AEM JCR へのプログラムからのアクセス方法

Adobe Marketing Cloud に搭載されている Adobe CQ リポジトリ内にあるノードとプロパティを、プログラムから変更できます。CQ リポジトリにアクセスするには、Java Content Repository(JCR)API を使用します。Java JCR API を使用すれば、Adobe CQ リポジトリ内にあるコンテンツに対して、作成、置換、更新および削除(CRUD)の操作を実行できます。Java JCR API について詳しくは、https://jackrabbit.apache.org/jcr/jcr-api.html を参照してください。

メモ

この開発向けの記事では、外部 Java アプリケーションから Adobe CQ JCR を変更します。これに対して、OSGi バンドル内から JCR API を使用して JCR を変更することもできます。詳しくは、Java コンテンツリポジトリへの CQ データの永続化を参照してください。

メモ

JCR API を使用するには、Java アプリケーションのクラスパスに jackrabbit-standalone-2.4.0.jar ファイルを追加します。この JAR ファイルは Java JCR API eb ページ(https://jackrabbit.apache.org/jcr/jcr-api.html)から取得できます。

メモ

JCR Query API を使用して Adobe CQ JCR へのクエリーを実行する方法については、JCR API を使用した Adobe Experience Manager データのクエリーを参照してください。

Repository インスタンスの作成

リポジトリに接続して接続を確立するには様々な方法がありますが、この開発向け記事では、org.apache.jackrabbit.commons.JcrUtils クラスに属する静的メソッドを使用します。このメソッドの名前は getRepository です。このメソッドは、Adobe CQ サーバーの URL を表す文字列パラメーターを受け取ります。例えば、http://localhost:4503/crx/server のように指定します。

getRepository メソッドは、Repository インスタンスを返します。次に、このコード例に示します。

//Create a connection to the AEM JCR repository running on local host
Repository repository = JcrUtils.getRepository("http://localhost:4503/crx/server");

Session インスタンスの作成

Repository インスタンスは CRX リポジトリを表します。Repository インスタンスを使用して、リポジトリとのセッションを確立します。セッションを作成するには、Repository インスタンスの login メソッドを呼び出して javax.jcr.SimpleCredentials オブジェクトを渡します。login メソッドは、javax.jcr.Session インスタンスを返します。

SimpleCredentials オブジェクトを作成するには、コンストラクターを使用して、以下の文字列値を渡します。

  • ユーザー名
  • 対応するパスワード

2 番目のパラメーターを渡す場合は、String オブジェクトの toCharArray メソッドを呼び出します。以下のコードは、javax.jcr.Sessioninstance を返す login メソッドを呼び出す方法を示しています。

//Create a Session instance
javax.jcr.Session session = repository.login( new SimpleCredentials("admin", "admin".toCharArray()));

ノードインスタンスの作成

Session インスタンスを使用して javax.jcr.Node インスタンスを作成します。Node インスタンスを使用すると、ノード操作を実行できます。例えば、新しいノードを作成できます。ルートノードを表すノードを作成するには、以下のコード行のように、Session インスタンスの getRootNode メソッドを呼び出します。

//Create a Node
Node root = session.getRootNode();

Node インスタンスを作成すると、別のノードを作成してそのノードに値を追加するなどのタスクを実行できます。例えば、以下のコードでは、2 つのノードを作成し、2 番目のノードに値を追加します。

// Store content
Node day = adobe.addNode("day");
day.setProperty("message", "Adobe CQ is part of the Adobe Digital Marketing Suite!");

ノードの値の取得

ノードとその値を取得するには、Node インスタンスの getNode メソッドを呼び出して、ノードの完全修飾パスを表す文字列値を渡します。前のコードの例で作成したノードの構造について考えてみましょう。以下のコードに示すように、「day」ノードを取得するには、「adobe/day」を指定します。

// Retrieve content
Node node = root.getNode("adobe/day");
System.out.println(node.getPath());
System.out.println(node.getProperty("message").getString());

Adobe CQ リポジトリ内でのノードの作成

以下の Java コードの例は、Adobe CQ に接続し、Session インスタンスを作成して、新しいノードを追加する Java クラスを表しています。ノードにデータ値が割り当てられ、ノードの値とそのパスがコンソールに書き出されます。セッションが完了したら、必ずログアウトしてください。

/*
 * This Java Quick Start uses the jackrabbit-standalone-2.4.0.jar
 * file. See the previous section for the location of this JAR file
 */

import javax.jcr.Repository;
import javax.jcr.Session;
import javax.jcr.SimpleCredentials;
import javax.jcr.Node;

import org.apache.jackrabbit.commons.JcrUtils;
import org.apache.jackrabbit.core.TransientRepository;

public class GetRepository {

public static void main(String[] args) throws Exception {

try {

    //Create a connection to the CQ repository running on local host
    Repository repository = JcrUtils.getRepository("http://localhost:4503/crx/server");

   //Create a Session
   javax.jcr.Session session = repository.login( new SimpleCredentials("admin", "admin".toCharArray()));

  //Create a node that represents the root node
  Node root = session.getRootNode();

  // Store content
  Node adobe = root.addNode("adobe");
  Node day = adobe.addNode("day");
  day.setProperty("message", "Adobe CQ is part of the Adobe Digital Marketing Suite!");

  // Retrieve content
  Node node = root.getNode("adobe/day");
  System.out.println(node.getPath());
  System.out.println(node.getProperty("message").getString());

  // Save the session changes and log out
  session.save();
  session.logout();
  }
 catch(Exception e){
  e.printStackTrace();
  }
 }
}

このコード例全体を実行してノードを作成した後、以下の図に示すように、CRXDE Lite で新しいノードを確認できます。

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