トランザクション ID データソース

トランザクション ID データソースは、オンラインデータとオフラインデータを結び付けることができる概要データソースのバリエーションです。 Analytics 実装で transactionID 変数を使用する必要があります。

  • データソースファイルの行に、オンラインですでに収集されているトランザクション ID と一致するトランザクション ID が含まれている場合、ディメンションと指標がAppMeasurementヒットに追加されます。
  • データ ソース ファイルの行に、一致を含まないトランザクション ID が含まれている場合、その行は概要データ ソースと同様に扱われます。
NOTE
トランザクション ID データソースを使用する前に、まず目的のレポートスイートの 一般的なアカウント設定で有効にする必要があります。

transactionID 値を含むオンラインヒットを送信すると、Adobeは、その時点で設定または保持されるすべての変数の「スナップショット」を取得します。 データソースからアップロードされた、一致するトランザクション ID が見つかった場合、オフラインデータとオンラインデータが結び付けられます。

トランザクション ID データソースには、次のプロパティがあります。

  • 最初にオンラインデータを収集して処理する必要があります。 トランザクション ID データソースがアップロードされてから、そのトランザクション ID に一致するヒットがレポートスイートで処理される場合、データはリンクされません。
  • AppMeasurementを通じて収集されたトランザクション ID は、約 90 日後に有効期限が切れます。 組織で長い取引 ID ウィンドウが必要な場合は、Adobeカスタマーケアにお問い合わせください。
  • 有効期限切れのトランザクション ID でアップロードされたデータソースは、トランザクション ID のないアップロードされたデータと同様に扱われます。
  • オンラインヒットとトランザクション ID データソースの両方に同じ変数が含まれている場合、トランザクション ID データソースの値が使用されます。
  • 変数がオンラインヒットに含まれているが、一致するトランザクション ID データソースヒットには含まれていない場合、オンラインヒット変数は保持されます。
  • 複数のオンラインヒットに同じトランザクション ID を設定した場合、最初の発生のみが、一致するトランザクション ID データソースからのデータで変更されます。
  • 同じディメンションに対して複数のデータソース行で同じトランザクション ID を設定した場合は、最新のディメンション項目が使用されます。

次に例を示します。

  1. AppMeasurementからページビューを送信すると、次の状況になります。

    • eVar1blue と等しい
    • eVar2water と等しい
    • eventsevent1 と等しい
    • transactionID1256 と等しい
  2. ヒットが収集および処理された後、次の条件を満たすトランザクション ID データソースをアップロードします。

    • eVar1yellow と等しい
    • eVar3bird と等しい
    • eventsevent2 と等しい
    • transactionID1256 と等しい
  3. データソースヒットが処理されたら、ワークスペースでレポートを表示します。 データには、次の内容が表示されます。

    • eVar1yellow と等しい
    • eVar2water と等しい
    • eVar3bird と等しい
    • eventsevent2 と等しい

トランザクション ID ヒットによってそれぞれの値が上書きされたので、eVar1 値 blueevent1 指標はレポートに存在しません。

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