この関数を使用すると、ブラウザーでサードパーティ Cookie がブロックされている場合でも、複数のドメインにまたがって訪問者の Experience Cloud ID を共有できます。この関数を使用するには、ID サービスを実装し、ソースドメインおよび宛先ドメインを所有している必要があります。VisitorAPI.js バージョン 1.7.0 以降で利用できます。
内容:
ID サービスは、ユーザーがサイトを訪問したときにファーストパーティ Cookie とサードパーティ Cookie をブラウザーに書き込みます(Cookie と Experience Cloud Identity Service を参照)。ファーストパーティ Cookie には、訪問者の一意の ID である MID が含まれます。サードパーティ Cookie には、ID サービスで MID を生成するために使用される別の ID が含まれます。ブラウザーでサードパーティ Cookie がブロックされている場合、ID サービスは以下のことができなくなります。
この問題を解決するには、 Visitor.appendVisitorIDsTo( *
url*)
を実装します。これにより、ブラウザーがサードパーティ Cookie をブロックしても、ID サービスが複数ドメインにわたってサイト訪問者を適切に追跡できます。このプロパティは以下のように動作します。
Visitor.appendVisitorIDsTo( *
url*)
によって、元のドメインから宛先ドメインへの URL リダイレクトのクエリパラメーターとして MID が追加されます。詳しくは、コードサンプルを参照してください。
次の例では、 Visitor.appendVisitorIDsTo( *
url*)
の基本を学ぶことができます。設定が完了すると、JavaScript コードは以下の例のようになります。
//Code on Domain A
var destinationURL = "www.destination.com";
//Call the ID service
var visitor = Visitor.getInstance(...);
//Append visitor IDs to the destination URL
var destinationURLWithVisitorIDs = visitor.appendVisitorIDsTo(destinationURL);
//Result of appendVisitorIDsTo includes destination URL, Experience Cloud ID (MCMID), and Analytics ID (MCAID)
"www.destination.com?adobe_mc=MCMID=1234|MCAID=5678"
//Redirect to the destination
サポート対象 | 詳しくは、 |
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SDK |