フォームポータル | ユーザーデータの処理

AEM Forms ポータルには、アダプティブフォーム、HTML5 フォームおよびその他のフォームアセットを一覧表示するために使用できるコンポーネントが、AEM Sites ページに用意されています。さらに、ログインしたユーザーのためにドラフトや送信済みのアダプティブフォームおよび HTML5 フォームを表示するように構成することもできます。Forms Portal について詳しくは、「ポータルでのフォーム発行の概要」を参照してください。

ログインしたユーザーがアダプティブフォームをドラフトとして保存したり、送信したりすると、これらのアダプティブフォームが Forms Portal の「ドラフト」タブおよび「送信」タブに表示されます。ドラフトまたは送信済みフォームのデータは、AEM デプロイメント用に構成されたデータストアに格納されます。Forms Portal ページには、匿名ユーザーのドラフトおよび送信は表示されません。ただし、データは構成済みのデータストアに格納されます。詳細情報に関しては、ドラフトと送信に使用するストレージサービスの設定を参照してください。

ユーザーデータとデータストア

Forms Portal は、次のシナリオではドラフトフォームと送信済みフォームのデータを格納します。

  • アダプティブフォームに設定された送信アクションが Forms Portal 送信アクション​である。
  • Forms Portal 送信アクション​以外の送信アクションでは、「Forms Portal にデータを格納」オプションが、アダプティブフォームコンテナの​送信 プロパティで有効になっている。

ログインしたユーザーと匿名ユーザーのすべてのドラフトと送信済みフォームの場合、Forms Portal には次のデータが格納されます。

  • フォーム名、フォームパス、ドラフトまたは送信 ID、添付ファイルのパス、ユーザーデータ ID などのフォームメタデータ
  • データバイトとしてのフォーム添付ファイル
  • データバイトとしてのフォームデータ

設定されたデータストアの永続性に応じて、ドラフトおよび送信済みフォームデータは次の場所に格納されます。

永続性タイプ

データストア

場所

デフォルト

オーサーインスタンスおよび発行インスタンスの AEM リポジトリ

/content/forms/fp/

リモート

オーサーインスタンスおよびリモート AEM インスタンスの AEM リポジトリ

/content/forms/fp/

データベース

オーサーインスタンスおよびデータベーステーブルの AEM リポジトリ

データベーステーブル datametadata および additionalmetadata

ユーザーデータへのアクセスと削除

ログインしたユーザーおよび匿名ユーザーのドラフトと送信済みフォームデータには、設定したデータストアからアクセスし、必要に応じて削除できます。

AEM インスタンス

ログインしたユーザーおよび匿名ユーザーの AEM インスタンス(作成者、発行またはリモート)のすべてのドラフトと送信済みフォームのデータは、該当する AEM リポジトリの /content/forms/fp/ ノードに格納されます。ログインしたユーザーまたは匿名ユーザーがドラフトを保存するかフォームを送信するたびに、draft ID または submission IDuser data ID、および各添付ファイルのランダム ID(該当する場合)が生成され、ドラフトまたは送信に関連付けられます。

ユーザーデータへのアクセス

ログインしたユーザーがドラフトを保存またはフォームを送信すると、そのユーザー ID を使用して子ノードが作成されます。例えば、ユーザー ID が srose である Sarah Rose のドラフトデータと送信データが AEM リポジトリの /content/forms/fp/srose/ ノードに格納されるとします。このユーザー ID ノード内では、データが階層構造で整理されます。

以下の表は、srose を使用して作成されたすべてのドラフトのデータが、どのように AEM リポジトリに格納されるのかを説明しています。

メモ

drafts と同一の構造が srose に送信されたフォーム用に /content/forms/fp/srose/submit/ ノード下にレプリケートされます。

anonymous ユーザーによるすべてのドラフトと送信済みフォームは、/content/forms/fp/anonymous/ ノードに格納されます。このノードでは、匿名ユーザーのすべてのドラフトと送信済みフォームが、draft ノードと submit ノードによって整理されます。

ノード 説明
/content/forms/fp/srose/drafts ユーザーが作成したすべてのドラフトが含まれるコンテナノードデータ
/content/forms/fp/srose/drafts/attachments/ ドラフト ID に基づいてユーザーのすべての添付ファイルがまとめられる
/content/forms/fp/srose/drafts/attachments/<ID> 選択した ID の添付ファイルがバイナリ形式で含まれる
/content/forms/fp/srose/drafts/metadata/ ドラフト ID にもとづいてユーザーのフォームメタデータがまとめられる
/content/forms/fp/srose/drafts/metadata/<draft ID> 選択したドラフト ID のフォームメタデータが含まれる
/content/forms/fp/srose/drafts/data/ ユーザーデータ ID に基づいてユーザーのフォームデータがまとめられる
/content/forms/fp/srose/drafts/data/<user data ID> 選択したユーザーデータ ID のフォームデータがバイナリ形式で含まれる

ユーザーデータの削除

AEM システムで、ログインしたユーザーのドラフトおよび送信済みフォームに含まれるユーザーデータを完全に削除するには、特定ユーザーの user ID ノードを作成者ノードから削除する必要があります。該当するすべての AEM インスタンスから手動でデータを削除する必要があります。

すべての匿名ユーザーのドラフトデータと送信データは、共通の drafts ノードと submit ノード内に格納されます。これらのノードは、/content/forms/fp/anonymous にあります。識別可能な情報がない限り、特定の匿名ユーザーのデータを検索する方法はありません。その場合、AEM リポジトリで匿名ユーザーを識別する情報を検索し、該当するすべての AEM インスタンスからその情報を含むノードを手動で削除して、AEM システムからデータを削除できます。ただし、すべての匿名ユーザーのデータを削除する場合は、anonymous ノードを削除することで、すべての匿名ユーザーのドラフトデータと送信データを削除できます。

データベース

AEM がデータベースにデータを格納するように構成されている場合、Forms Portal のドラフトと送信データは、ログインしたユーザーまたは匿名ユーザーを問わず、次のデータベーステーブルに格納されます。

  • data
  • メタデータ
  • additionalmetadata

ユーザーデータへのアクセス

ログインしたユーザーおよび匿名ユーザーのドラフトおよび送信データにデータベーステーブルからアクセスするには、次のデータベースコマンドを実行します。クエリで、logged-in user を、アクセスするデータのユーザー ID または匿名ユーザーの anonymous と置き換えます。

select * from metadata, data, additionalmetadatatable where metadata.owner = 'logged-in user' and metadata.id = additionalmetadatatable.id and metadata.userdataID = data.id

ユーザーデータの削除

ログインしたユーザーのドラフトおよび送信データをデータベーステーブルから削除するには、次のデータベースコマンドを実行します。クエリで、logged-in user を、削除するデータのユーザー ID または匿名ユーザーの anonymous と置き換えます。匿名ユーザーのデータをデータベースから削除するには、識別可能な情報を使用してデータを検索し、その情報が含まれるデータベーステーブルからデータを削除する必要があります。

DELETE FROM metadata, data, additionalmetadatatable USING metadata INNER JOIN data ON metadata.userdataID = data.id INNER JOIN additionalmetadatatable ON metadata.id = additionalmetadatatable.id WHERE metadata.owner = 'logged-in user'

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