オフラインチャネル

Screens Player では、ContentSync テクノロジーを利用してチャネルのオフラインサポートを提供しています。

プレーヤーは、解凍したコンテンツを提供するためにローカルの HTTP サーバーを使用します。

チャネルが​オンライン​で実行されるように設定されている場合、プレーヤーは AEM サーバーにアクセスしてチャネルリソースを提供します。これに対し、チャネルが​オフライン​で実行されるように設定されている場合、プレーヤーはローカルの HTTP サーバーからチャネルリソースを提供します。

このプロセスのワークフローを次に示します。

  1. 目的のページを解析します。
  2. すべての関連アセットを収集します。
  3. すべての要素を zip ファイルにパッケージ化します。
  4. zip ファイルをダウンロードし、ローカルに抽出します。
  5. コンテンツのローカルコピーを表示します。

更新ハンドラー

ContentSync は、更新ハンドラーを使用して、特定のプロジェクトに必要なすべてのページとアセットを解析および収集します。AEM Screens では、次の更新ハンドラーが使用されます。

共通オプション

  • type:使用する更新ハンドラーのタイプ
  • path:リソースのパス
  • [targetRootDirectory]:zip ファイル内のターゲットフォルダー
タイプ 説明 オプション
channels チャネルを収集します extension:収集するリソースの拡張子
[pathSuffix='']:チャネルパスに追加するサフィックス
clientlib 指定されたクライアントライブラリを収集します [extension='']:css か js のどちらか(前者のみか後者のみを収集するために指定)
assetrenditions: アセットレンディションを収集します [renditions=[]]:収集するレンディションのリスト。デフォルトで元のレンディションに設定
copy 指定された構造をパスからコピーします

ContentSync 設定のテスト

ContentSync 設定をテストするには、以下の手順に従います。

  1. https://localhost:4502/libs/cq/contentsync/content/console.html を開きます。
  2. リストから設定を選択します。
  3. 「キャッシュをクリア」をクリックします。
  4. 「キャッシュを更新」をクリックします。
  5. 「すべてダウンロード」をクリックします。
  6. zip ファイルを解凍します。
  7. 解凍したフォルダーでローカルサーバーを起動します。
  8. スタートページを開き、アプリケーションの状態を確認します。

チャネルのオフライン設定の有効化

チャネルのオフライン設定を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. チャネルコンテンツを調べて、それが AEM インスタンスから要求されているかどうかを確認します(オンライン)。

    chlimage_1-24

  2. チャネルのダッシュボードに移動し、チャネル情報​パネルの「」をクリックして、プロパティを変更します。

    chlimage_1-25

  3. チャネルのプロパティに移動し、「チャネル」タブのチェックボックスが無効になっていることを確認します。「保存して閉じる」をクリックします。

    screen_shot_2017-12-19at122422pm

    コンテンツを適切にデバイスに実装する前に、「オフラインコンテンツを更新」をクリックします。

    screen_shot_2017-12-19at122637pm

    これに合わせて「プロパティ」の「オフライン」ステータスも更新されます。

    screen_shot_2017-12-19at124735pm

  4. チャネルコンテンツを調べて、それがローカルの Player-Cache から要求されているかどうかを確認します。

    chlimage_1-26

メモ

カスタムオフラインリソースハンドラーのテンプレートの詳細と、そのプロジェクトに対する pom.xml の最小要件については、AEM Screens 用カスタムコンポーネントの開発​のカスタムハンドラーのテンプレートを参照してください。

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