特定の送信セーフリストをサンドボックスレベルで定義して、テスト目的の安全な環境を構築できるようになりました。
ミスが発生する可能性のある非実稼動インスタンスでは、許可リストにより、不要なメッセージが顧客に送信されるリスクがなくなります。
この機能を、実稼動用サンドボックスと非実稼動用サンドボックスで使用できるようになりました。
許可リストを使用すると、特定のサンドボックスから送信するメールを受信する権限のある唯一の受信者またはドメインとなる個々のメールアドレスまたはドメインを指定できます。これにより、テスト環境で実際の顧客アドレスに誤ってメールを送信するのを防ぐことができます。
これはメールチャネルにのみ適用されます。
許可リストを有効にするには、次の手順に従います。
チャネル/メール設定/許可リストメニューにアクセスします。
「編集」をクリックします。
「許可リストを有効化」を選択します。
「保存」をクリックします。この許可リストは有効です。
許可リストのロジックが適用されるのは、その機能が有効で、かつ、許可リストが空でない場合です。詳しくは、この節を参照してください。
特定のサンドボックスの許可リストに新しいメールアドレスまたはドメインを追加するには、listType
属性に ALLOWED
の値を指定して抑制 API を呼び出す必要があります。例えば:
「追加」、「削除」および「取得」の操作を実行できます。
許可リストには、最大 1,000 個のエントリを含めることができます。
API 呼び出しについて詳しくは、 Adobe Experience Platform API リファレンスドキュメントを参照してください。
許可リストが空の場合、許可リストロジックは適用されません。つまり、プロファイルが抑制リストに含まれていない限り、任意のプロファイルにメールを送信できるということです。
許可リストが空でない場合、許可リストロジックが適用されます。
エンティティが許可リストになく、抑制リストにもない場合、対応する受信者はメールを受信しません(許可されていないことが理由)。
エンティティが許可リストにあり、抑制リストにない場合は、対応する受信者にメールを送信できます。ただし、エンティティが抑制リストにも登録されている場合、対応する受信者はメールを受信しません(抑制されていることが理由)。
「許可されていない」のステータスを持つプロファイルは、メッセージ送信プロセス中に除外されます。したがって、ジャーニーレポートには、これらのプロファイルがジャーニー(セグメントを読み取りアクティビティとメッセージアクティビティ)を移動したものとして表示されますが、これらはメール送信前に除外されるので、メールレポートでは、送信済み指標に含まれません。
実稼働以外のサンドボックスでこの機能を有効にすると、許可リストに登録されていなかったので送信から除外されたメールアドレスやドメインを取得できます。それには、Adobe Experience Platform Query Service を使用して、以下の API 呼び出しを行います。
受信者が許可リストに登録されていなかったので送信されなかったメールの数を取得するには、次のクエリを使用します。
SELECT count(distinct _id) from cjm_message_feedback_event_dataset WHERE
_experience.customerJourneyManagement.messageExecution.messageExecutionID = '<MESSAGE_EXECUTION_ID>' AND
_experience.customerJourneyManagement.messageDeliveryfeedback.feedbackStatus = 'exclude' AND
_experience.customerJourneyManagement.messageDeliveryfeedback.messageExclusion.reason = 'EmailNotAllowed'
受信者が許可リストに登録されていなかったので送信されなかったメールアドレスのリストを取得するには、次のクエリを使用します。
SELECT distinct(_experience.customerJourneyManagement.emailChannelContext.address) from cjm_message_feedback_event_dataset WHERE
_experience.customerJourneyManagement.messageExecution.messageExecutionID IS NOT NULL AND
_experience.customerJourneyManagement.messageDeliveryfeedback.feedbackStatus = 'exclude' AND
_experience.customerJourneyManagement.messageDeliveryfeedback.messageExclusion.reason = 'EmailNotAllowed'