Adobe Mobile Services は、モバイルアプリケーション用のモバイルマーケティング機能を Adobe Experience Cloud 上で統合する新しい UI を提供します。今回は、Adobe Analytics および Adobe Target ソリューションのアプリ分析およびターゲティング機能とのシームレスな統合を提供します。
詳しくは、Adobe Mobile Services のドキュメントを参照してください。
Experience Cloud ソリューション用 Roku SDK 2.x を使用すると、BrightScript で記述された Roku アプリケーションを測定したり、Audience Management を使用してオーディエンスデータを利用および収集したり、ビデオハートビートを使用してビデオエンゲージメントを測定したりできます。
ダウンロードした Roku ライブラリをプロジェクトに追加します。
ダウンロードファイルの AdobeMobileLibrary-2.*-Roku.zip
には、次のソフトウェアコンポーネントが含まれています。
adbmobile.brs
:このライブラリファイルは、Roku アプリのソースフォルダーに含まれています。
ADBMobileConfig.json
:アプリ用にカスタマイズされた SDK 設定ファイル。
プロジェクトソースに、ライブラリファイルと JSON 設定ファイルを追加します。
Adobe Mobile の設定に使用する JSON には、mediaHeartbeat
という名前のメディアハートビート専用のキーがあります。メディアハートビートの設定パラメーターは、このキーに属しています。
サンプルの ADBMobileConfig
JSON ファイルがパッケージに付属しています。設定については、アドビの担当者にお問い合わせください。
例:
{
"version":"1.0",
"analytics":{
"rsids":"",
"server":"",
"charset":"UTF-8",
"ssl":false,
"offlineEnabled":false,
"lifecycleTimeout":30,
"batchLimit":50,
"privacyDefault":"optedin",
"poi":[ ]
},
"marketingCloud":{
"org":""
},
"target":{
"clientCode":"",
"timeout":5
},
"audienceManager":{
"server":""
},
"acquisition":{
"server":"example.com",
"appid":"sample-app-id"
},
"mediaHeartbeat":{
"server":"example.com",
"publisher":"sample-publisher",
"channel":"sample-channel",
"ssl":false,
"ovp":"sample-ovp",
"sdkVersion":"sample-sdk",
"playerName":"roku"
}
}
設定パラメーター | 説明 |
---|---|
server |
バックエンドのトラッキングエンドポイントの URL を表す文字列。 |
publisher |
コンテンツパブリッシャーの一意の識別子を表す文字列。 |
channel |
コンテンツ配信チャネルの名前を表す文字列。 |
ssl |
SSL をトラッキングコールに使用するかどうかを示すブール値。 |
ovp |
ビデオプレーヤープロバイダーの名前を表す文字列。 |
sdkversion |
現在のアプリケーションまたは SDK のバージョンを表す文字列。 |
playerName |
プレーヤーの名前を表す文字列。 |
mediaHeartbeat
を誤って設定した場合、メディアモジュール(VHL)がエラー状態になり、トラッキングコールの送信が中止されます。
Experience Cloud 訪問者 ID を設定します。
Experience Cloud 訪問者 ID サービスは、Experience Cloud ソリューション全体に汎用の訪問者 ID を提供します。訪問者 ID サービスは、ビデオハートビートおよびその他の Experience Cloud 統合に必要です。
ADBMobileConfig
設定ファイルに marketingCloud
組織 ID が含まれていることを確認します。
"marketingCloud": {
"org": YOUR-MCORG-ID"
}
Experience Cloud 組織 ID は、Adobe Experience Cloud 内の各クライアント企業を一意に識別するもので、016D5C175213CCA80A490D05@AdobeOrg
のようになります。
「@AdobeOrg
」が含まれている必要があります。
設定が完了すると、Experience Cloud 訪問者 ID が生成され、すべてのヒットに含まれます。custom
や automatically-generated
などの他の訪問者 ID は、引き続きヒットごとに送信されます。
Experience Cloud 訪問者 ID サービスメソッド
Experience Cloud 訪問者 ID メソッドのプレフィックスは visitor
です。
メソッド | 説明 |
---|---|
visitorMarketingCloudID |
訪問者 ID サービスから Experience Cloud 訪問者 ID を取得します。ADBMobile().visitorMarketingCloudID() |
visitorSyncIdentifiers |
Experience Cloud 訪問者 ID を使用して、各訪問者に関連付けることのできる追加の顧客 ID を設定できます。訪問者 API は、同じ訪問者に対して複数の顧客 ID と、異なる顧客 ID の範囲を区別するための顧客タイプ識別子を受け取ります。このメソッドは、setCustomerIDs に対応します。例:identifiers={} identifiers["idType"]="idValue" ADBMobile().visitorSyncIdentifiers(identifiers) |
setAdvertisingIdentifier |
SDK で広告(RIDA)用に Roku ID を設定するために使用されます。例:ADBMobile().setAdvertisingIdentifier( "<sample_roku_identifier_for_advertising>") Roku SDK getRIDA() API を使用して、広告(RIDA)用の Roku ID を取得します。 |