Adobe Camera Raw を使用して画像を処理する camera-raw-support

Adobe Camera Raw サポートを有効にすると、CR2、NEF、RAF などの RAW ファイル形式を処理し、画像を JPEG 形式でレンダリングできます。この機能は、ソフトウェア配布から入手できる Camera Raw パッケージを使用して Adobe Experience Manager Assets でサポートされています。

NOTE
この機能は JPEG レンディションのみをサポートします。これは、Windows 64 ビット、Mac OS および RHEL 7.x でサポートされます。

Experience Manager Assets で Camera Raw サポートを有効にするには、次の手順に従います。

  1. Camera Raw パッケージを Software Distribution からダウンロードします。

  2. https://[aem_server]:[port]/workflow にアクセスします。DAM アセットの更新 ​ワークフローを開きます。

  3. サムネールを処理 ​手順を編集します。

  4. サムネール」タブで次の設定を入力します。

    • サムネール140:100:false, 48:48:false, 319:319:false
    • スキップ MIME タイプskip:image/dng, skip:image/x-raw-(.*)

    chlimage_1-128

  5. Web に対応した画像」タブの​ リストをスキップ ​フィールドで、audio/mpeg, video/(.*), image/dng, image/x-raw-(.*) を指定します。

    chlimage_1-129

  6. サイドパネルから、サムネールを処理 ​ステップの下に Camera Raw/DNG ハンドラー ​手順を追加します。

  7. Camera Raw/DNG ハンドラー」ステップの「引数」タブで、次の設定を入力します。

    • MIME タイプimage/dng および image/x-raw-(.*)

    • コマンド

      • DAM_Raw_Converter ${directory}/${filename} ${directory} cq5dam.web.1280.1280.jpeg 1280 1280
      • DAM_Raw_Converter ${directory}/${filename} ${directory} cq5dam.thumbnail.319.319.jpeg 319 319
      • DAM_Raw_Converter ${directory}/${filename} ${directory} cq5dam.thumbnail.140.100.jpeg 140 100
      • DAM_Raw_Converter ${directory}/${filename} ${directory} cq5dam.thumbnail.48.48.jpeg 48 48

    chlimage_1-130

  8. 保存」をクリックします。

NOTE
上記の設定が Camera RAW および DNG 処理ステップによるサンプルの DAM 更新アセット ​設定と同じであることを確認してください。

これで、Camera Raw ファイルを Assets にインポートすることができます。Camera RAW パッケージをインストールして必要なワークフローを設定した後、パネルのリストに「画像調整」オプションが表示されます。

chlimage_1-131

図:サイドペインのオプション。

chlimage_1-132

図:オプションを使用して、画像に軽量の編集をおこないます。

Camera Raw 画像に対する編集を保存すると、その画像に対して、新しいレンディション「AdjustedPreview.jpg」が生成されます。Camera Raw 以外の画像タイプの場合は、変更内容がすべてのレンディションに反映されます。

ベストプラクティス、既知の問題および制限事項 best-practices

この機能には次の制限があります。

  • この機能は JPEG レンディションのみをサポートします。Windows 64 ビット、Mac OS、および RHEL 7.x でサポートされています。
  • RAW および DNG 形式では、メタデータの書き戻しはサポートされていません。
  • Camera Raw ライブラリには、一度に処理できる合計ピクセルに関する制限があります。現在、最初に検出された条件に応じて、ファイルの長辺で最大 65000 ピクセルまたは 512 MP を処理できます。
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