Dynamic Media でルールセットをデプロイして、URL を変換できます。ルールセットはスクリプティング言語(JavaScript など)で記述された命令セットで、XML データを評価して、そのデータが特定の条件を満たす場合に特定のアクションを実行します。各ルールは、1 つ以上の条件と 1 つ以上のアクションで構成されます。ルールは XML データを条件に対して評価し、条件を満たしている場合は適切なアクションを実行します。ルールセットの例としては、次のようなものがあります。
MIME タイプのサフィックスの付加。多くのサービスや Web サイトでは、.jpg
を URL に付加するなど、画像のサフィックスが必要です。
SEO(検索エンジン最適化)のための URL へのフォルダーパスの作成。
「Adobe Dynamic Media Classic が SEO をサポートする方法」を参照してください。
SEO(検索エンジン最適化)のための URL へのメタデータの付加。
「Adobe Dynamic Media Classic が SEO をサポートする方法」を参照してください。
ダウンロードを開始するためのコンテンツ処理方法の設定。
パーソナライゼーションのための画像サービングテンプレーティング URL の簡略化。例えば、rgb{XX,YY,ZZ}
を RTF 対応の \redXX\greenYY\blueZZ
に変換します。
$
、{
、}
などの特定の文字のエンコードと、ImageServer への特定の文字のデコードのリクエスト。例えば、Facebook は特殊文字を含む URL では正しく機能しません。
URL からの特殊文字の削除を参照してください。
Dynamic Media のコンテキストで、XML ベースのシステムを使用してアセット情報を管理する Web サイトは、XML ファイルを Dynamic Media にアップロードできます。これらのファイルのいずれかを、Dynamic Media のアセットを処理するための前処理ルールセットファイルとして指定できます。このファイルは、Dynamic Media と統合するシステムのビジネスロジックを満たすよう、標準 URL プロトコル形式を再構成します。XML ファイルをルールセット定義ファイルのパスとして指定します。
ルールセットを使用する場合は、Dynamic Media のコンテンツが Web サイトに表示されなくなる可能性があるので、注意してください。
用意されているサンプルルールセットを使用して、独自のルールセットを作成できます。ルールセットのリファレンスを参照してください。
すべてのルールセットの作成と同様に、xmlvalid などの XML バリデータープログラムを使用して、XML ファイルが有効であることを確認してからアップロードしてください。ルールセットのトラブルシューティングも参照してください。
また、最初は実稼動環境に影響を与えないステージング環境でルールセットをテストしてください。通常、実稼動環境とステージング環境では異なるログイン情報が必要となります。
ログイン情報については、Adobe Dynamic Media Classic へのログインを参照してください。
ルールセットでの 「is」 イメージに代わる 「asset」 の使用も参照してください。
XML ルールセットをデプロイするには:
Dynamic Media Classic デスクトップアプリケーションにサインインします。
資格情報とログオンの詳細は、プロビジョニング時にアドビから付与されたものです。この情報をお持ちでない場合は、アドビカスタマーサポートにお問い合わせください。
次の手順を実行して、ルールセットファイルをアップロードします。
ページ上部付近のナビゲーションバーで、設定/アプリケーション設定/公開設定/Image Server をクリックします。
Image Server 公開ページの「カタログ管理」グループで、ルールセット定義ファイルのパスを探し、「選択」を選択します。
ルールセット定義ファイル(XML)を選択ページでルールセットファイルを参照し、ページ右下隅の「選択」を選択します。
セットアップページの右下隅にある「閉じる」を選択します。
Image Server 公開ジョブを実行します。
ルールセットの条件が現在の Dynamic Media の Image Server へのリクエストに適用されます。
ルールセットファイルを変更した場合、変更したルールセットファイルを再アップロードして再公開すると、変更内容が直ちに適用されます。