Adobe Target で多変量分析テスト(MVT)アクティビティを作成および実行する際のパフォーマンスの向上、問題の回避、発生する可能性がある既知の問題の修正に役立つヒントです。
有意な結果をもたらす可能性があるページの場所に注目します。
例えば、バナーやメイン画像は、フッターを変更するよりも多くのコンバージョンにつながる可能性があります。テストに効果の低い場所を組み込むと、ページ上のより効果の高い場所をテストするのに必要なトラフィック量や時間が増えることになります。
事前にページのバリエーションを準備します。
各オファーのコンテンツの差異を把握し、MVT テストで使用する画像、テキストおよび HTML オファーを作成します。
テストに必要となる以上の組み合わせを組み込まないでください。
テストする組み合わせの数が増えると、期待に添った結果を実現するために必要なトラフィック量および時間が大幅に増加します。例えば、それぞれ 3 つのオファーが組み込まれた場所が 3 つある場合、27 の組み合わせ(3 x 3 x 3)になります。3 つの場所があり、そのうちの 2 つの場所に 3 つのオファーが、1 つの場所に 2 つのオファーが組み込まれている場合、組み合わせは 18(3 x 3 x 2)になります。場所やオファーの数が増えると、組み合わせの数は大きく増加します。
場所およびオファーに名前を付けます。
テスト内のそれぞれの場所およびオファーを、わかりやすい名前に変更できます。それぞれの場所におけるオファーの数が、場所のヘッダーに表示されます。わかりやすい名前を付けると、レポートを調査するときにオファーを特定しやすくなります。
望ましくないコンテンツの組み合わせを避けるためにプレビュー機能を利用します。
テストを開始する前に、テストによって生成されるすべてのエクスペリエンスを確認します。矛盾する内容を謳う組み合わせ(同じエクスペリエンスで 20%オフと 19 ドルオフを謳うなど)がないかや、同じ色を背景色と前景色で使用するなどの不適切なデザインがないかを確認します。
トラフィック見積もりを使用して、ページで予想されるトラフィック量に合ったテストをおこないます。
望ましい結果を得ることができるように、トラフィック見積もりでテスト設定が適切であることを確認します。
各要素の代替オプションの内容を大幅に変えることをお勧めします。
場所の貢献度レポートを頻繁に参照して、それぞれの場所とオファーのパフォーマンスを監視します。
エクスペリエンスのパフォーマンスレポートでは、上位 5 件と下位 5 件のフィルターに表示されるデータに基づいて判断をおこないます。
すべてのエクスペリエンスを表示フィルターでは、必要な情報を抽出するのが困難であり、またすべてのエクスペリエンスがグラフに表示されるわけではありません。すべてのフィルターは、上位 5 件または下位 5 件に含まれていない特定のエクスペリエンスを確認する場合に使用します。
Target では、テストが開始されているアクティビティを編集することができますが、進行中のアクティビティを編集するとテストがリセットされる場合があることに注意してください。そのため、レポートで一部の変更が認識されない場合があります。オファーライブラリに含まれている HTML オファーに変更を加えることは安全です。
エクスペリエンス名やレポートがリセットされるアクションには、次のものがあります。
MVT テストの後に 1 つ以上の A/B テストをおこなうことで、目的の結果を得るための最良のコンテンツを判断できます。
目標を達成するために最も有用な場所およびコンテンツを特定したら、A/B テストを実行して、さらに結果を絞り込むことができます。例えば、最も重要な場所を特定したら、2 つの異なる画像を比較してテストしたり、コールトゥアクションの言葉遣いや色を比較したりできます。