検索フォームの設定 configuring-search-forms
Adobe Experience Manager as a Cloud Service には、強力な検索メカニズムが付属しています。
これと組み合わせて、コンテンツのフィルタリングに役立つ定義済みのオプションセットもあります。オプションには、変更日、公開ステータス、ライブコピーのステータス などの事前定義されたファセットが含まれており、必要なリソースをすばやく掘り下げることができます。
これらを組み合わせることで、次の場所からすばやく簡単にコンテンツを見つけることができます。
検索フォーム を使用すると、これらのパネルを特定のニーズに合わせてカスタマイズ、拡張できます。
検索フォーム では、組み合わせて定義できる一連の述語が標準で提供されています。これらのフォームを設定するためのダイアログには、次の手順でアクセスできます。
- ツール
- 一般
- 検索フォーム
- 一般
デフォルトフォーム default-forms
最初に 検索フォーム コンソールにアクセスすると、すべての設定に南京錠アイコンが表示されます。これは、対応する設定がデフォルトの(そのまま使用できる)設定であり、削除できないことを示します。設定をカスタマイズして保存すると、南京錠アイコンは消えます。カスタマイズした設定を削除すると、再び表示されます。その場合、デフォルト(および南京錠アイコン)が復元されます。
デフォルトの設定(アルファベット順に一覧表示)は、次のとおりです。
- アセット管理者の検索パネル
- ページエディター (ドキュメント検索)
- ページエディター (エクスペリエンスフラグメント検索)
- ページエディター (画像検索)
- ページエディター (原稿検索)
- ページエディター (ページ検索)
- ページエディター (段落検索)
- ページエディター (製品検索)
- ページエディター (Scene7 検索)
- ページエディター (ビデオ検索)
- プロジェクト管理者検索パネル
- プロジェクト翻訳検索パネル
- サイト管理者検索パネル
- スニペット管理者検索パネル
- Stock 管理者検索パネル
- コンテンツフラグメントモデル検索パネル
- プロジェクト管理者検索パネル
- プロジェクト翻訳検索パネル
述語とその設定 predicates-and-their-settings
述語 predicates
設定に応じて、次の述語を使用できます。
/libs/cq/gui/components/common/admin/customsearch/searchpredicates
/libs
には変更を加えないでください。述語の設定 predicate-settings
述語によっては、以下のような設定が可能です。
-
フィールドラベル
述語の折りたたみ可能なヘッダーまたはフィールドラベルとして表示されるラベル。
-
説明
ユーザーのための詳細な説明。
-
プレースホルダー
フィルターテキストを入力しない場合は、空のテキストまたは述語のプレースホルダー。
-
プロパティ名
検索対象のプロパティ。相対パスとワイルドカード
*/*/*
を使用して、jcr:content
ノードを基準とするプロパティの深さを指定します(各アスタリスクは 1 つのノードレベルを表します)。jcr:content
ノード上のx
プロパティを持つリソースの第 1 レベルの子ノードでのみ検索する場合は、*/jcr:content/x
を使用してください。 -
プロパティの深さ
リソース内でそのプロパティを検索する最大の深さです。そのため、子のレベルが指定の深さに等しくなるまで、そのプロパティの検索をリソースと再帰的な子に対して実行できます。
-
プロパティの値
プロパティの値は、絶対文字列または式言語です。例えば、
cq:Page
または${empty requestPathInfo.suffix ? "/content" : requestPathInfo.suffix}
です。 -
範囲テキスト
日付の範囲 の述語の範囲フィールドのラベル。
-
オプションパス
ユーザーは、「述語の設定」タブのパスブラウザーを使用してパスを選択できます。選択した後、+ アイコンを使用して、有効なオプションのリストに選択を追加します(必要に応じて、- アイコンを削除します)。
オプションは、ユーザーが作成したコンテンツノードで、次の構造を持ちます。
(jcr:primaryType = nt:unstructured, value (String), jcr:title (String))
-
オプションノードパス
事実上は オプションパス と同じですが、これのみが共通の述語フィールドにあり、その他はアセット専用です。 -
単一の選択 オンにすると、オプションは単一の選択のみを許可するチェックボックスとしてレンダリングされます。チェックボックスを誤って選択した場合は、選択を解除できます。
-
公開とライブコピーのプロパティ名
Sites 専用の述語の、公開およびライブコピーのチェックボックスのラベル。 -
「設定」タブのフィールドラベルに * が付いている場合、そのフィールドは必須であるという意味になり、空白のままにするとエラーメッセージが表示されます。
検索フォームの設定 configuring-your-search-forms
カスタマイズされた設定を作成または開く creating-opening-a-customized-configuration
-
ツール/一般/検索フォーム に移動します。
-
カスタマイズする設定を選択します。
-
「編集」アイコンを使用して、更新する設定を開きます。
-
新規のカスタマイズの場合は、必要に応じて新しい述語フィールドを追加して設定を定義します。既存のカスタマイズの場合は、既存のフィールドを選択して設定を更新できます。
-
「完了」を選択して設定を保存します。変更は、次回設定を使用したときに表示されます。
note note NOTE カスタマイズした設定は(必要に応じて)以下の場所に保存されます。 /apps/cq/gui/content/facets/<option>
/apps/commerce/gui/content/facets/<option>
述語フィールドの追加/編集とフィールド設定の定義 add-edit-a-predicate-field-and-define-field-settings
フィールドを追加または編集して、その設定を定義/更新できます。
-
更新するカスタマイズ設定を開きます。
-
新しいフィールドを追加する場合は、「述語を選択」タブを開いて、必要な述語を必要な場所にドラッグします。日付の範囲の述語 の例を以下に示します。
-
状況に応じて、以下の手順を実行します。
-
新しいフィールドを追加する場合:
述語を追加すると、「設定」タブが開き、定義可能なプロパティが表示されます。
-
既存の述語を更新する場合:
右側の述語フィールドを選択し、「設定」タブを開きます。
日付の範囲の述語 の設定例を以下に示します。
-
-
必要に応じて変更を加え、「完了」を選択して確定します。変更は、次回設定を使用したときに表示されます。
検索設定のプレビュー previewing-the-search-configuration
-
「プレビュー」アイコンを選択します。
-
検索フォームが、該当するコンソールの検索列に表示されるとおりに、すべて展開された状態で表示されます。
-
プレビューを 閉じて 戻り、設定を完了します。
述語フィールドの削除 deleting-a-predicate-field
-
更新するカスタマイズ設定を開きます。
-
述語フィールド(右側)を選択し、「設定」タブを開いて、削除 アイコン(左下)を選択します。
-
削除の確認を要求するダイアログが表示されます。
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「完了」ボタンで削除およびその他の変更を確認します。
設定の削除(デフォルト復帰のため) deleting-a-configuration-to-reinstate-the-default
設定のカスタマイズが完了すると、デフォルトが上書きされます。カスタマイズした設定を削除することにより、デフォルトの設定を復帰させることができます。
カスタマイズした設定の削除は、コンソールからおこないます。
-
必要な設定(ページエディター(段落検索) など)を選択して、ツールバーの「削除」アイコンを選択します。
-
カスタマイズした設定が削除され、デフォルトが復帰します(このことは、コンソールに南京錠アイコンが再度表示されることで確認できます)。
オプションの述語の追加 adding-options-predicates
オプションの述語(オプション、オプションプロパティ)を使用すると、検索対象の項目を設定できます。通常は、ページノード上のプロパティなど、ページの直下にあるものを検索するために使用します。
以下の例(ページの作成に使用するテンプレートに従った検索)で、必要な手順を説明します。
-
検索対象のプロパティを定義するノードを作成します。
ユーザーに提示される個々のオプションの定義を格納するルートノードが必要です。
個々のオプションのノードには、次のプロパティが必要です。
jcr:title
- 検索パネルに表示されるフィールドラベルvalue
- 検索対象のプロパティ値
note note NOTE /libs
パス内の設定は 一切 変更しないでください。/libs
コンテンツは、インスタンスを次回アップグレードするとき(場合によってはホットフィックスまたは機能パックを適用したとき)に上書きされるからです。設定およびその他の変更に推奨される方法は次のとおりです。 - 必要な項目(
/libs
内に存在)を、/apps
の下で再作成します。この場合、次の場所から選択します。 /libs/cq/gui/content/common/options/predicates
/apps.
内で変更作業をおこないます。
-
検索フォーム コンソールを開いて、更新する設定を選択します。例えば、「Sites 管理者の検索パネル」を選択します。「編集」を選択します。
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設定により、オプション または オプションプロパティ を設定に追加します。
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フィールドを更新します。具体的には次のフィールドです。
-
プロパティ名
ターゲットノードで検索するノードプロパティを指定します。次に例を示します。
jcr:content/cq:template
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オプションノードパス
オプションを保持するパスを選択します。次に例を示します。
/apps/cq/gui/content/common/options/predicates/templatetype
-
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「完了」を選択して設定を保存します。
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該当するコンソール(この例では Site)に移動し、検索 - フィルター パネルを開きます。新しく定義された検索フォームと各種オプションが表示されます。必要なオプションを選択して検索結果を確認します。
ユーザーの権限 user-permissions
次の表に、検索フォームで編集、削除およびプレビューのアクションを実行するために必要な権限を示します。
/apps
ノード上の読み取り、書き込み権限。/apps
ノード上の読み取り、書き込み、削除権限。/var/dam/content
ノード上の読み取り、書き込み、削除権限。/apps
ノード上の読み取り、書き込み権限。