バージョン管理では、特定の時点でのページの「スナップショット」が作成されます。バージョン管理を使用すると、以下の操作を実行できます。
リソースのバージョンは、次の場所から作成できます。
バージョンを作成するページに移動して、そのページを表示します。
選択モードでページを選択します。
「タイムライン」列を開きます。
コメントフィールドの横の矢印をクリックまたはタップして、オプションを表示します。
「バージョンとして保存」を選択します。
必要に応じて、「ラベル」と「コメント」を入力します。
「作成」で新しいバージョンを確定します。
タイムラインの情報が、新しいバージョンを示すように更新されます。
バージョンを作成するページに移動して、そのページを表示します。
選択モードでページを選択します。
ツールバーの「作成」オプションを選択します。
ダイアログが開きます。必要に応じて、「ラベル」と「コメント」を入力します。
「作成」で新しいバージョンを確定します。
タイムラインが開き、新しいバージョンを示すように情報が更新されます。
ページのバージョンを作成した後、以前のバージョンを回復する様々な方法があります。
タイムラインパネルの「このバージョンに戻る」オプション
選択したページの以前のバージョンを回復します。
上部のアクションツールバーの「復元」オプション
バージョンを復元
現在選択されているフォルダー内の指定されたページのバージョンを回復します。これには、以前削除したページの復元も含むことができます。
ツリーを復元
ツリー全体のバージョンを指定した日時に回復します。これには、以前削除したページを含むことができます。
ページを回復すると、作成されたバージョンが新しいブランチの一部になります。
この処理は次のようになります。
選択したページの以前のバージョンを復帰させるには、次の手順に従います。
以前のバージョンに戻すページに移動して、そのページを表示します。
選択モードでページを選択します。
「タイムライン」列を開き、「すべて表示」または「バージョン」を選択します。選択したページのページバージョンが表示されます。
戻すバージョンを選択します。選択可能なオプションが表示されます。
「このバージョンに戻る」を選択します。選択したバージョンが復元され、タイムラインの情報が更新されます。
このメソッドは、現在のフォルダー内の指定されたページのバージョンを復元するために使用できます。これには、以前削除したページの復元も含むことができます。
必要なフォルダーに移動して選択します。
「復元」を選択し、上部のアクションツールバーで「バージョンを復元」を選択します。
次のいずれかの場合:
該当するバージョンがないため、表示は空になります。
利用可能なバージョンがリストに表示されます。
特定のページに対して、「復元後のバージョン」ドロップダウンセレクターを使用して、そのページに必要なバージョンを選択します。
メインディスプレイで、復元する必要のあるページを選択します。
選択したページの選択したバージョンを現在のバージョンとして復元するには、「復元」を選択します。
必要なページと関連するバージョンを選択する順序は入れ替え可能です。
このメソッドは、指定した日時にツリーのバージョンを復元する場合に使用できます。これには、以前削除したページを含めることができます。
必要なフォルダーに移動して選択します。
「復元」を選択し、上部のアクションツールバーから「ツリーを復元」を選択します。ツリーの最新バージョンが表示されます。
「最新バージョンの日付」で、日時セレクターを使用して、復元するツリーの別のバージョンを選択します。
必要に応じて、「バージョン管理されないページを維持」フラグを設定します。
アクティブ(選択)の場合、バージョン管理されないページはすべて維持され、復元の影響を受けません。
非アクティブ(選択されていない)場合、バージョン管理されないページは、バージョン管理されたツリーに存在しないため、削除されます。
選択したバージョンのツリーを現在のバージョンとして復元する場合は、「復元」を選択します。
次の手順で特定のバージョンをプレビューできます。
比較するページに移動して、そのページを表示します。
選択モードでページを選択します。
「タイムライン」列を開き、「すべて表示」または「バージョン」を選択します。
ページバージョンがリストに表示されます。次のように、プレビューするバージョンを選択します。
プレビューを選択します。ページが新しいタブに表示されます。
ページを移動すると、移動前に作成したバージョンのプレビューを実行できなくなります。
以前のバージョンを現在のページと比較するには、次の手順を実行します。
比較するページに移動して、そのページを表示します。
選択モードでページを選択します。
「タイムライン」列を開き、「すべて表示」または「バージョン」を選択します。
ページバージョンがリストに表示されます。比較するバージョンを選択します。
「現在のバージョンと比較」を選択します。ページの比較が開き、ページの違いが表示されます。
タイムワープは、過去の特定の時間にページが公開された状態をシミュレートするために設計された機能です。
AEM 6.5.10.0 以降を実行している場合、タイムワープをローンチと組み合わせて使用して、未来をプレビューすることもできます。
コンテンツの作成は継続的な共同作業プロセスなので、コンテンツの変更内容を把握するために、公開された Web サイトを作成者が経時的に追跡できるようにすることがタイムワープの目的です。この機能では、ページのバージョンを使用してパブリッシュ環境の状態を判断します。
次の手順を実行します。
タイムワープは、ページエディターのモードです。開始するには、他のモードに切り替えるときと同様にタイムワープモードに切り替えます。
タイムワープを開始するページのエディターを起動し、モード選択でタイムワープを選択します。
ダイアログで、目的の日時を設定して、「日付を設定」をクリックまたはタップします。時間を選択しない場合は、現在の時間がデフォルトになります。
ページは、日付設定に基づいて表示されます。タイムワープモードは、ウィンドウの上部にある青いステータスバーで示されます。ステータスバーのリンクを使用して、新しい目的の日付を選択したり、タイムワープモードを終了したりします。
タイムワープでは、選択した時点のページを再現するために最大限の努力をします。ただし、AEM でのコンテンツの継続的なオーサリングは複雑な作業なので、これが常に可能とは限りません。タイムワープを使用する際は、以下の制限事項に留意してください。
タイムワープは、公開されたページに基づいて機能する - タイムワープは対象のページが既に公開されている場合にのみ完全に機能します。まだ公開されていない場合は、オーサー環境の現在のページが表示されます。
タイムワープではページのバージョンを使用する - リポジトリーから削除されたページに移動する場合、このページの古いバージョンがリポジトリー内でまだ有効であれば正しくレンダリングされます。
削除されたバージョンがタイムワープに影響を及ぼす - バージョンがリポジトリーから削除された場合、タイムワープで正しい表示を行うことができません。
タイムワープは読み取り専用 - ページの古いバージョンを編集することはできません。古いバージョンは表示のみ可能です。古いバージョンを復元する場合は、復元を使用して手動で行う必要があります。
タイムワープはページのコンテンツにのみ基づく - Web サイトのレンダリングに使用する要素(コード、CSS、アセット/画像など)を変更した場合、これらのアイテムはリポジトリー内でバージョン化されないので、元の表示と異なる表示になります。
タイムワープは、作成者によるコンテンツの把握と作成を支援するツールとして設計されています。監査ログや法的な目的のためのものではありません。