この AEM Screens 機能は、AEM 6.4.2 機能パック 2 の最小バージョンまたは AEM 6.3.3 機能パック 4 がインストールされている場合にのみ使用できます。
このいずれかの機能パックにアクセスするには、アドビサポートに連絡してアクセス権をリクエストする必要があります。Adobe ID を使用して、AEM Screens の最新の機能パックをソフトウェア配布ポータルからダウンロードできます。
ここでは、以下のトピックについて説明します。
AEM Screens で Adobe Analytics を活用することにより、特定の場所に表示されるコンテンツと他のデータソースとの関連性を探るのに役立つユニークなクロスチャネル分析を実現できます。
AEM Screens は、標準で Adobe Analytics と統合されており、再生検証機能を提供します。
ここでは、AEM Screens プロジェクトと Adobe Analytics の連携に関係する以下の機能について説明します。
Adobe Analytics と AEM Screens の統合により、次の目標を達成できます。
AEM Screens ユーザーは、どのコンテンツが、いつ、どのくらいの時間(集計)表示されたかを把握したいと考えています。これは、サイネージソリューションの一般的な機能です。独自に分析を作成するのではなく、AEM Screens で Adobe Analytics を活用することにより、特定の場所に表示されるコンテンツと他のデータソースとの関連性を探るのに役立つユニークなクロスチャネル分析を実現できます。
次のアーキテクチャ図では、Adobe Analytics と AEM Screens の統合について説明しています。
Adobe Analytics の設定は、OSGi コンソールから指定できます。
Adobe Experience Manager Web コンソール設定に移動して、次の図のように Adobe Analytics を AEM Screens 用に設定します。
プロパティを設定する前に、アドビのリレーションシップマネージャーに連絡して、AEM Screens で使用する Analytics API キーと Analytics プロジェクトを取得するためのチケットを作成してください。
プロパティを設定する前に、アドビのリレーションシップマネージャーに連絡して、AEM Screens で使用する Analytics API キーと Analytics プロジェクトを取得するためのチケットを作成してください。
Adobe Analytics を AEM Screens 用に設定するためのプロパティとその説明を次の表に示します。
プロパティ | 説明 |
Analytics URL | プレーヤーから得られる分析データを投稿するための URL。 開発/ステージング環境の場合 - https://cc-api-data-stage.adobe.io/ingest/ プロダクション環境の場合 - https://cc-api-data.adobe.io/ingest/ |
Analytics API キー | Adobe Analytics サーバーに対して認証をおこなうための API キー(アカウントマネージャーから提供される)。 |
Analytics プロジェクト | データを受け取るように Analytics 上で設定された AEM Screens プロジェクト(アカウントマネージャーから提供される)。 |
環境 | ステージング環境または実稼動環境(「ステージング」か「実稼動」のいずれかを選択)。 |
分析送信頻度 | プレーヤーから分析データを送信する間隔(分)。デフォルトでは 15 分に設定されています。 |
デフォルトでは、分析送信頻度は 15 分です。
このシナリオでは、ファームウェアや機器の Screens コアコンポーネントに実装されている Analytics サービスから REST 呼び出しを通じて Analytics API を呼び出して、特定の使用例に固有のイベントを明示的に作成および送信しつつ、カスタム開発したチャネルから任意のカスタムメッセージを Analytics に送信できる拡張性も備えています。
Analytics イベントは、IndexedDB にオフラインで保存され、後でまとめてクラウドに送信されます。
シーケンスとイベントの標準データモデルについて詳しくは、AEM Screens 用の Adobe Analytics の設定を参照してください。