AEM の強力で柔軟なヘッドレス機能とその能力、および最初の開発プロジェクトでの活用方法を示すガイド付きのジャーニーをここから始めてください。このジャーニーでは、最初のヘッドレスアプリケーションの開発に必要なすべての AEM ヘッドレスドキュメントを提供します。
ヘッドレス実装は、フルスタックソリューションにおける従来のようなページおよびコンポーネント管理ではなく、チャネルに依存しない再利用可能なコンテンツフラグメントの作成とそのクロスチャネル配信に重点を置いています。これは、デジタルエクスペリエンスを実装するための最新の動的な開発パターンです。
このガイドでは、AEM でのヘッドレス実装に関するほとんどのトピックを順を追って説明します。完了時には次ができるようになります。
ドキュメントジャーニーは、前提となる事前のトピックや AEM の知識を最小限に抑えながら、AEM を初めて使用することもある読者がビジネス上の問題全体を把握し解決するのに役立つ説明を提供して、複雑であろう様々なトピックや機能をひとまとめに扱っています。
ドキュメントジャーニーは、アドビの最新の調査、アドビのコンサルタントによる実装実績、顧客プロジェクトからのフィードバックなどに基づいて、ベストプラクティス原則を軸に設計されています。
AEM を使用してヘッドレスビジネスケースを解決する方法をアドビがどのように推奨しているかを理解するには、AEM ヘッドレスジャーニーがその出発点になります。
技術指向の方が実践による学習を希望する場合は、AEM ヘッドレスチュートリアルをご覧ください。これは API とフレームワーク別に整理されており、このドキュメントの最後にあるその他のリソースの節で紹介されています。
このジャーニーは、デベロッパーのペルソナ向けに設計され、デベロッパーの視点から AEM ヘッドレスプロジェクトの要件、手順およびアプローチをレイアウトします。プロジェクトを成功させるためにデベロッパーがやり取りする必要がある追加のペルソナが定義されますが、ジャーニーの視点はデベロッパーのものです。
このジャーニーで相互にやり取りするペルソナの一覧を以下に示します。
ペルソナ | 説明 | このジャーニーでの役割 |
---|---|---|
開発者(対象読者) | 様々なソースのコンテンツを消費するヘッドレスアプリケーションの開発経験があります | このジャーニーの対象読者 |
コンテンツ作成者 | ヘッドレスに配信されるコンテンツを作成し管理します | コンテンツ作成者は、ヘッドレスに配信されるコンテンツを作成します。 |
管理者 | AEM の基本セットアップと設定を管理します。 | 開発者は管理者と協力して、開発に必要な設定変更を行います。 |
コンテンツアーキテクト | ヘッドレスで配信する必要があるデータの要件を分析し、そのデータの構造を定義します。 | 開発者はコンテンツアーキテクトと協力して、データの構造と、データをヘッドレスに配信するための要件を把握します。 |
このジャーニーの情報は、もちろんすべてのペルソナにとって役に立ちますが、特定の役割には必要ない情報も一部あります。その他の役割に対応するジャーニーが今後公開され次第、随時お知らせします。
このジャーニーでは、多くのトピックを参照します。以下の記事では、AEM でのヘッドレスに関する基本的な知識と、詳細な技術ドキュメントへのリンクを示します。
ジャーニーの特定の部分に直接移動することもできますが、多くの概念は、それまでの記事で紹介された概念に基づいています。したがって、AEMでヘッドレスを初めて使用する場合は、最初から順に進めることをお勧めします。
# | 記事 | 説明 |
---|---|---|
0 | AEM ヘッドレスデベロッパージャーニー | このドキュメント |
1 | CMS ヘッドレス開発について | ヘッドレステクノロジーとその使用方法の詳細 |
2 | AEM ヘッドレスの概要 | AEM ヘッドレスの前提条件の詳細 |
3 | AEM ヘッドレス機能を使用した初めてのエクスペリエンスへの道筋 | 開発環境を設定して、シンプルなアプリを AEM ヘッドレスと統合する方法について説明します。 |
4 | コンテンツをモデル化する方法 | コンテンツ構造をモデル化する方法を説明します。次に、その構造を、コンテンツフラグメントモデルとコンテンツフラグメントを使用した Adobe Experience Manager(AEM)で実現し、チャネル間で再利用します。 |
5 | AEM Delivery APIを使用してコンテンツにアクセスする方法 | GraphQL クエリを使用してコンテンツフラグメントのコンテンツにアクセスする方法を説明します。 |
6 | AEM Assets API を使用してコンテンツを更新する方法 | REST API を使用してコンテンツフラグメントのコンテンツにアクセスし、アップデートする方法を説明します。 |
7 | すべてをまとめる方法 - アプリとコンテンツを AEM ヘッドレスに配置する方法 | AEM ヘッドレス SDK を使用して AEM プロジェクトを運用する準備をする方法について説明します。 |
8 | ヘッドレスアプリケーションを運用する方法 | アプリケーションをライブデプロイし、ローカルコードを Git に取り込んで、CI/CD パイプライン用に Cloud Manager Git に移動する方法を説明します。 |
9 | オプション - AEM を使用して単一ページアプリケーション(SPA)を作成する方法 | AEM のヘッドレス機能を理解したら、ヘッドフル配信とヘッドレス配信を組み合わせ、AEM SPA エディターフレームワークを使用して編集可能な SPA を作成する方法を学びます。 |
これで、Adobe ヘッドレスジャーニーを開始する準備が整いました。このジャーニーの次の部分に進み、「CMS ヘッドレス開発について」を読むことをお勧めします。
アドビでは、学習スタイルに関係なく、お客様に AEM ヘッドレスプロジェクトを開始して成功していただきたいと考えています。この 2 つの選択肢をご検討下さい。
ドキュメントジャーニーでは、相互に関連する複雑なプロセスや機能をストーリーに従って読者に説明しながら、ビジネス上の問題を AEM で解決する方法を示します。1 つのジャーニーでは、複数の機能が連携して 1 つのビジネスニーズを満たす方法を示しています。
そのため、ジャーニーは、それぞれが独立して設計されています。ただし、その多くは互いに関連付けられています。AEM の強力な機能の連携の仕組みについて詳しくは、次に示すその他のジャーニーを参照してください。
AEM ヘッドレスチュートリアル - 技術指向の方が実践による学習を希望する場合は、API とフレームワーク別に整理された実践チュートリアルを利用してください。このチュートリアルでは、AEM ヘッドレスに基づくアプリケーションの作成と使用の詳細を紹介しています。
AEM ヘッドレス翻訳ジャーニー - このドキュメントジャーニーでは、ヘッドレステクノロジー、AEM によるヘッドレスコンテンツの提供方法、ヘッドレスコンテンツの翻訳方法について幅広く理解できます。
ヘッドレスオーサリングジャーニー - AEM の強力で柔軟なヘッドレス機能とその能力および初めてのヘッドレスプロジェクトでコンテンツをモデル化する方法を説明するガイド付きジャーニーは、ここから始めてください。
ヘッドレスアーキテクトジャーニー - Adobe Experience Manager の強力で柔軟なヘッドレス機能と、プロジェクトのコンテンツをモデル化する方法の入門的解説が必要であれば、ここから始めてください。
AEM 技術ドキュメント - AEM およびヘッドレステクノロジーを既にしっかり理解している場合は、アドビの詳細な技術ドキュメントを直接参照することをお勧めします。