Adobe Experience Manager Assets は、コンテンツ速度の向上を達成するのに役立つ堅牢なアセット検出方法を備えています。標準搭載の機能とカスタム方法を使用すると、シームレスでインテリジェントな検索エクスペリエンスでチームが市場投入までの時間を短縮できます。アセットの検索は、デジタルアセット管理システムの利用の中核を成します。用途は、クリエイティブ担当者によるさらなる利用、ビジネスユーザーやマーケティング担当者によるアセットの堅牢な管理、DAM 管理者による管理などです。Assets ユーザーインターフェイスまたは他のアプリやサーフェスで実行できる簡易検索、詳細検索、カスタム検索は、これらの使用目的を達成するのに役立ちます。
Experience Manager Assets は次の使用例をサポートしています。ここでは、これらの使用例での使用法、概念、設定、制限事項、トラブルシューティングについて説明します。
Experience Manager Web インターフェイスの上部にあるオムニサーチフィールドを使用して、アセットを検索します。Experience Manager でアセット/ファイルに移動し、上部バーの検索アイコン をクリックし、検索キーワードを入力して、
Return
を選択します。または、キーワードショートカット /
(スラッシュ)を使用して、オムニサーチフィールドを開きます。Location:Assets
が事前に選択されており、DAM アセットの検索に制限されています。検索キーワードを入力し始めると、Experience Manager による提案が表示されます。
アセット、フォルダー、タグおよびメタデータを検索するには、フィルターパネルを使用します。ファイルタイプ、ファイルサイズ、最終変更日、アセットのステータス、インサイトデータ、Adobe Stock ライセンスなどの、様々なオプション(述部)に基づいて検索結果をフィルタリングできます。フィルターパネルをカスタマイズし、検索ファセットを使用して検索述語を追加したり、削除したりすることができます。フィルターパネルのファイルタイプフィルターには、状態が混在したチェックボックスがあります。したがって、すべてのネストされた述語(またはフォーマット)を選択しない限り、第 1 レベルのチェックボックスは部分的にチェックされています。
Experience Manager 検索機能では、コレクションの検索とコレクション内のアセットの検索をサポートしています。詳しくは、コレクションの検索を参照してください。
検索インターフェイスと使用可能なアクションについて理解します。
図:Experience Manager Assets 検索結果インターフェイスの理解
A:検索をスマートコレクションとして保存。B:検索結果を絞り込むフィルターまたは述語。C:ファイル、フォルダー、またはその両方を表示。D:「フィルター」をクリックすると、左側のパネルが開くまたは閉じます。E: DAM が検索場所になります。F:ユーザが検索キーワードを入力するオムニサーチフィールド。G:ロードされた検索結果を選択。H:検索結果の合計数の中で表示される検索結果数。I:検索を閉じる。J:カード表示とリスト表示の切り替え。
検索ファセット内で予想される検索結果の数は動的に更新されますが、この数を使用して、検索結果ページから目的のアセットをより迅速に見つけることができます。検索フィルターを適用する前であっても、予想されるアセット数は更新されます。フィルターに対して予想されるアセット数を確認すると、検索結果をすばやく効率的にナビゲートすることができます。
図:検索ファセットで検索結果をフィルタリングしない場合のアセット概数の表示
キーワードの入力を開始すると、可能な検索キーワードまたは語句が候補として提示されます。候補は AEM 内のアセットに基づいています。AEM では、検索に役立つすべてのメタデータフィールドのインデックスを作成します。検索候補を提示するために、以下のいくつかのメタデータフィールドの値が使用されます。検索候補の提示をおこなう場合は、次のフィールドに適切なキーワードを入力することを検討してください。
jcr:content/metadata/cq:tags
にマッピングされます)jcr:content/metadata/dc:title
にマッピングされます)jcr:content/metadata/dc:description
にマッピングされます)jcr:content/jcr:title
にマッピングされます)jcr:content/jcr:description
にマッピングされます)オムニサーチフィールドからキーワード検索を実行できます。キーワード検索は、(一般的に使用されるすべてのメタデータフィールドの)全文検索で、大文字と小文字が区別されません。複数のキーワードを使用する場合は、AND
がキーワード間のデフォルトの演算子になります。
結果は、最も近い一致を先頭に関連性の高い順に並べ替えられます。複数のキーワードがある場合は、メタデータに含まれるキーワードが多いアセットが、より関連性の高い結果になります。メタデータ内では、スマートタグとして表示されるキーワードは、他のメタデータフィールドに表示されるキーワードより高くランク付けされます。Experience Manager では、特定の検索用語に、より高い重みを付けることができます。また、特定の検索用語について、対象となるいくつかのアセットのランクを上げることもできます。
関連性の高いアセットをすばやく見つけるために、この機能豊富なインターフェイスには、フィルタリング、並べ替え、選択のメカニズムが用意されています。複数の条件に基づいて結果をフィルタリングし、検索されたアセットの数を様々なフィルター別に確認できます。または、オムニサーチフィールドのクエリを変更して検索を再実行することもできます。検索用語やフィルターを変更しても、その他のフィルターは依然として適用され、検索のコンテキストが保たれます。
結果が多数のアセットである場合、Experience Manager では最初の 100 件がカードで、200 件がリストで表示されます。ユーザーがスクロールすると、アセットがさらに読み込まれます。これは、パフォーマンスの向上のためです。表示されるアセット数のデモビデオをご覧ください。
時には、予期しないアセットが検索結果に表示される場合があります。詳しくは、予期しない検索結果を参照してください。
AEM では様々なファイル形式を検索でき、ビジネス要件に合わせて検索フィルターをカスタマイズできます。DAM リポジトリの場合に使用できる検索オプションとログイン時の制限事項については、管理者に問い合わせてください。
メタデータフィールド内のすべての検索用語に一致する検索結果が最初に表示され、スマートタグ内の検索用語のいずれかに一致する検索結果はその後に表示されます。上記の例の場合、検索結果が表示される順序はおおよそ次のようになります。
woman running
」に一致するもの。woman running
」に一致するもの。woman
」または「running
」に一致するもの。特定のアセットに対するキーワードの有効性を高めることで、キーワードに基づいた検索を強化できます。つまり、特定のキーワードを昇格させた場合、それらのキーワードに基づいて検索すると、それらのキーワードの対象となる画像が検索結果の最上部に表示されます。
ターゲットを絞ったキーワードの検索結果で一部のアセットのランクを上げることで、この機能をうまく利用できます。以下の例(ビデオ)を参照してください。詳しくは、「Experience Manager での検索」を参照してください。
ビデオ:検索結果のランク付けの方法とランクへの影響について
AEM には、検索したアセットに適用されるフィルターなど、目的のアセットをすばやく見つけるのに役立つ様々な方法が用意されています。一般的に使用されるいくつかの方法を以下で説明します。動作例もいくつか以下に示します。
ファイルまたはフォルダーの検索:検索結果には、ファイル、フォルダーまたはその両方が表示されます。フィルターパネルから、適切なオプションを選択できます。詳しくは、検索インターフェイスを参照してください。
フォルダー内のアセットの検索:検索対象を特定のフォルダーに限定できます。フィルターパネルで、フォルダーのパスを追加します。一度に 1 つのフォルダーのみ選択できます。
フィルターパネルにフォルダーパスを追加して検索結果を特定のフォルダーに限定
AEM のユーザーインターフェイス内から Adobe Stock アセットを検索し、必要なアセットのライセンスを取得できます。オムニサーチバーに「Location: Adobe Stock
」を追加します。また、フィルターパネルを使用して、ライセンス取得済みまたはライセンス未取得のアセットをすべて検索したり、Adobe Stock ファイル番号を使用して特定のアセットを検索したりすることもできます。
フィルターパネルから Dynamic Media/セットを選択して、Dynamic Media 画像をフィルタリングすることができます。画像セット、カルーセル、混在メディアセット、スピンセットなどのアセットがフィルタリングされて表示されます。
タイトル、説明、作成者など、特定のメタデータフィールドの正確な値に基づいてアセットを検索できます。GQL 全文検索機能では、メタデータ値が検索クエリと完全に一致するアセットのみを取得できます。プロパティの名前(author や title など)と値は、大文字と小文字が区別されます。
メタデータフィールド | ファセット値と使用法 |
---|---|
タイトル | title:John |
作成者 | creator:John |
場所 | location:NA |
説明 | description:"Sample Image" |
作成ツール | creatortool:"Adobe Photoshop CC 2015" |
著作権の所有者 | copyrightowner:"Adobe Systems" |
投稿者 | contributor:John |
使用条件 | usageterms:"CopyRights Reserved" |
作成日 | created:YYYY-MM-DDTHH |
有効期限 | expires:YYYY-MM-DDTHH |
オンタイム | ontime:YYYY-MM-DDTHH |
オフタイム | offtime:YYYY-MM-DDTHH |
時間の範囲(有効期限、オンタイム、オフタイム) | facet field : lowerbound…upperbound |
パス | /content/dam/<folder name> |
PDF タイトル | pdftitle:"Adobe Document" |
件名 | subject:"Training" |
タグ | tags:"Location And Travel" |
タイプ | type:"image\png" |
画像の幅 | width:lowerbound…上の |
画像の高さ | height:lowerbound…上の |
Person | person:John |
path、limit、size および orderby の各プロパティを他のプロパティと OR で結合することはできません。
ユーザー生成プロパティのキーワードは、プロパティエディターにおけるフィールドラベルからスペースを削除して小文字で表記したものです。
複雑なクエリの検索形式の例:
title:"John Doe" creatortool : Adobe*
title:"Scott Reynolds"
title:"Scott Reynolds" OR "John Doe"
title:Scott*
title:*Reynolds
title:*Meeting*
*Adobe* title:"John Doe"
Adobe Experience Manager(AEM)では、DAM リポジトリを他の様々な AEM ソリューションに接続して、デジタルアセットにすばやくアクセスできるようにし、クリエイティブワークフローを効率化します。アセットの検出は、参照または検索で始まります。異なるサーフェスやソリューションでも、検索の動作はほとんど同じです。ターゲットオーディエンス、使用例、ユーザーインターフェイスは AEM ソリューションによって異なるので、一部の検索方法はそれに応じて変わります。個々のソリューションの具体的な方法については、以下のリンクを参照してください。ここでは、一般に当てはまるヒントや動作について説明しています。
クリエイティブプロフェッショナルは、Adobe Asset Link を使用して、サポートされている Adobe Creative Cloud アプリケーション内から、AEM Assets に保存されているコンテンツにアクセスできるようになりました。また、Photoshop、Illustrator、InDesign などの Creative Cloud アプリ内のパネルを使用して、アセットをシームレスに参照、検索、チェックアウトおよびチェックインすることができます。また、Asset Link を使用すると、視覚的に類似した結果を検索できます。ビジュアル検索の表示結果は、Adobe Sensei の機械学習アルゴリズムを活用しており、見た目に類似した画像を見つけやすくなっています。詳しくは、Adobe Asset Link を使用したアセットの検索と参照を参照してください。
デスクトップアプリケーションを使用すると、クリエイティブプロフェッショナルは、ローカルデスクトップ(Windows または Mac)で AEM Assets を容易に検索および利用できるようになります。目的のアセットを Mac Finder や Windows エクスプローラーで表示し、デスクトップアプリケーションで開き、ローカルで変更することが容易にできます。変更内容は AEM に書き戻され、リポジトリ内に新しいバージョンが作成されます。1 つ以上のキーワード、ワイルドカード * および ?、AND 演算子を使用した基本検索がサポートされています。デスクトップアプリケーションでのアセットの参照、検索、プレビューを参照してください。
マーケティング担当者や事業部門のユーザーは、Brand Portal を使用して、承認済みのデジタルアセットを、広範な社内チーム、パートナーおよび販売店と効率的かつ安全に共有します。詳しくは、Brand Portal でのアセットの検索を参照してください。
AEM のユーザーインターフェイス内から Adobe Stock アセットを検索し、必要なアセットのライセンスを取得できます。オムニサーチフィールドに「Location: Adobe Stock
」を追加します。また、フィルターパネルを使用して、ライセンス取得済みまたはライセンス未取得のアセットをすべて検索したり、Adobe Stock ファイル番号を使用して特定のアセットを検索したりすることもできます。詳しくは、AEM での Adobe Stock 画像の管理を参照してください。
フィルターパネルから Dynamic Media/セットを選択して、Dynamic Media 画像をフィルタリングすることができます。画像セット、カルーセル、混在メディアセット、スピンセットなどのアセットがフィルタリングされて表示されます。Web ページの作成時に、作成者はコンテンツファインダー内でセットを検索できます。セットのフィルターは、ポップアップメニューで使用できます。
作成者は、コンテンツファインダーを使用して関連アセットを DAM リポジトリで検索し、作成中の Web ページで使用できます。
AEM 検索機能では、コレクションの検索とコレクション内のアセットの検索をサポートしています。詳しくは、コレクションの検索を参照してください。
アセットセレクターを使用すると、DAM アセットを特別な方法で検索、フィルタリングおよび参照できます。アセットセレクターは、https://[aem_server]:[port]/aem/assetpicker.html
で利用できます。アセットセレクターを使用して選択したアセットのメタデータを取得できます。アセットタイプ(画像、ビデオ、テキスト)や選択モード(単一選択または複数選択)など、サポートされているリクエストパラメーターを使用して、アセットセレクターを起動できます。これらのパラメーターは、特定の検索インスタンスのアセットセレクターのコンテキストを設定し、選択がおこなわれている間、変わりません。
アセットセレクターは、HTML5 Window.postMessage
メッセージを使用して、選択したアセットのデータを受信者に送信します。アセットセレクターは、Granite の基盤ピッカーのボキャブラリに基づいています。デフォルトでは、アセットセレクターは、参照モードで動作します。
次のリクエストパラメーターを URL で渡して、特定のコンテキストでアセットセレクターを起動できます。
名前 | 値 | 例 | 目的 |
---|---|---|---|
resource suffix (B) | URL のリソースサフィックスとしてのフォルダーパス:https://localhost:4502/aem/assetpicker.html/<folder_path> | 特定のフォルダーが選択された状態でアセットセレクターを起動するには、例えば、フォルダー /content/dam/we-retail/jp/activities の場合、URL は https://localhost:4502/aem/assetpicker.html/content/dam/we-retail/en/activities?assettype=images のような形式になります。 | アセットセレクターの起動時に特定のフォルダーを選択する必要がある場合、そのフォルダーをリソースサフィックスとして渡します。 |
mode | single、multiple | https://localhost:4502/aem/assetpicker.html?mode=multiplehttps://localhost:4502/aem/assetpicker.html?mode=single | 複数モードでは、アセットセレクターを使用して、いくつかのアセットを同時に選択できます。 |
mimetype | アセットの MIME タイプ(/jcr:content/metadata/dc:format )(ワイルドカードもサポートされています) |
MIME タイプに基づいてアセットをフィルタリングするために使用します | |
dialog | true、false | https://localhost:4502/aem/assetpicker.html?dialog=true | アセットセレクターを Granite ダイアログとして開くには、これらのパラメーターを使用します。このオプションは、Granite パスフィールドを使用してアセットセレクターを起動し、pickerSrc URL として設定する場合にのみ適用できます。 |
assettype (S) | images、documents、multimedia、archives | 渡された値に基づいてアセットタイプをフィルタリングするには、このオプションを使用します。 | |
root | <folder_path> | https://localhost:4502/aem/assetpicker.html?assettype=images&root=/content/dam/we-retail/en/activities | アセットセレクターのルートフォルダーを指定するには、このオプションを使用します。この場合、アセットセレクターを使用すると、ルートフォルダーの下の子アセット(直接/間接)のみを選択できます。 |
アセットセレクターインターフェイスにアクセスするには、https://[aem_server]:[port]/aem/assetpicker
に移動します。目的のフォルダーに移動して、1 つまたは複数のアセットを選択します。または、オムニサーチボックスから目的のアセットを検索し、必要に応じてフィルターを適用して選択します。
図:アセットピッカーでのアセットの参照と選択
Experience Manager Assets の検索機能には、次の制限事項があります。
Return
を選択すると、Experience Manager はファイルのみのリストを返し、フォルダーは返しません。キーワードを使用せずに特定のフォルダーを検索した場合は、Experience Manager は結果をかえしません。ビジュアル検索または類似検索には、次の制限事項があります。
次のシナリオでは、検索機能のパフォーマンスに制限がある場合があります。
アセットのレビューステータスを監視する場合は、該当するオプションを使用して、承認されているアセットまたは承認待ちのアセットを検索します。
様々な Creative アプリから取得した使用状況の統計に基づいて、サポートされるアセットを検索するには、インサイトの述語を使用します。使用状況データが、使用状況スコア、インプレッション数、クリック数およびメディアチャネルでグループ化され、アセットがカテゴリ別に表示されます。
「すべて選択」チェックボックスを使用して、検索したアセットを選択します。Experience Manager では、最初の 100 件のアセットがカードで、200 件のアセットがリストで表示されます。検索結果をスクロールすると、アセットがさらに読み込まれます。読み込まれたアセットより多くのアセットを選択できます。選択したアセットの数が、検索結果ページの右上隅に表示されます。選択範囲に対して操作を実行できます。例えば、選択したアセットのダウンロード、選択したアセットのメタデータプロパティの一括更新、選択したアセットのコレクションへの追加などが可能です。表示されている数よりも多くのアセットが選択されている場合は、選択したすべてのアセットにアクションが適用されるか、ダイアログにアセットが適用されている数が表示されます。読み込まれなかったアセットにアクションを適用するには、すべてのアセットが明示的に選択されていることを確認します。
必須メタデータを含んでいないアセットを検索する場合は、必須メタデータを参照してください。
検索では、すべてのメタデータフィールドが使用されます。12 の検索などの一般的な検索では通常、多数の結果が返されます。より良い結果を得るには、(一重引用符ではなく)二重引用符を使用するか、特殊文字のない単語に番号が続いている(例:shoe12
など)ようにします。
フルテキスト検索では、-
および ^
などの演算子がサポートされます。これらの文字を文字列リテラルとして検索するには、検索式を二重引用符で囲みます。例えば、Notebook - Beauty
の代わりに "Notebook - Beauty"
を使用します。
検索結果が多すぎる場合は、検索範囲を制限して、目的のアセットを絞り込みます。これは、特定のファイルタイプ、特定の場所、特定のメタデータなど、目的のアセットを検索する良い方法がある程度わかっている場合に最も効果的です。
タグ付け:タグを使用すると、アセットを分類して参照や検索をより効率的におこなえるようになります。タグ付けは、適切な分類を他のユーザーやワークフローに伝播するうえで役に立ちます。Experience Manager では、使用状況データやトレーニングでアセットのタグ付けを絶えず改善する、Adobe Sensei の AI サービスを活用して、アセットに自動的にタグを付ける手段を提供しています。この機能がアカウントで有効な場合は、アセットを検索する際にスマートタグが考慮されます。これは組み込みの検索機能と連携して機能します。検索動作を参照してください。検索結果の表示順序を最適化するには、選択した一部のアセットの検索ランキングを上げることができます。
インデックス作成:インデックスが作成されたメタデータおよびアセットのみが検索結果に返されます。検索範囲とパフォーマンスを向上させるには、適切なインデックス作成をおこない、ベストプラクティスに従ってください。詳しくは、インデックス作成を参照してください。
ユーザーが指定したとおりの語句を含んだアセットを検索するには、キーワードを二重引用符で囲みます。
図:引用符がある場合とない場合の検索動作
アスタリスクワイルドカードを使用した検索:検索の範囲を広げるには、検索語の前後にアスタリスクを使用して任意の数の文字に一致するようにします。例えば、アスタリスクを付けずに「run」を検索しても、(メタデータ内も含め)検索語のバリエーションを含んだアセットは返されません。アスタリスクは任意の数の文字に置き換わります。例:
run
:キーワード「run」を含んだアセットを返します。run*
:「running」、「run」、「runaway」などを含んだアセットを返します。*run
:「outrun」、「rerun」などを含んだアセットを返します。*run*
:可能なあらゆる組み合わせを含んだアセットを返します。図:アセット検索でのアスタリスクワイルドカードの使用例
疑問符ワイルドカードを使用した検索:検索の範囲を広げるには、1 つ以上の「?」文字を使用して正確な数の文字に一致するようにします。例えば、次の例では、
run???
クエリはどのアセットとも一致しません。
run????
クエリは、run
の後に 4 文字がある単語 running
と一致します。
??run
クエリは、run
の前に 2 文字がある単語 rerun
と一致します。
図:アセット検索での疑問符ワイルドカードの使用例
キーワードの除外:ダッシュを使用すると、キーワードを含まないアセットを検索できます。例えば、running -shoe
クエリでは、running
を含み shoe
を含まないアセットを返します。同様に、camp -night
クエリでは camp
を含み night
を含まないアセットを返します。camp-night
クエリは camp
と night
の両方を含むアセットを返します。
図:ダッシュを使用して、除外されたキーワードを含まないアセットを検索する
Experience Manager で検索したアセットを使用して、次の操作をおこなうことができます。
検索結果を並べ替えると、必要なアセットをすばやく見つけることができます。検索結果の並べ替えはリスト表示で機能し、フィルターパネルで「ファイル」を選択した場合のみおこなえます。Assets では、サーバー側の並べ替え機能を使用して、フォルダー内のすべてのアセット(どれだけ多くても対応可能)や検索クエリの結果をすばやく並べ替えます。サーバー側の並べ替えにより、クライアント側の並べ替えよりも高速で正確な結果が得られます。
リスト表示では、任意のフォルダー内のアセットを並べ替える場合と同じように、検索結果を並べ替えることができます。並べ替えは、「名前」、「タイトル」、「ステータス」、「寸法」、「サイズ」、「評価」、「使用状況」、「作成日」、「変更日」、「公開日」、「ワークフロー」、「チェックアウト済み」の各列でおこなわれます。
並べ替え機能の制限事項については、制限事項を参照してください。
検索したアセットの詳細情報を検索結果ページで確認できます。
アセットのすべてのメタデータを表示するには、アセットを選択し、ツールバーの「プロパティ」をクリックします。
アセットへのコメントやアセットのバージョン履歴を確認するには、アセットをクリックして大きいサイズのプレビューを開きます。左側のパネルでタイムラインを開き、「コメント」または「バージョン」を選択します。また、コメントやバージョンなどのタイムラインアクティビティを時系列順に並べ替えることもできます。
図:検索アセットのタイムラインエントリの並べ替え
フォルダーから通常のアセットをダウンロードする場合と同じように、検索したアセットとそのレンディションをダウンロードできます。検索結果から 1 つ以上のアセットを選択し、ツールバーの「ダウンロード」をクリックします。
複数アセットの共通のメタデータフィールドに対して一括更新をおこなうことができます。検索結果から、1 つ以上のアセットを選択します。ツールバーの「プロパティ」をクリックし、必要に応じてメタデータを更新します。完了したら、「保存して閉じる」をクリックします。更新されたフィールド内の既存のメタデータが上書きされます。
単一のフォルダーまたはコレクションで入手できるアセットの場合は、検索機能を使用せずにメタデータを一括更新するほうが簡単です。複数のフォルダーをまたぐアセットや共通の条件に一致するアセットについては、検索を通じてメタデータを一括更新するほうが手軽です。
コレクションとは、様々な場所から得られるアセットを含むことができる順序付きアセットセットです。これが可能なのは、コレクションにはこれらのアセットへの参照のみが含まれるからです。コレクションには次の 2 つのタイプがあります。
検索条件に基づいて、スマートコレクションを作成できます。フィルターパネルで「ファイル」を選択し、「スマートコレクションを保存」をクリックします。詳しくは、コレクションの管理を参照してください。
エラー、問題、症状 | 考えられる理由 | 問題の修正または理解 |
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メタデータが見つからないアセットを検索する場合に、誤った結果が返される | 必須メタデータがないアセットを検索すると、Experience Manager によって有効なメタデータを持つ一部のアセットが表示される場合があります。結果は、インデックス付きメタデータプロパティに基づきます。 | メタデータが更新された後、アセットメタデータの正しい状態を反映するために、再インデックス化が必要です。詳しくは、「必須メタデータ」を参照してください。 |
検索結果が多すぎる | 広範な検索パラメーター。 | 検索範囲を制限することを検討します。スマートタグを使用すると、予想以上に多くの検索結果が得られる場合があります。「スマートタグによる検索動作」を参照してください。 |
検索結果が無関係か、一部関連している | スマートタグによって検索動作が変わります。 | スマートタグによる検索の変化を理解します。 |
アセットに対するオートコンプリートの提案がない | 新しくアップロードしたアセットのインデックスがまだ作成されていません。オムニサーチバーで検索キーワードを入力し始めても、メタデータはすぐにはサジェストとしては表示されません。 | Assets では、タイムアウト期間(デフォルトは 1 時間)が経過してから、新しくアップロードまたは更新されたすべてのアセットのメタデータにインデックスを付けるバックグラウンドジョブを実行し、その後でメタデータを候補のリストに追加します。 |
検索結果がない |
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検索フィルターまたは述語が使用できない |
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視覚的に類似した画像を検索する場合、期待された画像が見つからない |
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視覚的に類似した画像を検索する場合、無関係な画像が表示される | 視覚検索の動作。 | Experience Manager では、関連する可能性のあるアセットをできるだけ多く表示します。関連性の低い画像がある場合は、結果には追加されますが、検索のランキングは低くなります。検索結果を下にスクロールするにつれて、検索されたアセットの一致精度と関連性が低くなります。 |
検索結果を選択して操作する場合、検索されたすべてのアセットが操作されない | 「すべてを選択」オプションでは、カード表示の最初の 100 件の検索結果とリスト表示の最初の 200 件の検索結果のみが選択されます。 |