イネーブルメント機能の設定

概要

イネーブルメント機能では、イネーブルメントコミュニティを作成できます。

  • この機能を実稼動環境で使用するには、追加のライセンスが必要です。

イネーブルメント機能を使用するには、次の必要があります。

以下をインストールします。

  • SCORM

    Sharable Content Object Reference Model(SCORM)とは、e ラーニングの標準規格および仕様です。コンテンツを転送可能な ZIP ファイルにパッケージ化する方法も定義しています。

  • MySQL

    MySQL は、主に、イネーブルメントリソースの SCORM 追跡データおよびレポートデータや、ビデオの再生状況の追跡用テーブルを格納するために使用されるリレーショナルデータベースです。イネーブルメント機能パックで SCORM を使用するには、MySQL JDBC ドライバが必要です。

  • FFmpeg

    FFmpeg はオーディオとビデオの変換およびストリーミングのためのソリューションです。インストールすると、ビデオアセットの適切なトランスコーディングに使用できます。イネーブルメントコミュニティでは、オーサー環境で、アップロードしたリソースのメタデータを取得したり、リソースの一覧に表示するサムネイルを生成するときに FFmpeg を使用します。

以下をセットアップします。

  • コミュニティマネージャー

    イネーブルメントコミュニティの場合、 Community Enablement Managers ユーザーグループには、 Community Site Enablement Manager(権限には、コンテンツの作成、割り当て、パブリッシュ環境でのメンバー管理などが含まれます)

オプションで以下を設定します。

  • Adobe Analytics

    Adobe Analytics と統合することで、包括的なレポート機能が追加され、また Analytics に Video Heartbeat を追加できます。

  • Dispatcher

設定手順

イネーブルコミュニティに必要な手順を以下に示します。

各手順は、必要な詳細が記されたドキュメントにリンクしています。

すべてのオーサー/パブリッシュインスタンスで、次の手順を実行します。

  1. MySQL 用の JDBC ドライバーのインストール

    Web コンソール(バンドル)を使用: http://localhost:4502/system/console/bundles

    インストール SCORM パッケージのインストール

  2. SCORM パッケージをインストール

    パッケージマネージャを使用: http://localhost:4502/crx/packmgr/

任意のサーバーで、次の手順を実行します。

  1. MySQL、MySQL Workbench のインストール

  2. MySQL データベースのインストール

    オーサーインスタンスからダウンロードした SQL スクリプトを実行

    MySQL Workbench の使用

オーサーインスタンスをホストしている同じサーバーで、次の手順を実行します。

  1. FFmpeg のインストール

すべてのオーサー/パブリッシュインスタンスで、次の手順を実行します。

  1. JDBC 接続プールの設定

    Web コンソール (configMgr) を使用: http://localhost:4502/system/console/configMgr

  2. SCORM エンジンサービスの設定

    Web コンソール (configMgr) を使用: http://localhost:4502/system/console/configMgr

  3. CSRF フィルターの設定

    Web コンソール (configMgr) を使用: http://localhost:4502/system/console/configMgr

オーサーインスタンスで、次の手順を実行します。

  1. (オプション) Analytics サービスを設定する

    ツール/デプロイメント/Cloud Servicesコンソールを使用します。 http://localhost:4502/etc/cloudservices/sitecatalyst.html

  2. FFmpeg を設定

    ワークフロー/モデルコンソールの使用

  3. トンネルサービスの有効化

    Web コンソール (configMgr) を使用: http://localhost:4502/system/console/configMgr

  4. コミュニティ管理者を作成

    オーサー環境の場合は、クラシック UI セキュリティコンソールを使用します。 http://localhost:4502/useradmin

    パス= /home/users/community を持つユーザーを作成

    • 次のグループにメンバーを追加します:

      • コミュニティイネーブルメントマネージャー
      • コミュニティ管理者

Dispatcher

デプロイメントに次の条件が含まれる場合 AEM Dispatcherイネーブルメント機能を正しく動作させるには、 clientheader および filter セクションは変更が必要です。 コミュニティのための Dispatcher の設定を参照してください。

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