Adobe Analytics と AEM Screens の統合 adobe-analytics-integration-with-aem-screens
ここでは、以下のトピックについて説明します。
- 概要
- アーキテクチャの詳細
- プロパティの設定
概要 overview
AEM Screens で Adobe Analytics を活用することにより、特定の場所に表示されるコンテンツと他のデータソースとの関連性を探るのに役立つユニークなクロスチャネル分析を実現できます。
AEM Screens は、標準で Adobe Analytics と統合されており、再生検証機能を提供します。
ここでは、AEM Screens プロジェクトと Adobe Analytics の連携に関係する以下の機能について説明します。
- デバイス別の再生検証レポートが可能
- アセット別の再生検証レポートが可能
- すべてのプレーヤーイベントをキャプチャしタイムスタンプを設定できる
- 再生がネットワークに接続されていない場合、すべてのプレーヤーイベントをローカルに保存できる
- フィードバックループを作成して再生イベントを経時的に追跡できる
- コンテンツ作成者が定義した成功条件に基づいてシステムがコンテンツやレイアウトを変更できる
Adobe Analytics と AEM Screens の統合により、次の 目標を達成できます。
- デジタルサイネージの実装による ROI の実現
- 使用状況情報の収集と分析を将来可能にする基盤として Analytics を統合
アーキテクチャの詳細 architectural-details
AEM Screens ユーザーは、どのコンテンツが、いつ、どのくらいの時間(集計)表示されたかを把握したいと考えています。これは、サイネージソリューションの一般的な機能です。独自に分析を作成するのではなく、AEM Screens で Adobe Analytics を活用することにより、特定の場所に表示されるコンテンツと他のデータソースとの関連性を探るのに役立つユニークなクロスチャネル分析を実現できます。
次のアーキテクチャ図では、Adobe Analytics と AEM Screens の統合について説明しています。
AEM Screens での Adobe Analytics の有効化 enabling-adobe-analytics-in-aem-screens
Adobe Analytics の設定は、OSGi コンソールから指定できます。
Adobe Experience Manager Web コンソール設定 に移動して、次の図のように Adobe Analytics を AEM Screens 用に設定します。
Screens 用 Analytics:有効化フロー screens-analytics-enablement-flow
プロパティの設定 configuring-the-properties
Adobe Analytics を AEM Screens 用に設定するためのプロパティとその説明を次の表に示します。
AEM Screens での Adobe Analytics サービスの使用 using-adobe-analytics-service-in-aem-screens
このシナリオでは、ファームウェアや機器の Screens コアコンポーネントに実装されている Analytics サービスから REST 呼び出しを通じて Analytics API を呼び出して、特定の使用例に固有のイベントを明示的に作成および送信しつつ、カスタム開発したチャネルから任意のカスタムメッセージを Analytics に送信できる拡張性も備えています。
Analytics イベントは、IndexedDB にオフラインで保存され、後でまとめてクラウドに送信されます。