AEM には次の 2 種類の環境があります。
これらの環境が相互に影響することで、コンテンツが Web サイト上に公開され、訪問者が閲覧できるようになります。
オーサー環境は、コンテンツを作成および更新し、実際にコンテンツを公開する前にレビューするためのメカニズムを提供します。
オーサー環境では、AEM の機能は 2 種類の UI により利用できます。パブリッシュ環境では、ユーザーに公開するインターフェイスの全体的なルックアンドフィールをデザインします。
作成者は、オーサー環境と呼ばれる環境で作業します。この環境では、便利なグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI または UI)を使用して、コンテンツを作成できます。この環境は通常、完全に保護された企業のファイアウォールの内側に配備されるので、作成者は、適切なアクセス権限が割り当てられたアカウントを使用してログインする必要があります。
コンテンツの作成、編集または公開のための適切なアクセス権限を持つアカウントが必要です。
使用しているインスタンスや、個人のアクセス権限の設定に合わせて、コンテンツに対して次をはじめとする多くのタスクを実行できます。
さらに、コンテンツの管理に役立つ次のような管理タスクがあります。
また、AEM は、大部分のタスクについてオーサー環境から管理されます。
準備が完了した AEM サイトのコンテンツは、パブリッシュ環境に公開されます。対象となるオーディエンスは、デザインされたインターフェイスのルックアンドフィールに従って web サイトのページを利用できます。
通常、パブリッシュ環境は保護解除された領域(DMZ)内に配置されます。つまり、インターネットで使用できますが、内部ネットワークの完全保護下にはありません。
AEM サイトがコミュニティサイトの場合、または Communities コンポーネントを含む場合、サインインしたサイト訪問者(メンバー)は、Communities の機能を利用できます。例えば、フォーラムに投稿、コメントを投稿、または他のメンバーをフォローできます。新しいページ(コミュニティグループ)の作成、ブログ記事、他のメンバーの投稿の管理など、通常はオーサー環境に制限されるアクティビティの実行権限を、メンバーに付与できます。
用語が一部重複して使用されている場合があります。この状況は次の用語で発生しています。
公開/非公開
環境でコンテンツを公開する(または非公開にする)アクションに対して主に使用される用語です。
アクティブ化/非アクティブ化
公開/非公開と同義です。
レプリケート/レプリケーション
ユーザーコメントの公開やリバースレプリケーションの際などに、ある環境から別の環境へのデータ(ページコンテンツ、ファイル、コード、ユーザーコメントなど)の移動を表すために使用する技術用語です。
Web サイトの訪問者に対するパフォーマンスを最適化するには、Dispatcher を使用してロードバランシングとキャッシングを実装します。