フォーム作成者は、アダプティブフォームを使用すると非常に簡単に複数ステップのデータ取得エクスペリエンスを作成できます。複数パネルの作成や、各パネルと別の移動パターンとの関連付けに対する組み込みサポートが付属しています。フォーム作成者は、フォームフィールドを論理セクションにグループ化し、グループをパネルとして表すことができます。 パネル間の移動はすべてパネルレイアウトを使用して制御されます。作成者は、様々なレイアウトでパネルを配置することができます。例えば、ウィザードレイアウトで順番に配置したり、タブ付きレイアウトでアドホックな方法で配置したりできます。パネルレイアウトについては、「アダプティブフォームのレイアウトの機能」を参照してください。
一般的なフォームの記入では、データを取得する以上に、関連する多くのステップがあります。完全なフォーム送信ステップには、フォームへの電子署名、フォームに入力した情報の検証、支払い処理など、その他のステップが含まれる場合があります。場合によって異なります。
データ取得に一連のステップを必要とするケースや、規則により特定の手順を踏む必要があるケースでは、Experience Manager Forms はフォーム全体でその共通の構造を適用する方法を提供します。フォーム構造の実装を事前に計画して、フォームのステップのシーケンスを定義します。
複数ステップのフォームシーケンスの例
フォームの入力、検証、署名、確認のシーケンスを作成する必要がある場合の使用例を考えてみます。このようなシーケンスを作成する手順は次のとおりです。
フォームテンプレートを定義し、それに必要なパネルを追加します。 シーケンスの各段階につき 1 つのパネルが必要です。ただし、パネル内にサブパネルを含めることができます。
この例では、次のパネルを追加できます。
電子サイン:XFA ベースのアダプティブフォームで使用できる署名コンポーネントが含まれます。電子サインには、次の署名サービスが含まれます。
確認:ユーザーがフォームに署名してシーケンスの確認(概要)段階に到達したときにフォーム送信の確認メッセージを表示する概要コンポーネントが含まれます。作成者は概要コンポーネントのテキストの構成、お礼のメッセージの表示、生成された PDF へのリンクの表示などを設定できます。
root パネルのレイアウトを ウィザード として選択します。
残りの手順を実行して、フォームテンプレートを作成します。
フォームテンプレートでフォームのシーケンスを定義したら、そのテンプレートを使用して、適切なシーケンスで定義した基本構造を持つフォームを作成できます。フォームはいつでも要件に合わせてカスタマイズできます。