linkLeaveQueryString
AppMeasurement は、デフォルトで、リンクトラッキング URL からクエリ文字列を削除します。linkLeaveQueryString
変数は、リンクトラッキングディメンションでクエリ文字列を保持するために使用します。
ただし、一部の出口リンクおよびダウンロードリンクでは、URL の重要な部分は、クエリ文字列内にあることがあります。例えば、https://example.com/download.asp?filename=myfile.exe
のようなダウンロードリンクの場合、クエリ文字列に重要なリンク情報が含まれます。
サイト上の URL にリンクトラッキング情報が含まれていない場合、この変数を使用する必要はありません。リンクトラッキング URL からクエリ文字列を削除すると、ディメンションに含まれる一意の値の数を制限するのに役立ちます。
linkLeaveQueryString
を有効にすると、すべてのリンクトラッキングディメンション(カスタムリンク、離脱リンク、ダウンロードリンクを含む)が有効になります。
Web SDK を使用してリンククエリ文字列を処理します
クエリ文字列は、XDM フィールド web.webInteraction.URL
からは削除されません。 この XDM フィールドからクエリ文字列を削除する場合は、onBeforeEventSend
を使用して編集できます。
Adobe Analytics拡張機能を使用して URL パラメーターを保持
「URL パラメーターの保持」は、Adobe Analytics 拡張機能の設定時に「リンクトラッキング」アコーディオンの下にあるチェックボックスです。
- Adobe ID 資格情報を使用して、Adobe Experience Platform Data Collection にログインします。
- 目的のタグプロパティをクリックします。
- 「拡張機能」タブに移動し、「Adobe Analytics」の下にある「設定」ボタンをクリックします。
- 「リンクトラッキング」アコーディオンを展開すると、「URL パラメーターの保持」チェックボックスが表示されます。
リンクトラッキングディメンションにクエリ文字列を含める場合は、このチェックボックスをオンにします。
AppMeasurementおよび Analytics 拡張機能のカスタムコードエディターの s.linkLeaveQueryString
s.linkLeaveQueryString
変数はブール値です。デフォルト値は false
です。
- この変数を
true
に設定した場合、クエリ文字列はリンクトラッキング URL に保持されます。 - この変数が
false
に設定されているか、定義されていない場合、リンクトラッキング URL からクエリ文字列が削除されます。
s.linkLeaveQueryString = true;
例
この変数を true に設定する場合、linkInternalFilters
、linkExternalFilters
、linkDownloadFiletypes
などのリンクトラッキングフィルターに影響する可能性があるので、注意してください。
次の例を adobe.com
にあるとして考えます。
<script>
s.linkInternalFilters = "adobe.com";
s.linkLeaveQueryString = true;
</script>
<!--This link is not an exit link because the internal filter matches part of the query string -->
<a href = "example.com?r=adobe.com">Example link</a>