Apple Intelligent Tracking Prevention(ITP)2.x

Intelligent Tracking Prevention(ITP)は、Safari ユーザーのプライバシーを保護するための Apple の取り組みです。ITP の最初のリリース(2017 年)では、サードパーティ Cookie の使用を対象としていました。実際、Apple は、サードパーティ Cookie を完全にブロックしましたが、サードパーティ Cookie は、訪問者の追跡および訪問者データの収集に一般的に使用されていたので、広告技術およびマーケティング技術会社にとって深刻な頭痛の種となりました。現在、Apple は、Safari 内でのファーストパーティ Cookie の使用方法に制限や制約を課すことに移行しています。

ITP のこれらのバージョンには、次の制限が含まれています。

バージョン 詳細
ITP 2.1 document.cookie API を使用してブラウザーに配置されたクライアント側 Cookie の有効期限の上限は 7 日間になりました。
2019 年 2 月 21 日にリリースされました。
ITP 2.2 7 日間の有効期限の上限が 1 日に大幅に短縮されました。
2019 年 4 月 24 日にリリースされました。
ITP 2.3 localStorageの使用やJavaScript Document.referrer propertyの使用など、いくつかの回避策を排除しました。
2019年9月24日にリリースされました。
Safari 14、macOS Big Sur、Catalina、Mojave、iOS 14およびiPadOS 14でリリースされたITPに対するCNAMEクローキングの防御機能。サードパーティのCNAMEクロークHTTP応答で作成されたすべてのcookieは、7日後に期限切れに設定されます。
2020年11月13日に発表されました。

AdobeTargetのお客様に与える影響は何ですか。

Target は、ページにデプロイするための JavaScript ライブラリを提供し、これにより、Target によるリアルタイムパーソナライゼーションを訪問者に実現できます。document.cookie APIを使用して訪問者のブラウザーにクライアント側のTarget Cookieを配置する、at.js 1.xおよびat.js 2.xの3つのTarget JavaScriptライブラリがあります。 その結果、Target Cookieは、AppleのITP 2.1、2.2および2.3の影響を受け、7日後(ITP 2.1)または1日後(ITP 2.2およびITP 2.3)に期限が切れます。

Apple ITP 2.xは、次の領域でTargetに影響を与えます。

影響 詳細
個別訪問者数が増加する可能性 有効期限が7日(ITP 2.1)および1日(ITP 2.2およびITP 2.3)に設定されているので、Safariブラウザーからの個別訪問者数が増加している可能性があります。 訪問者が7日後(ITP 2.1)または1日後(ITP 2.2およびITP 2.3)にドメインに再訪問した場合、Targetは、期限切れのCookieの代わりに、ドメインに新しいTarget Cookieを配置するよう強制されます。 新しい Target Cookie は、ユーザーが同じであっても、新しい個別訪問者と解釈されます。
Target アクティビティのルックバック期間の短縮 Target アクティビティの訪問者プロファイルは、決定のためのルックバック期間が短縮した可能性があります。Target Cookie は、訪問者を特定するために活用され、パーソナライゼーション用にユーザープロファイル属性を格納します。Safariでは、Target Cookieの有効期限が7日後(ITP 2.1)または1日後(ITP 2.2および2.3)に切れる場合があるので、パージされたTarget Cookieに結び付けられたユーザープロファイルデータは、判定に使用できません。
サードパーティ ID に基づくプロファイルスクリプト 有効期限が7日(ITP 2.1を使用)および1日(ITP 2.2およびITP 2.3を使用)に設定されているので、3rdPartyID cookieに基づくプロファイルスクリプトは、有効期限が切れると機能しなくなります。
iOS デバイスでの QA/プレビュー URL 有効期限は7日(ITP 2.1を使用)および1日(ITP 2.2およびITP 2.3を使用)に設定されるので、 QA/プレビューURLは、URLが3rdPartyID Cookieに基づいているので、有効期限が切れると機能しなくなります。

現在の Target の実装は影響を受けますか?

Target JavaScriptライブラリに加えてExperience CloudID(ECID)ライブラリを使用している場合は、この記事に示す方法で実装に影響が及びます。Safari ITP 2.1がAdobe Experience CloudおよびExperience Platformのお客様に与える影響

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