Adobe Experience Manager(AEM)Assets Brand Portal 統合のビデオガイド。
Brand Portal の 2019年9月リリースで最も注目すべきは、アセットソーシングを導入したことです。これにより、コンテンツの速度が向上し、Experience Manager の作成者とサードパーティのクリエイターやコントリビューターとの間で、アセットを簡単かつ迅速に交換できるようになりました。
Brand Portal のアセットソーシングを使用すると、サードパーティの代理店やチームからアセットを収集し、それらを Experience Manager 作成者にシームレスに同期してレビューおよび使用できます。
アセットソーシングを使用するには、Experience Manager Author 6.5 SP2(6.5.2)以降が必要です
Experience Manager Author でアセットソーシングを構成および設定する方法については、Experience Manager Author をアセットソーシング用に有効にするを参照してください。
Brand Portal の 2019年2月のリリースでは、テキスト検索の機能強化と、お客様からの主なご要望への対応に重点を当てています。
Brand Portal は、フィルタリングペインのプロパティ述語で部分テキスト検索を使用することにより、検索を強化します。部分テキスト検索を可能にするには、検索フォームの「プロパティの述語」で「部分検索」を有効にする必要があります。
部分テキスト検索およびワイルドカード検索について詳しくは、以下の説明を参照してください。
フィルタリングペインで検索したフレーズの一部(1 つか 2 つの単語)のみを指定して、アセットを検索できるようになりました。
使用事例:部分フレーズ検索は、検索対象フレーズに出現する正確な単語の組み合わせが不明な場合に役立ちます。
例えば、Brand Portal の検索フォームで、「プロパティの述語」を使用してアセットのタイトルの部分検索を行う場合、「camp」という単語を指定すると、タイトルフレーズで「camp」という単語を使用しているアセットがすべて返されます。
Brand Portal では、検索クエリに、検索対象フレーズの単語の一部とアスタリスク(*)を使用できます。
使用事例:検索対象フレーズに出現する正確な単語が不明な場合は、ワイルドカード検索を使用して検索クエリを補完できます。
例えば、Brand Portal の検索フォームで、「プロパティの述語」を使用してアセットのタイトルの部分検索を行う場合に、「climb*」と指定すると、「climb」で始まる単語がタイトルフレーズで使用されているアセットがすべて返されます。
さらに、以下のような指定ができます。
管理者以外のユーザー(編集者、閲覧者、ゲストユーザー)がログインしたときにフォルダーをどのように表示するかを管理者が設定できるようになりました。
管理ツールパネルの一般設定に「フォルダー階層を有効化」設定が追加されています。設定を:
「フォルダー階層を有効化」機能を有効にすると、異なる階層から共有された、同じ名前のフォルダーを区別することができます。管理者以外のユーザーがログインすると、共有フォルダーの仮想親フォルダー(とその上位層)が表示されます。
共有フォルダーは、仮想フォルダー内のそれぞれのディレクトリ内で整理されます。これらの仮想フォルダーには、鍵のアイコンが付きます。
仮想フォルダーのデフォルトのサムネールは最初の共有フォルダーのサムネール画像になることに注意してください。
Dynamic Media ハイブリッドモードの AEM オーサーインスタンスを使用しているユーザーは、オリジナルのビデオファイルに加えて、Dynamic Media レンディションをプレビューしたりダウンロードしたりできます。
特定のテナントアカウントでダイナミックメディアレンディションのプレビューおよびダウンロードができるようにするには、管理者が管理ツールパネルのビデオ設定で Dynamic Media 設定(ダイナミックビデオを取得するためのビデオサービスの URL(Dynamic Media ゲートウェイの URL)と登録 ID)を指定する必要があります。
Dynamic Media ビデオは以下の場所でプレビューできます。
Dynamic Media ビデオのエンコードは、次の場所からダウンロードできます。
AEM(6.4.2.0)オーサーインスタンスから Brand Portal へのアセット(およびフォルダー)公開ワークフローのスケジュールに未来の日時を指定できるようになりました。
同様に、「Brand Portal で非公開」ワークフローのスケジュールを設定することで、公開されているアセットを未来の特定の日時にポータルから取り下げることができます。
組織は、URL に代わりのプレフィックスを付けることで、ポータルの URL をカスタマイズすることができます。既存のポータル URL のテナント名のエイリアスを取得するには、各組織からアドビサポートへ依頼する必要があります。
カスタマイズできるのは Brand Portal URL のプレフィックスのみであり、URL 全体でないことに注意してください。
例えば、wknd.brand-portal.adobe.com
という既存ドメインを持つ組織は、アドビに依頼することで wkndinc.brand-portal.adobe.com
という URL を作成できます。
ただし、AEM オーサーインスタンスを設定する際にはテナント ID URL のみを使用できます。テナントエイリアス(代替)URL は使用できません。
使用事例:アドビから提供された URL をそのまま使用するのではなく、ポータルの URL をカスタマイズして、ブランドのニーズを満たすことができます。
AEM Brand Portal を使用すると、ゲストがポータルにアクセスできます。ゲストユーザーは資格情報がなくてもポータルに入ることができます。また、すべての公開フォルダーおよび公開コレクションにアクセスしたり、それらをダウンロードしたりすることができます。ゲストユーザーは、Light-box(非公開コレクション)にアセットを追加したり、Lightbox からアセットをダウンロードしたりすることができます。また、スマートタグ検索および管理者が設定した検索用述語を表示することもできます。ゲストセッションでは、ユーザーはコレクションや保存済みの検索を作成または共有したり、フォルダーやコレクションの設定にアクセスしたり、アセットをリンクとして共有したりすることはできません。
Brand Portal ユーザーは、最大 25 倍の速度を実現できる Aspera の高速ダウンロードを利用して、世界中のどこにいてもシームレスにダウンロードをおこなうことができます。Brand Portal または共有リンクからアセットを高速にダウンロードするには、ダウンロードダイアログで「ダウンロードの高速化を有効化」オプションを選択する必要があります。ただし、その組織でダウンロードの高速化が可能になっている必要があります。
ユーザーログインを追跡する新しいレポートが追加されました。ユーザーログインレポートは、組織が Brand Portal の委任管理者やその他のユーザーを監査および監視するし、目を光らせるのに便利です。
レポートログには、各ユーザーの名前、メール ID、ペルソナ(管理者、閲覧者、編集者、ゲスト)、グループ、最終ログイン、アクティビティステータス、ログイン回数が表示されます。
管理者は、元の画像ファイル (jpeg、tiff、png、bmp、gif、pjpeg、x-portable-anymap、x-portable-bitmap、x-portable-graymap、x-portable-pixmap、x-rgb、x-xpixmap、x-icon、image/photoshop、image/x-photoshop、image/vnd.adobe.photoshop) へのユーザーアクセスを制限し、Brand Portal または共有リンクからダウンロードした低解像度のレンディションへのアクセスを許可できます。このアクセスは、管理ツールパネルのユーザーロールページの「グループ」タブから、ユーザーグループレベルで制御できます。
管理者が特定のテナントで次の機能を有効化/無効化できるよう、6 つの新しい設定が追加されました。
Brand Portal では、Adobe I/O https://legacy-oauth.cloud.adobe.io/ インターフェイスを使用して作成した JWT アプリケーションを使用すると、OAuth 統合を設定することにより、AEM Assets と Brand Portal を統合できるようになります。OAuth 統合を設定するための UI は、以前、https://marketing.adobe.com/developer/
/ でホストされていました。Brand Portal にアセットとコレクションを公開するための、AEM Assets と Brand Portal の統合について詳しくは、AEM Assets と Brand Portal の統合の設定を参照してください。
Brand Portal と AEM の連携に向けて強化された機能が新しく追加されました。