Target の従来の API から Adobe I/O の新しい API への移行について説明します。
Adobe Target Classic の廃止に伴い、Target Classic アカウントに関連付けられている API も利用できなくなりました。ここでは、従来の API ベースの統合を、Adobe I/O ベースの Target API に移行する方法について説明します。
Target API ドキュメントについて詳しくは、Target API と NodeJS SDK.
用語 | 説明 |
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従来の API | Target Classic アカウントに関連付けられている API。これらの API の呼び出しは、ユーザー名とパスワードによる認証に基づいており、ホスト名は testandtarget.omniture.com を使用します。API 呼び出しでリクエスト URL にユーザー名とパスワードが含まれている場合は、Adobe I/O API に移行する必要があります。 |
Adobe I/O | Adobe I/O は Target API 用の新しいゲートウェイです。この API は Target Standard/Premium アカウントに関連付けられています。Adobe I/O の Target API では、安全な企業 API の業界標準である JWT ベースの認証を使用します。 |
Target Classic の廃止に伴い、次の段階を踏んで従来の API が廃止されます。
日付 | 詳細 |
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2017 年 10 月 18 日 | 書き込み操作(saveCampaign 、copyCampaign 、saveHTMLOfferContent 、setCampaignState )を実行する API メソッドがすべて廃止されました。同日にすべての Target Classic ユーザーアカウントのステータスが読み取り専用に設定されました。 |
2017 年 11 月 15 日 | 残りの API が廃止されました。同日に Target Classic のユーザーインターフェイスも廃止されました。 |
Recommendations Classic の API については、この予定の影響はありません。
次の表には、従来の API メソッドに対応する新しい Target API メソッドがまとめられています。従来の API による XML 応答とは異なり、新しい API では JSON が返されます。
新しい API の各メソッドをクリックすると、API ドキュメントサイト内のそのメソッドに関する節に移動します。それぞれの API メソッドのサンプルを確認できます。Admin Postman Collection でも、Adobe I/O の新しい Adobe API の各メソッドについて、API 呼び出しのサンプルを確認できます。
グループ | 従来の API メソッド | 新しい API メソッド | メモ |
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キャンペーン/アクティビティ | キャンペーンの作成 | AB アクティビティの作成 XT アクティビティの作成 |
新しい API では、AB と XT で別々の作成メソッドを使用します。 |
キャンペーンの更新 | AB アクティビティの更新 XT アクティビティの更新 |
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キャンペーンのコピー | 該当なし | アクティビティの作成 API を使用します。 | |
キャンペーンリスト | アクティビティのリスト | ||
キャンペーン状態 | アクティビティ状態の更新 | ||
キャンペーン表示 | ID での AB アクティビティの取得 ID での XT アクティビティの取得 |
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サードパーティキャンペーン ID | 該当なし | thirdpartyID を使用する場合は、該当のアクティビティメソッドを使用できます。 | |
オファー | オファー作成 | オファーの作成 | |
オファー取得 | ID でのオファーの取得 | ||
オファーリスト | オファーのリスト | ||
フォルダーリスト | 該当なし | Target Standard/Premium ではフォルダーはサポートされていません。 | |
レポート | キャンペーンのパフォーマンスレポート | AB パフォーマンスレポートの取得 XT パフォーマンスレポートの取得 |
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監査レポート | 監査レポートの取得 | ||
1:1 コンテンツレポート | AP パフォーマンスレポートの取得 | ||
アカウントの設定 | ホストグループの取得 | 環境のリスト |
例外の適用が必要な場合は、担当のカスタマーサクセスマネージャーまでお問い合わせください。
Adobe I/O の新しい Target API への移行について、ご質問がある場合やサポートが必要な場合は、Adobe Target の ClientCare(tt-support@adobe.com)までお問い合わせください。