AEM デスクトップアプリケーションにより、Adobe Experience Manager(AEM)のアセットリポジトリと AEM Forms のバイナリファイルを、システム上のネットワークディレクトリにマップすることができます。同期されたアセットとバイナリファイルをファイルエクスプローラーで表示し、各種のアプリケーションを使用してファイルを編集することができます。ファイルを表示するだけでなく、バイナリファイルの作成、アップロード、削除を行うこともできます。また、ソフトウェアから、ファイルのオープン、編集、保存を直接実行することもできます。例えば、Designer で直接 XDP ファイルを開いて編集することができます。アセットに対してローカルで行った変更内容は、AEM アセットリポジトリと AEM Forms の UI に反映されます。
AEM デスクトップアプリケーションは、AEM インスタンスからダウンロードすることができます。AEM デスクトップアプリケーションの詳しいダウンロード方法については、AEM デスクトップアプリケーションのリリースノートを参照してください。
AEM デスクトップアプリケーションを使用して、フォームテンプレートタイプ(.xdp)、PDF フォームタイプ(.pdf)、ドキュメントタイプ(.pdf)、画像タイプ、XML スキーマタイプ(.xsd)、スタイルシートタイプ(.xfs)の AEM Forms バイナリファイルを同期することができます。AEM デスクトップアプリケーションでは、他のすべてのファイル(サポートされていないファイル)は 0 バイトファイルとして表示されます。サポートされていないファイルを 0 バイトファイルとして表示することにより、他の使用可能なアセットが AEM Forms サーバー上に存在することをユーザーに認識させることができます。
ファイル名には、英数字、ハイフン、下線のみを含めることができます。
AEM デスクトップアプリケーションは、Microsoft Windows で WebDAV プロトコル、Mac OS X で SMB1 をそれぞれ使用して、AEM Forms サーバーに接続します。初期状態の AEM Forms サーバーは、バイナリファイルと他のアセットを WebDAV クライアントまたは SMB クライアントと同期するようには設定されていません。AEM デスクトップアプリケーションに対して AEM Forms を有効にするには、以下の手順を実行します。
管理者として AEM Forms にログインします。
オーサーインスタンスで、「 Adobe Experience Manager/Tools
/Deployment/Operations/Web Console」をクリックしてください。新しいウィンドウに web コンソールが表示されます。
Web コンソールウィンドウで、FormsManager アドオン設定オプションを探して選択してください。
FormsManager アドオン設定ダイアログで非同期リソースチェックボックスの選択を解除して、保存をクリックしてください。
AEM Forms サーバーを再起動します。再起動が完了すると、AEM Forms サーバーでコンテンツを取得し、そのコンテンツを AEM デスクトップアプリケーションと共有できるようになります。
AEM デスクトップアプリケーションを開き、AEM Forms サーバーに接続してください。
接続に成功すると、アプリケーションは content/dam
と content/dam/formsanddocuments
のフォルダーを作成します。上記のフォルダーとローカルフォルダーとの間でファイルを移動するだけでなく、AEM デスクトップアプリケーションを使用して、自動的に作成されたフォルダー間でコンテンツを移動することができます。