Adobe Campaign と統合すると、ニュースレター用のコンポーネントとフォーム用のコンポーネントを使用できるようになります。このドキュメントでは、両方のコンポーネントについて説明します。
AEM メールコンポーネントは非推奨(廃止予定)となりました。コンテンツとスタイルを結合するメールの性質上、AEM で標準で提供されるメールコンポーネントは、プロジェクトで必要なすべてのコンポーネントにカスタムスタイルを実装する必要があるので、顧客による再利用の機会は限られています。
メールコンポーネントはプロジェクトレベルで実装できます。その方法は、非推奨の AEM メールコンポーネントを見ればわかります。ただし、これらの非推奨コンポーネントは、プロジェクトでは使用しないでください。
すべての Adobe Campaign コンポーネントは、メールテンプレートのベストプラクティスで大まかに説明されているベストプラクティスに従います。また、Adobe マークアップ言語 HTL をベースとしています。
Adobe Campaign と連携するように設定されているニュースレターまたはメールを開くと、「Adobe Campaign ニュースレター」セクションに以下のコンポーネントが表示されます。
これらのコンポーネントについて、次の節で説明します。
見出しコンポーネントは、次のいずれかを表示します。
見出し(Campaign)コンポーネントを直接編集します。ページタイトルを使用する場合は、空のままにします。
次の項目を設定できます。
タイトル
ページタイトル以外の名前を使用する場合は、ここに入力します。
見出しレベル(1、2、3、4)
HTML の見出しサイズ 1~4 に基づいた見出しレベル。
見出し(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
画像(Campaign)コンポーネントは、指定されたパラメーターに従って、画像とそれに付随するテキストを表示します。
画像をアップロードした後に、編集および操作できます(切り抜き、回転、リンク/タイトル/テキストの追加など)。
画像をアップロードした後に、編集および操作できます(切り抜き、回転、リンク/タイトル/テキストの追加など)。画像は、コンテンツファインダーから直接コンポーネントに、またはコンポーネントの編集ダイアログにドラッグ&ドロップできます。また、編集ダイアログの中央領域をダブルクリックして、ローカルのファイルシステムを参照し、画像をアップロードすることもできます。編集ダイアログの 2 つのタブでは、画像の定義および操作もすべて制御します。
画像を読み込む際は、次の設定が可能です。
マップ
画像をマップするには、「マップ」を選択します。画像マップの作成方法(長方形、多角形など)を指定し、領域が指す位置を指定します。
切り抜き
「切り抜き」をクリックして画像を切り抜きます。マウスを使用して画像を切り抜きます。
回転
画像を回転するには、「回転」を選択します。画像が目的の向きになるまで繰り返し使用します。
消去
現在の画像を削除します。
ズームバー(クラシックのみ)
画像のズームインおよびズームアウトを行うには、画像の下(「OK」および「キャンセル」ボタンの上)のスライドバーを使用します。
タイトル
画像のタイトル。
代替テキスト
アクセス可能なコンテンツを作成する際に使用する代替テキスト。
リンク先
Web サイト内のアセットまたはその他のページへのリンクを作成します。
説明
画像の説明。
サイズ
画像の高さと幅を設定します。
「詳細」タブの「代替テキスト」フィールドに情報を入力する必要があります。入力しない場合は画像を保存できず、次のエラーメッセージが表示されます。
Validation failed. Verify the values of the marked fields.
画像(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
リンク(Campaign)コンポーネントを使用すると、ニュースレターにリンクを追加できます。このコンポーネントは、クラシックユーザーインターフェイスでのみで使用可能ですが、タッチ操作向けユーザーインターフェイスでこのコンポーネントを追加して、互換モードで開くことができます。
以下の項目を「表示」、「URL 情報」または「詳細」タブで設定できます。
リンクキャプション
リンクのキャプション。ユーザーに表示されるテキストです。
リンクツールチップ
リンクの使用方法に関する追加情報を付加します。
LinkType
ドロップダウンリストで、カスタム URL および アダプティブドキュメント。このフィールドは必須です。カスタム URL を選択した場合は、リンクの URL を指定できます。アダプティブドキュメントを選択した場合は、ドキュメントのパスを指定できます。
追加の URL パラメーター
追加の URL パラメーターがあれば追加します。「項目を追加」をクリックして、複数の項目を追加します。
「URL 情報」タブの「リンクタイプ」フィールドに情報を入力する必要があります。入力しない場合はコンポーネントを保存できず、次のエラーメッセージが表示されます。
Validation failed. Verify the values of the marked fields.
リンク(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
ターゲット参照(Campaign)コンポーネントを使用すると、ターゲット段落への参照を作成できます。
このコンポーネント内で、ターゲットの段落に移動して選択します。
ドロップダウンメニューをクリックして、参照する段落に移動します。終了したら、「OK」をクリックします。
テキストと画像(Campaign)コンポーネントを使用すると、テキストブロックと画像を追加できます。
テキストおよびパーソナライゼーション(Campaign)コンポーネントや画像(Campaign)コンポーネントと同様に、次の項目を設定できます。
テキスト
テキストを入力します。ツールバーを使用して、書式設定の変更、リストの作成およびリンクの追加を行います。
画像
コンテンツファインダーから画像をドラッグするか、クリックして画像を参照します。必要に応じて、切り抜きや回転を行います。
画像のプロパティ (高度な画像プロパティ) を使用して、以下を指定できます。
タイトル
ブロックのタイトル。マウスポインターを置くと表示されます。
代替テキスト
画像を表示できない場合に表示する代替テキスト。
リンク先
web サイト内のアセットまたはその他のページへのリンクを作成します。
説明
画像の説明。
サイズ
画像の高さと幅を設定します。
「詳細」タブの「代替テキスト」フィールドは必須です。入力されていない場合、コンポーネントを保存できず、次のエラーメッセージが表示されます。
Validation failed. Verify the values of the marked fields.
テキストと画像(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
テキストおよびパーソナライゼーション(Campaign)コンポーネントを使用すると、リッチテキストエディターの機能を備えた WYSIWYG エディターでテキストブロックを入力できます。さらに、このコンポーネントでは、Adobe Campaign のコンテキストフィールドとパーソナライゼーションブロックを使用できます。パーソナライゼーションの挿入も参照してください。
アイコンを選択すると、フォントの特性、配置、リンク、リスト、インデントなど、テキストの書式を設定できます。
リッチテキストエディターでの通常の操作と同様に、テキストを追加します。Adobe Campaign ドロップダウンを選択し、必要に応じてフィールドを選択して、パーソナライゼーションを追加します。
テキストフィールド、コンテキストフィールドまたはパーソナライゼーションブロックを追加して、コンテンツを作成します。次に、「クライアントコンテキスト」を選択して、ペルソナプロファイルのデータをテストします。ペルソナを選択すると、選択したプロファイルのデータでパーソナライゼーションフィールが自動的に置き換えられます。
nms:seedMember スキーマまたはその拡張で定義されているフィールドのみが考慮されます。nms:seedMember
にリンクしているテーブルの属性は使用できません。
Adobe Campaign コンポーネントを使用すると、ユーザーがニュースレターの購読や登録解除、またはユーザープロフィールの更新を行うために入力するフォームを作成できます。詳しくは、Adobe Campaign Forms の作成を参照してください。
各コンポーネントフィールドは、Adobe Campaign データベースフィールドにリンクできます。使用可能なフィールドは、フィールドに含まれるデータのタイプによって異なります(コンポーネントとデータタイプの節を参照)。Adobe Campaign で受信者スキーマを拡張すると、データタイプが一致するコンポーネントで新しいフィールドが使用できるようになります。
Adobe Campaign と統合するように設定されているフォームを開くと、「Adobe Campaign」セクションに以下のコンポーネントが表示されます。
このセクションでは、各コンポーネントについて詳しく説明します。
次の表に、Adobe Campaign プロファイルデータの表示と変更に使用できるコンポーネントを示します。各コンポーネントを Adobe Campaign プロファイルフィールドにマッピングして、フィールドの値を表示し、フォームの送信時にフィールドを更新できます。異なるコンポーネントは、適切なデータタイプのフィールドでのみ使用できます。
コンポーネント |
Adobe Campaign フィールドのデータタイプ |
フィールドの例 |
チェックボックス (Campaign) |
ブール値 |
今後の連絡は不要(どのチャネルからも) |
日付フィールド (Campaign) 日付フィールド / HTML 5 (Campaign) |
date |
生年月日 |
数値フィールド (Campaign) |
数値(byte、short、long、double) |
年齢 |
オプションフィールド (Campaign) |
値が関連付けられたバイト |
性別 |
テキストフィールド (Campaign) |
文字列 |
メール |
Adobe Campaign コンポーネントには、すべてのコンポーネント(暗号化されたプライマリキーコンポーネントと非表示の調整キーコンポーネントを除く)に共通の設定があります。
大部分のコンポーネントでは、次の設定を行うことができます。
タイトル
要素名以外の名前を使用する場合は、ここに入力します。
タイトルを非表示にする
タイトルを表示しない場合は、このチェックボックスをオンにします。
説明
フィールドに説明を追加して、ユーザーに詳しい情報を提供します。
値の表示のみ
値が存在する場合、その値を表示します。
次の項目を設定できます。
マッピング
必要に応じて、Adobe Campaign パーソナライゼーションフィールドを選択します。
紐付けキー
このフィールドを紐付けキーの一部にする場合は、このチェックボックスをオンにします。
チェックボックス(Campaign)コンポーネントを使用すると、ユーザーがブーリアンデータタイプの Adobe Campaign プロファイルフィールドを変更できるようになります。例えば、受信者が任意のチャネルからの連絡を希望するかどうかを指定できるチェックボックス(Campaign)コンポーネントを使用できます。
チェックボックス(Campaign)コンポーネントでは、大部分の Adobe Campaign コンポーネントに共通の設定を使用できます。
チェックボックス(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
日付フィールドを使用して、受信者が日付を指定できるようにします。これは例えば、受信者による生年月日の指定が必要な場合などに有効です。日付の形式は、Adobe Campaign インスタンスで使用されている形式と同じになります。
大部分の Adobe Campaign コンポーネントに共通の設定に加え、次の項目を設定できます。
制約 - 制約 - 「なし」または「日付」を選択して、日付の制約を追加するかどうかを設定できます。「日付」を選択した場合、ユーザーはこのフィールドに日付形式で値を入力する必要があります。
制約メッセージ - さらに、ユーザーに回答の適切な形式を示す、制約メッセージを追加できます。
スタイル設定 - 幅「+」アイコンと「-」アイコンをクリックまたはタップするか、数字を入力して、フィールドの幅を調整します。
幅が調整された日付フィールド(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
このコンポーネントでは、Adobe Campaign プロファイルの識別子(Adobe Campaign Standard ではメインリソース識別子、Adobe Campaign 6.1 では暗号化されたプライマリキー)を含んだ URL パラメーターの名前を定義します。
Adobe Campaign プロファイルデータを表示および変更する各フォームには、暗号化されたプライマリキーコンポーネントを含める必要があります。
暗号化されたプライマリキー(Campaign)コンポーネントでは、次の項目を設定できます。
暗号化されたプライマリキー(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
このコンポーネントを使用すると、バックエンドエラーを表示できます。コンポーネントを正しく機能させるには、フォームのエラー処理を転送に設定する必要があります。
エラー表示(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
非表示の紐付けキー (Campaign) コンポーネントを使用して、非表示のフィールドを紐付けキーの一部としてフォームに追加できます。
非表示の紐付けキー(Campaign)コンポーネントでは、次の項目を設定できます。
非表示の紐付けキー(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
数値フィールドを使用すると、受信者が年齢などの数値を入力できるようになります。
大部分の Adobe Campaign コンポーネントに共通の設定に加え、次の項目を設定できます。
制約 - 制約ドロップダウン
「なし」または「数値」を選択して、数値の制約を追加するかどうかを設定できます。「数値」を選択した場合、ユーザーはこのフィールドに数値で回答を入力する必要があります。
制約メッセージ - さらに、ユーザーに回答の適切な形式を示す、制約メッセージを追加できます。
スタイル設定 - 幅「+」アイコンと「-」アイコンをクリックまたはタップするか、数字を入力して、フィールドの幅を調整します。
幅が設定された数値フィールド(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
このドロップダウンリストを使用すると、受信者の性別やステータスなどのオプションを選択できます。
オプションフィールド(Campaign)コンポーネントでは、大部分の Adobe Campaign コンポーネントに共通の設定を使用できます。ドロップダウンリストに値を入力するには、Adobe Campaign の記号をクリックまたはタップして Adobe Campaign のパーソナライゼーションフィールドに移動して、適切なフィールドを選択します。
オプションフィールド(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
購読チェックリスト(Campaign)コンポーネントを使用して、Adobe Campaign プロファイルに関連付けられた購読を変更できます。
このコンポーネントをフォームに追加すると、利用可能なすべての購読がチェックボックスとして表示されるので、ユーザーに目的の購読を選択させることができます。ユーザーがフォームを送信すると、フォームのアクションタイプ(「Adobe Campaign:サービスに登録」または「Adobe Campaign:サービスの登録解除」)に応じて、選択されたサービスにユーザーが登録されるか、ユーザーの登録が解除されます。
このコンポーネントは、ユーザーがどのサービスを購読または購読解除しているかを確認しません。
購読チェックリスト(Campaign)コンポーネントでは、大部分の Adobe Campaign コンポーネントに共通の設定を使用できます。(このコンポーネントで利用できる Adobe Campaign 設定はありません)。
購読チェックリスト(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。
テキストフィールド(Campaign)コンポーネントを使用すると、名、姓、住所、メールアドレスなどの文字列タイプのデータを入力できます。
大部分の Adobe Campaign コンポーネントに共通の設定に加え、次の項目を設定できます。
制約 - 制約ドロップダウン - 「なし」、「メール」または「名前(ウムラウトなし)」を選択して、メールアドレスまたは名前の制約を追加するかどうかを設定できます。「メール」を選択した場合、ユーザーはこのフィールドにメールアドレスを入力する必要があります。「名前」を選択した場合は、名前を入力する必要があります(ウムラウトは使用できません)。
制約メッセージ - さらに、ユーザーに回答の適切な形式を示す、制約メッセージを追加できます。
スタイル設定 - 幅「+」アイコンと「-」アイコンをクリックまたはタップするか、数字を入力して、フィールドの幅を調整します。
テキストフィールド(Campaign)コンポーネントの表示例を以下に示します。