purchaseID

purchaseID 変数は、同じ購入を含むヒットによるレポートの水増しを防ぐのに役立ちます。例えば、訪問者が購入確認ページに到達した場合、通常はトランザクションから生み出された売上高に関するデータをアドビに送信します。ユーザーがこのページを複数回更新したり、後で訪問するページをブックマークしたりした場合、これらのヒットによってレポートが水増しされる可能性があります。複数のヒットに同じ購入 ID がある場合、purchaseID 変数は指標の重複を排除します。

アドビがヒットを重複購入と認識した場合、すべてのコンバージョンデータ(eVar やイベントなど)はレポートに表示されません。データフィードでは、duplicate_purchase 列は 1 に設定されます。

購入 ID はすべての訪問者に適用され、37 か月後に有効期限が切れます。 ある訪問者が特定の購入 ID を設定し、その 1 年後に同じ購入 ID を別の訪問者が設定した場合、2 番目の購入の重複が排除されます。

Web SDK を使用した購入 ID

購入 ID は、次の変数にマッピングされます。

Adobe Analytics拡張機能を使用した購入 ID

購入 ID は、Analytics 拡張機能の設定時(グローバル変数)またはルールで設定できます。

  1. Adobe ID 資格情報を使用して、Adobe Experience Platform Data Collection にログインします。
  2. 目的のタグプロパティをクリックします。
  3. 「ルール」タブに移動し、目的のルールをクリックします(またはルールを作成します)。
  4. 「アクション」で、既存の「Adobe Analytics - 変数を設定」アクションをクリックするか、「+」アイコンをクリックします。
  5. 「​ 拡張機能 ​」ドロップダウンリストをAdobe Analyticsに設定し、「​ アクションタイプ ​」を ​ 変数を設定 ​ に設定します。
  6. 「​ 購入 ID」セクションを見つけます。

購入 ID は値またはデータ要素に設定できます。 別の Analytics 変数から値をコピーすることもできます。

AppMeasurementの s.purchaseID と Analytics 拡張機能のカスタムコードエディター

s.purchaseID 変数は、購入に対する一意の ID を含む文字列です。これは購入イベントと同じヒットに設定されます。この変数を設定するには、英数字のみを使用します。

この変数には最大 20 バイトを格納できます。20 バイトを超える値は切り捨てられます。この切り捨てられた値が後続の切り捨てられた値と一致する場合、後続のヒットの重複は排除されます。

s.purchaseID = "ABC123";

digitalData データレイヤーを使用する場合:

s.purchaseID = digitalData.transaction.transactionID;
CAUTION
購入 ID の生成にランダム化関数を使用しないでください。
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