このリファレンスは、Adobe Analytics 拡張機能の設定に関する情報、およびこの拡張機能を使用してルールを作成するときに使用できるオプションに関する情報です。
この節では、Adobe Analytics 拡張機能を設定する際に使用できるオプションについて説明します。
Adobe Analytics 拡張機能がまだインストールされていない場合は、プロパティを開いてからExtensions > Catalogをクリックし、Adobe Analytics 拡張機能にカーソルを置いて「 Install」をクリックします。
拡張機能を設定するには、「拡張」タブを開き、拡張機能にカーソルを置いて「Configure」を選択します。
設定ページの「Library Management」セクションからオプションを選択します。次の設定オプションを使用できます。
次の各環境に対して、1 つ以上のレポートスイートを指定します。
このオプションを選択する場合は、次の各環境に対して 1 つ以上のレポートスイートを指定します。
Activity Map は、AAM モジュールと同様、個別のモジュールとして読み込まれます。デフォルトでは Activity Map はオンになっていますが、オフにしたい場合は、設定でチェックボックスをオフにすることができます。
このチェックボックスをオンにすると、トラッカーオブジェクトをグローバルに使用することができます。例えば、サイト上の任意の場所で変数 window.s.pageName
を定義できます。
ライブラリの URL を指定します。
ライブラリの URL を指定します。
このオプションを選択する場合は、次の各環境に対して 1 つ以上のレポートスイートを指定します。
グローバルに使用するトラッカーオブジェクトを指定します。
コアの AppMeasurement コードを挿入できます。このコードは、自動生成メソッドを使用すると自動的に生成されます。
Adobe Experience Platform Launch コードエディターで使用されるバリデーターは、開発者が作成したコードの問題を識別するように作られています。縮小処理をおこなったコード(コードマネージャーからダウンロードした AppMeasurement.js コードなど)は、Platform Launch バリデーターによって、誤って「問題あり」とフラグ付けされることがありますが、通常は無視できます。
このオプションを選択する場合は、次の各環境に対して 1 つ以上のレポートスイートを指定します。
グローバルに使用するトラッカーオブジェクトを指定します。
設定ページの「General」セクションからオプションを選択します。次の設定オプションを使用できます。
EU プライバシー Cookie に基づいたトラッキングを有効または無効にします。
EU コンプライアンスのチェックボックスをオンにすると、Tracking Cookie Name フィールドが表示されます。トラッキング cookie により、デフォルトのトラッキング cookie 名が上書きされます。Platform Launch が、別の Cookie の受信に対するオプトアウトステータスを追跡するために使用する名前をカスタマイズできます。
ページが読み込まれる際に、システムは、sat_track という名前(またはプロパティ編集ページで変更したカスタム名)の Cookie が設定されているかどうかを確認します。次の情報を考慮してください。
訪問者がオプトアウトしている場合、sat_track(またはカスタム名)cookie を false に設定する必要があります。次のカスタムコードを実行することでこれを達成できます:
_satellite.cookie.set("sat_track", "false");
また、後で訪問者によるオプトイン操作ができるようにするには、この Cookie を次のようにしてtrue に設定するための仕組みを用意する必要があります。
_satellite.cookie.set("sat_track", "true");
イメージリクエストのエンコード方法を決定します。実装またはサイトで非 ASCII 文字を使用している場合は、ここで文字セットを定義することが重要です。プリセット文字セットを選択するか、カスタム文字セットを指定できます。サイトと同じ文字コードを使用することをお勧めします。通常、この値は UTF-8 です。
文字セットは、s.charSet
変数を使用して Analytics カスタムコードで設定できます。文字セットについて詳しくは、charSet のドキュメントを参照してください。
売上高および通貨イベントに適用するコンバージョン率を決定します。サイトが訪問者に対し、複数の通貨での購入を許可している場合、通貨コードを設定すると、金額が正しく変換されて保存されます。
サポートされる通貨コードについて詳しくは、currencyCode を参照してください。
ファーストパーティ cookie の保存場所を示すために、ファーストパーティ cookie の実装で使用されます。Experience Cloud ID サービスを使用する場合、アドビでは、このフィールドの入力についてアドバイスします。
トラッキングサーバーは、s.trackingServer
変数を使用して Analytics カスタムコードで設定できます。
Adobe Analytics 実装ガイドの「trackingServer」を参照してください。
ファーストパーティ cookie の保存場所を示すために、SSL ファーストパーティ cookie の実装で使用されます。Experience Cloud ID サービスを使用する場合、アドビでは、このフィールドの入力についてアドバイスします。定義されていない場合、SSL データはトラッキングサーバーを使用します。
SSL トラッキングサーバーは、s.trackingServerSecure
変数を使用して Analytics カスタムコードで設定できます。
「trackingServerSecure」を参照してください。
このセクションを使用して、eVar と Prop を設定し、階層を作成します。
グローバル変数は、Analytics トラッキングオブジェクトがページ上で初期化されたときに、そのオブジェクトで設定される変数です。ここで設定した変数は、各ページでトラッキングオブジェクトが作成されるときに設定されます。これらの変数を設定すると、他のすべての変数と同様に、これらの変数が設定されます。つまり、ルールはこれらの変数を修正、変更またはクリアできます。
Web アプリケーションが通常 1 ページに 1 つのビーコンを送信する場合、このセクションを使用すれば、変数を 1 か所で簡単に設定できます。アプリケーションがページごとに 1 つ以上のビーコンを送信し(シングルページアプリケーションなど)、変数をクリアして同じトラッキングオブジェクトを使用してリセットする必要がある場合は、変数を設定およびクリアするルールに依存する方が簡単です。
設定ページの「Link Trackng」セクションからオプションを選択します。次の設定オプションを使用できます。
ClickMap は、Internet Explorer および Firefox 用のプラグインであり、Reports & Analytics を構成する 1 つのモジュールです。
サイト上のダウンロード可能なファイルへのリンクを追跡します。
「s.trackDownLoadLinks」を参照してください。
「Track Download」オプションを有効にすると、ダウンロードレポートに含まれるファイルリンクの拡張機能を選択できます。リンクされた拡張機能を使用しているファイルへのリンクがサイトに含まれている場合、これらのリンクの URL がレポートに表示されます。
「s.linkDownloadFileTypes」を参照してください。
選択されたリンクのいずれかが他のサイトへのリンクであるかどうかが判断されます。
「s.trackExternalLinks」を参照してください。
単一ページアプリに関する考慮事項:一部の SPA(単一ページアプリ)Web サイトで採用されているコーディング方法の場合、その SPA サイト上にあるページへの内部リンクが、外部リンクの形式になっていることがあります。
SPA サイトから外部へのリンクは、次のいずれかの方法でトラッキングできます。
http://testsite.com/spa/\#
。このホストへのすべての # リンクは無視されます。その他のホストに対するすべての外部リンク(例:https://www.google.com)は追跡されます。例えば、spa/#/about にあるページをトラッキングするには、「about」を「Always Track」セクションに登録します。
そうすると、外部リンクのうち「about」ページだけがトラッキングされます。ページ上にあるその他のリンク(例:https://www.google.com)は追跡されません。
これらの 2 つのオプションは、相互に排他的です。
クエリー文字列を維持します。
「s.linkLeaveQueryString」を参照してください。
Adobe Analytics 拡張機能のデプロイに使用する Cookie のグローバル設定について、フィールドの説明を設定します。次の設定オプションを使用できます。
オンラインとオフラインの両方のシステムに存在する顧客を表す一意の値。
visitorID を参照してください。
Cookie の設定場所であるドメインを識別する変数。
visitorNamespace を参照してください。
ページ URL のドメイン内のピリオド数を指定することで、Analytics の Cookie である s_cc
と s_sq
を設定するドメインが決定されます。この変数は、一部のプラグインで、プラグインの cookie を設定するための適切なドメインを決定する際にも使用されます。
「s.cookieDomainPeriods」を参照してください。
fpCookieDomainPeriods
変数は、導入でサードパーティ 2o7.net または omtrdc.net ドメインが使用されている場合でも、JavaScript(s_sq
、s_cc
、プラグイン)によって設定された本質的にファーストパーティの Cookie 用に使用されます。
「s.fpCookieDomainPeriods」を参照してください。
Cookie の存続期間を決定します。
「s.cookieLifetime」を参照してください。
この変数を使用すると、AppMeasurement に対して安全な cookie の書き込みを許可します。
writeSecureCookies を参照してください
エディターを使用してページコードをカスタマイズします。
拡張機能設定のこのセクションを使用して、Audience Manager が Analytics でどのように操作するかを指定します。
「Automatically share Analytics data with Audience Manager」を有効にします。
次のオプションが表示されます。
Audience Manager サブドメインは、Adobe Audience Manager によって割り当てられます。「パートナー ID」や「パートナーサブドメイン」と呼ばれることもあります。パートナー名が不明な場合は、アドビのコンサルタントまたはカスタマーケアにお問い合わせください。
詳細設定をおこなうには、詳細設定を表示して環境設定を入力します。
各設定について詳しくは、情報アイコンを選択するか、Adobe Audience Manager のドキュメントを参照してください。
この節では、Analytics 拡張機能で使用できるアクションタイプについて説明します。
Analytics 拡張機能は、次のアクションを提供します。
重要: 「Set Variables」アクションを使用しても、ビーコンは送信されません。「Send Beacon」アクションを使用する必要があります。
1 つ以上の eVar を設定します。
1 つ以上の prop を設定します。
1 つ以上のイベントを設定します。
Analytics 階層変数を設定します。
階層内の各レベルを指定します。
必要に応じて、追加の階層を設定します。
ページで使用するその他の情報を指定します。
この設定には、次のものが含まれています。
ページ名
ページ URL
サーバー
チャネル
リファラー
キャンペーン
購入 ID
値またはクエリパラメータのいずれかを指定します
都道府県
郵便番号
トランザクション ID
これらの設定は、「追加設定」チェックボックスを選択すると、「グローバル変数」メニューに表示されます。
説明
エディターを使用してカスタムのページコードを指定します。
設定
ページビューを増分する場合に選択します。
ページビューを増分しない場合に選択します。
設定
リンクタイプを選択します。
次のいずれかを選択できます。
選択したリンクのパラメーターを設定します。
Keep Changes を選択します。
「Clear Variables」アクションタイプが選択されている場合、設定オプションはありません。