コンテンツ作成は反復的なプロセスです。効率的なオーサリングでは、ある反復から他の反復で何が変化したかを知る必要があります。あるページバージョンを見てから別のページバージョンを見るのは非効率的であり、エラーが発生しやすくなります。ある作成者が、現在のページを他のバージョンと並べて簡単に比較できるようにしたいと考えます。
ページの差分表示を使用すると、2 つのページを並べて比較し、差分をハイライト表示できます。
この機能の技術的詳細については、開発とページの差分を参照してください。
並列比較による差分表示では、次のものを比較できます。
それらのコンテキスト内で差分の確認を開始する方法については、それぞれのトピックを参照してください。
比較対象のコンテンツに関わらず、差分の表示は同じです。
例えば、バージョンを比較する場合、現在のバージョンが左側に表示され、以前のバージョンが右側に表示されます。
両方のページのソースは、ブラウザーウィンドウ上部のヘッダーバーにはっきりと表示されます。
差分によりコンポーネントおよび HTML レベルの変更が検出されます。変更された項目は、異なる色でハイライト表示されます。
コンポーネントの変更点
HTML の変更点
言語コピーを比較する場合は、翻訳ですべてが変更され、強調表示をしても意味がないので、強調表示は無効になります。
特定のコンテンツに集中するには、並列比較による差分表示のいずれかの「サイド」の全画面表示アイコンをクリックすると、ブラウザーの全画面に拡大することができます。
選択されたサイドが画面全体に表示されますが、バーは上部に残るので、2 枚のページを切り替えることができます。
また全画面表示を終了するアイコンをクリックして、全画面表示を閉じることができます。
ヘッダーの「閉じる」ボタンをクリックすることで、並列比較による差分表示はいつでも終了することができます。
ページの差分表示で期待どおりに差分が検出されない場合があります。
バージョンおよびローンチが異なるとき、差分は、パンくずリスト、メニュー、製品リスト、ロゴなどのダイナミックコンポーネント(コンテンツを表示する際にサイト構造に依存するコンポーネント)を考慮しません。
バージョンの差分表示では、アクセスコントロールポリシーおよびライブコピー関係は再現されません。
ページを移動すると、移動前に作成したバージョンとの差分を実行できなくなります。
古いバージョン同士を比較することはできません。比較できるのは、現在のバージョンと古いバージョンの組み合わせだけです。変更の強調表示は、必ず現在のバージョンに対しておこなわれます。
ページ差分メカニズムの仕組みおよびページ差分に影響を与える可能性のある制限事項の詳細については、この機能の開発者向けドキュメントを参照してください。