アクションは、アプリ内で発生し、測定対象となるイベントです。各アクションには、イベントが発生するたびに増分される、1 つ以上の対応する指標があります。例えば、記事が表示されるたび、またはレベルが完了するたびに、新規サブスクリプションを追跡します。これらのイベントに対応する指標は、サブスクリプション、読み取った記事、完了したレベルとして設定されます。
アクションは自動的には追跡されません。そのため、イベントを追跡するには、trackAction
を呼び出す必要があります。
ライブラリをプロジェクトに追加し、ライフサイクルを実装します。
詳しくは、コア実装とライフサイクルの「プロジェクトへの SDK と設定ファイルの追加」を参照してください。
ライブラリをインポートします。
#import "ADBMobile.h"
追跡するアクションがアプリ内で発生したら、trackAction
を呼び出して、このアクションのヒットを送信します。
[ADBMobile trackAction:@"myapp.ActionName"
data:nil];
この呼び出しをおこなうコードが、アプリがバックグラウンドになっているときに実行される可能性がある場合は、trackActionFromBackground
ではなく trackAction
を呼び出します。
Adobe Mobile Services UI で、アプリを選択し、「アプリ設定」をクリックします。
「変数と指標の設定」をクリックしてから、「カスタム指標」タブをクリックします。
コードに定義されているコンテキストデータ名(例えば、a.action=myapp.ActionName
)をカスタムイベントにマッピングします。
すべてのアクション値を保持する prop を設定することもできます。そのためには、「カスタムアクション」などの名前のカスタム prop をマッピングし、値を a.action
に設定します。
アクション名に加え、各 trackAction コールとともに追加のコンテキストデータを送信できます。
NSMutableDictionary *contextData = [NSMutableDictionary dictionary];
[contextData setObject:@"Twitter" forKey:@"myapp.social.SocialSource"];
[ADBMobile trackAction:@"myapp.SocialShare" data:contextData];
コンテキストデータ値は、カスタム変数にマッピングする必要があります。
アプリがバックグラウンドになっているときに実行される可能性があるコードのアクションを追跡する場合は、trackActionFromBackground
ではなく trackAction
を呼び出します。trackActionFromBackground
には、実行すべきではないときにライフサイクルコールを実行しないようにする、いくつかの追加ロジックが含まれています。
インターフェイス | レポート |
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Adobe Mobile Services | アクションパスレポート。アプリでアクションが発生する順序を表示します。任意のレポートで「カスタマイズ」をクリックすると、ランク付け、トレンド表示または分類レポートでアクションを表示したり、フィルターを適用して特定のセグメントのアクションを表示したりできます。 |
Marketing Reports and Analytics | カスタムイベントレポート。アクションがカスタムイベントにマップされた後、他のすべての Analytics イベントと同様にモバイルイベントを表示できます。 |
アドホック分析 | カスタムイベントレポート。アクションがカスタムイベントにマップされた後、他のすべての Analytics イベントと同様にモバイルイベントを表示できます。 |