この設定を使用すると、更新対象の ID サービスのバージョンに基づいて、孤立したり古くなったりした Experience Cloud ID(ECID)を消去できます。
resetBeforeVersion
変数の値として ID サービスのバージョンを指定すると、クライアント側 ID から古い ECID が消去されます。
セッションのタイムアウトなど、状況によっては、IDサービスがサーバー側IDを正常に取得しない場合に、クライアント側IDが生成されることがあります。 この場合、複数のドメイン間で追跡したり、他のソリューションと適切に同期したりする機能を持たずに、IDサービスによって単独のクライアント側IDが追跡されます。 この動作では、現在の AMCV Cookie のバージョンと resetBeforeVersion
の値が比較されます。Cookie が存在しないか、Cookie のバージョンが最新リリースバージョンの resetBeforeVersion
よりも小さい(古い)場合、AMCV Cookie は削除され、ID サービスは新しい ECID をリクエストします。
ブラウザーにサードパーティ Demedex Cookie がある訪問者の場合、ECID が、この Demedex Cookie の UUID を使用して適切に生成されたかどうかがチェックされます。そのチェックが真である場合、新しいECIDも同じになり、訪問者は新しいと見なされます。 何らかの理由で消去されるECIDがDemdex cookieを使用して生成されなかった場合、またはDemdex cookieがない場合、訪問者は新しいECIDを受け取り、新しいと見なされます。
構文: resetBeforeVersion = "3.3"
コードサンプル
//Call the ID service
var visitor = Visitor.getInstance ("Insert Marketing Cloud organization ID here", {
//Same as s.trackingServer
trackingServer: "Insert tracking server here ",
//Same as s.trackingServerSecure
trackingServerSecure: "Insert secure tracking server here",
//For CNAME support only. Exclude these variables if you're not using CNAME
marketingCloudServer: "Insert tracking server here",
marketingCloudServerSecure: "Insert secure tracking server here",
//Changing the version
resetBeforeVersion: "3.3"
});