Adobe Target のプロセスおよび設定はプライバシーを考慮した設計になっており、個人情報保護法に準拠した方法で を使用できます。Target
Web サイトの訪問者の IP アドレスは、Adobe Data Processing Center(DPC)に送信されます。訪問者のネットワーク設定によっては、この IP アドレスが訪問者のコンピューターの IP アドレスと一致しないことがあります。例えば、この IP アドレスは、Network Address Translation(NAT)ファイアウォール、HTTP プロキシ、またはインターネットゲートウェイの外部 IP アドレスである可能性があります。Target は、ユーザーの IP アドレスまたは個人情報(PII)を保存しません。IP アドレスは、セッション(メモリ内、永続化されません)の有効期間中に Target によってのみ使用されます。
アドビは、Adobe ClientCare が Adobe Target に関して有効化できる新しい「プライバシーバイデザイン」設定を開発しました。この設定を有効にすると、アドビが IP アドレスを収集する際に、IP アドレスの最終オクテット(最後の部分)が隠されます。この匿名化処理は、IP アドレスに何らかの処理(オプションとしておこなわれる IP アドレスの地域ルックアップを含む)を加える前に実行されます。
この機能を有効にすると、IP アドレスの匿名性が高まり、個人情報を特定できなくなります。そのため、個人情報の収集を認めない各国の個人情報保護法に準拠した形で Adobe Target をご利用いただくことができます。IP アドレスの不明化をおこなうと、市レベルの情報の取得が著しく困難になる場合があります。地域レベルおよび国レベルの情報の取得に関しては、それほど大きな影響はありません。
以下の設定を使用できます。
ターゲットは、完全なIPアドレスを受信し、指定に従って、そのアドレスを不明化します(最終オクテットまたはフルIPに設定されている場合)。 次に、ターゲットは、セッション中、メモリ内の不明化されたIPアドレスを保持します。
現在使用している設定やIPの不明化機能を有効にする場合は、Adobeクライアント ケアにお問い合わせください。
IP アドレスの最終オクテットの置き換えを有効にした場合、Adobe Target のレポートでは、IP アドレスの残りの部分が分析されます。IP アドレスの最終オクテットを不明化しなかった場合は、Adobe Target では完全な IP アドレスが分析されます。地理特性機能を使用して、地理的な地域によって訪問者の位置を把握できます。地理特性データの精度は市レベルまたは郵便番号レベルにとどまり、個人レベルでの特定はできません。
IP アドレスが完全に不明化されている場合、地理特性と GeoTargeting は使用できません。
訪問者がカウントやコンテンツ配信をすべて停止(オプトアウト)できるオプトアウトリンクを、サイトに追加できます。
サイトに次のリンクを追加します。
<a href="https://clientcode.tt.omtrdc.net/optout"> Your Opt Out Language Here</a>
clientcode
をお客様のクライアントコードに置き換え、このオプトアウト URL にリンクさせるテキストまたは画像を追加します。
このリンクをクリックした訪問者は、Cookie を削除するか、最初に訪問してから 2 年経過するまで、閲覧しているセッションから呼び出される mbox リクエストに含まれません。disableClient
ドメイン内の「clientcode.tt.omtrdc.net
」という訪問者に Cookie が設定され、この機能が適用されます。
ファーストパーティ Cookie の導入を使用している場合でも、提供されたオプトアウトは、サードパーティ Cookie を使用するように設定されます。クライアントがファーストパーティ Cookie のみを使用している場合は、オプトアウト Cookie が設定されているかどうかをチェックします。
欧州和集合のGDPR(General Data Protection Regulation)、カリフォルニア消費者プライバシー法(CCPA)、その他の国際的なプライバシー要件、およびこれらの規制が貴社やAdobe Targetに与える影響については、プライバシーとデータ保護に関する規則を参照してください。