこなうために、セグメントレベルでの CPM 使用状況のレポートをお勧めします。
Report CPM Usage at Data Feed Level が必要な場合は、前月に各フィードで配信されたすべてのインプレッション数をそれぞれ合計し、この記事で説明する請求配分に応じてレポートする必要があります。
前月の CPM 数の報告を受けた後、Adobe は次の作業をおこないます。
- 請求書を作成し、購読されているデータフィードごとの CPM 価格に基づいて請求します。
- 報告された CPM の使用状況に基づいて、データプロバイダー(販売者)に料金を支払います。
特性選定ルールに基づいてフィードレベルでインプレッションを割り当てる assign-impressions
Activation ユースケースでは、セグメントビルダーで対応するデータフィードの特性を使用してセグメントを作成し、宛先にマッピングすることができます。ブール演算子 AND、OR、および NOT を使用すると、特性とセグメントの認定の条件を設定できます。
データフィードレベルで CPM 使用状況をレポートする場合は、特性の認定ルールで使用する Boolean 演算子に従い、各データフィードにインプレッションを比例配分する必要があります。次の表は、ブール演算ルールまたは特性タイプによりインプレッションを適切に配分する方法を示しています。
配信されたインプレッション合計の重み付け配分を、ブール演算子 OR 条件を使用するルールベースのセグメントのすべてのプロバイダー特性に適用します。重み付け配分は次の数式で計算します。
(Trait Population / Segment Population) * Number of Impressions * Cost of CPM
請求の例 billing-examples
以下の例で、データフィードレベルでの CPM の使用量の配分方法について説明します。
次のシナリオについて考えます。
ケース 1:AND 認定ルールを使用するセグメント
このセグメントには、別々のデータプロバイダーからの特性が 3 件あります。セグメント認定は AND 条件に基づいているので、訪問者がセグメントの対象として認定されるには、3 つすべてのフィードからの特性を適合する必要があります。
AND 条件を使用する場合、月内に受け取ったインプレッションの 100%を、3 つすべてのデータプロバイダーに割り当てる必要があります。Audience Marketplace > Payablesセクションで、各プロバイダーに 1,000,000 件のインプレッションを計上します。
この例は、Boolean NOT 演算子を使用するセグメント、またはアルゴリズム特性を含むセグメントに該当します。
ケース 2:OR 認定ルールを使用するセグメント
このセグメントには、別々のデータプロバイダーからの特性が 3 件あります。セグメント認定は OR 条件に基づいているので、訪問者がセグメントの対象として認定されるには、3 つのフィードのうち少なくとも 1 つからの特性を適合する必要があります。
認定は OR 条件に基づいているので、どちらの特性がインプレッションに対応しているかは判別できません。このため、Audience Marketplace > Payables セクションで、特性の母集団に基づいて、インプレッションの合計数を各プロバイダーに重み付け配分し、計上します。
ケース 3:モデリングとアクティベーションを使用したセグメントのユースケース
この例では、2 つのデータフィードのユースケース(モデリングとアクティベーション)に基づいたアトリビューションについて説明します。この例では、次の情報を使用して 2 つのデータプロバイダーを見ていきます。
次の表では、セグメント X にはセグメントルール T1 OR T2 を使用する、T1 と T2 の 2 つの特性があります。ここで、
- T1 は、データフィード A の特性です。
- T2 は、データフィード A とデータフィード B のサードパーティ特性の後にモデル化されたアルゴリズム特性です。
セグメントが宛先にマッピングされ、セグメントレベルのレポートを使用して、1 か月でこのセグメントに 1,000,000 のインプレッションが入力さあれます。
これらの 1,000,000 インプレッションのうち、
- T1 は、セグメント母集団の 40%を占めます。これは、フィード A の 400,000 インプレッションに変換されます。
- T2 は、セグメント母集団の 60%を占めます。これは、フィード A およびフィード B の 600,000 インプレッションに変換されます。
データフィードレベルでは、インプレッションの配分方法は次のとおりです。
- データフィード A は、特性 T2 から 600,000 インプレッション(データフィード A とデータフィード B の特性をモデル化したもの。両方がインプレッションを受け取る)、特性 T1 から 400,000 インプレッション(データフィード A からの特性)、合計 1,000,000 のインプレッションを受け取ります。
- データフィード B は、特性 T2 から 600,000 インプレッション(上述の説明を参照)、特性 T1 から 0 インプレッションを受け取ります。
データフィード別の一目でわかる分類と使用例は次のとおりです。
定額データフィードに関する請求およびインプレッションの割り当て billing-flat-fee
定額料金のデータフィードでは、サブスクリプションの開始日や使用するインプレッションの数にかかわらず、毎月一定額が請求されます。1 か月未満の使用または未使用期間について、費用は日割り計算されません。CPM 請求と同様に、アドビは、請求書を生成し、登録されたデータフィードに対して定額料金で毎月請求します。
例えば、月の半ばで特定の特性を有効にするとします。この場合、購読を開始した時点や特定の特性を有効にした時点にかかわらず、月額の全額が請求されます。