ここでは、ランディングページ用にデザインインポーターを設定し、必要に応じて拡張する方法について説明します。読み込み後のランディングページの使用については、ランディングページを参照してください。
デザインインポーターでカスタムコンポーネントを抽出する
デザインインポーターにカスタムコンポーネントを認識させる論理的な手順を説明します。
TagHandler の作成
対応するTagHandlerFactoryを作成します。
デフォルトを上書きする場合は、TagHandlerFactoryのランクがより適切であることを確認してください。
ランディングページの読み込みに使用されていたデザインインポーターは、AEM 6.5 で廃止されました。
インポーターページを作成したら、HTML ランディングページ全体を読み込むことができます。HTML ランディングページを読み込むには、最初にこのページのコンテンツを zip ファイルにしてデザインパッケージを作成する必要があります。デザインパッケージには、HTML ランディングページと、参照するアセット(画像、CSS、アイコン、スクリプトなど)が含まれます。
次のチートシートには、読み込み用に HTML を準備する方法の一例が示されています。
ランディングページのチートシート
この時点では、zip ファイルに 1 つの HTML ページ、またはページの一部分のみを含めることができます。
zip ファイルのレイアウトの例を以下に示します。
このレイアウトは、HTML5 Boilerplate のレイアウトのベストプラクティスに基づいています。詳しくはhttps://html5boilerplate.com/を参照
少なくとも、デザインパッケージのルートレベルに index.html ファイルを含める必要があります。読み込むランディングページにモバイルバージョンがある場合は、この zip ファイルのルートレベルに mobile.index.html と index.html を含める必要があります。
HTML を読み込むには、キャンバス div をランディングページ HTML に追加する必要があります。
キャンバスdivはhtml divで、id="cqcanvas"
はHTML <body>
タグ内に挿入する必要があり、変換を目的としたコンテンツを含める必要があります。
キャンバス div を追加した後のランディングページ HTML のスニペットの例を次に示します。
<!doctype html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title></title>
<meta name="description" content="">
</head>
<body>
<div id="cqcanvas">
<!-- HTML content intended for conversion -->
</div>
</body>
</html>
ランディングページを読み込むとき、ページを現状維持で読み込むことができます。この場合、ランディングページの読み込み後、読み込まれたいずれの項目も AEM では編集できません(AEM コンポーネントをページに追加することは引き続き可能です)。
ランディングページを読み込む前に、ランディングページの一部のパーツを編集可能な AEM コンポーネントに変換することができます。これにより、ランディングページデザインを読み込んだ後でも、ランディングページの一部をすばやく編集できます。
パーツを変換するには、読み込む HTML ファイル内の適切なコンポーネントに data-cq-component
を追加します。
次の節では、HTML ファイルを編集し、ランディングページの特定のパーツをそれぞれ編集可能な AEM コンポーネントに変換する方法について説明します。ランディングページコンポーネントで、コンポーネントについて詳しく説明します。
ランディングページのパーツを AEM コンポーネントに変換するための HTML マークアップには、長い形式と短縮形のタグ宣言の両方の形式があります。各コンポーネントで、両方の形式について説明しています。
読み込みをおこなう前に、次の制限事項に注意してください。
bodyタグ(例:<body id="container">
)にIDやクラスなどの属性が適用されている場合、読み込み後は保持されません。 したがって、読み込まれるデザインは、<body>
タグに適用される属性に依存しないでください。
Internet ExplorerおよびFirefoxバージョン3.6以前では、ドラッグ&ドロップによるZipアップロードはサポートされていません。 これらのブラウザーの使用時にデザインをアップロードする場合は、ファイルのドロップ領域をクリックしてファイルのアップロードダイアログボックスを開き、そのダイアログを使用してデザインをアップロードします。
デザイン zip ファイルの「ドラッグ&ドロップ」をサポートするブラウザーは、Chrome、Safari 5.x、Firefox 4 以降です。
Modernizr.js
は Javascript ベースのツールで、ブラウザーのネイティブ機能を検出し、この機能が HTML5 要素として適切かどうかを判断します。様々なブラウザーの古いバージョンのサポートを強化するために Modernizr が使用されているデザインを読み込むと、ランディングページソリューションで問題が発生する場合があります。Modernizr.js
スクリプトは、デザインインポーターではサポートされていません。
デザインパッケージを読み込む前に、ページプロパティ(カスタムドメイン、強制 HTTPS など)を(空白のランディングページテンプレートを使用する)ページに設定した場合、このプロパティはデザインが読み込まれた後に失われます。したがって、デザインパッケージを読み込んだ後でページプロパティを設定することをお勧めします。
読み込み時に、セキュリティ上の理由から、また、無効なマークアップが読み込まれて公開されないように、マークアップがサニタイズ削除されます。この場合、HTML のみのマークアップと、その他のあらゆる形式の要素(インライン SVG や Web コンポーネントなど)が除外されることを前提としています。
テキストコンポーネント(foundation/components/text
)をデザインパッケージ内の HTML に挿入するための HTML マークアップを次に示します。
<div data-cq-component="text"> <p>This is some editable text</p> </div>
上記のマークアップを HTML 内に含めると、次の操作がおこなわれます。
sling:resourceType=foundation/components/text
)を作成します。text
プロパティに、div
で囲まれた HTML を設定します。短縮形のコンポーネントタグ宣言:
<p data-cq-component="text">Text component shorthand</p>
リスト付きテキスト
次のリストを含むテキストを追加します。
これを RTE エディターで編集可能にします。
<div data-cq-component="text"><p>This is text with a list:</p><ul><li>1st</li><li>2nd</li></ul><p>It can be edited with the RTE editor</p></div>
色付きのテキスト
テキストを色(ピンク)付きで追加し、RTE エディターで編集できるようにします。
<div class="pink" data-cq-component="text"><p>This is pink text.</p><p>It can be edited with the RTE editor</p></div>
デザインパッケージ内のHTMLにタイトルコンポーネント(wcm/landingpage/components/title
)を挿入するHTMLマークアップ:
<div data-cq-component="title"> <h1>This is some editable title text</h1> </div>
上記のマークアップを HTML 内に含めると、次の操作がおこなわれます。
sling:resourceType=wcm/landingpage/components/title
)を作成します。jcr:title
プロパティに、div で囲まれた見出しタグ内のテキストを設定します。type
プロパティに見出しタグ(この場合は h1
)を設定します。titleコンポーネントは、h1, h2, h3, h4, h5, h6
とdefault
の7種類のタイプをサポートします。
短縮形のコンポーネントタグ宣言:
<h1 data-cq-component="title">Title component shorthand</h1>
画像コンポーネント(foundation/components/image)をデザインパッケージ内の HTML に挿入するための HTML マークアップを次に示します。
<div data-cq-component="image">
<img src="img/video1.png" alt="Video about Polar Brake Goggles in action" title="Polar Brake Goggles" width="300" height="200" />
</div>
上記のマークアップを HTML 内に含めると、次の操作がおこなわれます。
sling:resourceType=foundation/components/image
)を作成します。fileReference
プロパティに、src 属性で指定された画像の読み込み先のパスを設定します。alt
プロパティをimgタグのalt属性の値に設定します。title
プロパティにimgタグのtitle属性の値を設定します。width
プロパティにimgタグのwidth属性の値を設定します。height
プロパティにimgタグのheight属性の値を設定します。短縮形のコンポーネントタグ宣言:
<img data-cq-component="image" src="test.png" alt="Image component shorthand"/>
絶対URL srcを持つ<img>
タグをコンポーネントの変換に使用しようとすると、適切なUnsupportedTagContentExceptionが発生します。 例えば、次のような記述はサポートされません。
<div data-cq-component="image">
<img src="https://cdn.printfriendly.com/pf-button.gif" alt="Print Friendly and PDF"/>
</div>
これ以外の、画像コンポーネントの div に含まれていない img タグの場合は、絶対 URL の画像がサポートされます。
ランディングページの一部を「編集可能なコールトゥアクションコンポーネント」として読み込むためにマークすることができます。これにより読み込まれたコールトゥアクションコンポーネントは、ランディングページの読み込み後に編集できます。AEM には次のようなコールトゥアクション(CTA)コンポーネントが含まれています。
この CTA コンポーネントを使用して、ランディングページにテキストリンクを追加できます。
サポートされるプロパティ
HTML タグを使用して、読み込まれた zip ファイルにクリックスルーコンポーネントを含めます。ここで、href がターゲット URL にマッピングされたり、「製品の詳細を表示」がラベルにマッピングされたりします。
<div id="cqcanvas">
.
.
<div data-cq-component="clickThroughLink">
<a href="/content/we-retail/us/en/products/equipment/snow-sports/flying-snowboard.html?lang=ja">View Product Details ></a>
</div>
.
.
</div>
このコンポーネントは任意のスタンドアロンのアプリケーションで使用したり、zip ファイルから読み込むことができます。
短縮形のコンポーネントタグ宣言:
<a href="/somelink.html?lang=ja" data-cq-component="clickThroughLink">Click Through Link shorthand</a>
この CTA コンポーネントを使用して、リンク付きのグラフィック画像をランディングページに追加できます。単純なボタンの画像や、背景としてのグラフィック画像を使用できます。画像をクリックすると、ユーザーはコンポーネントのプロパティで指定されたターゲット URL に誘導されます。このコンポーネントは「コールトゥアクショングループ」に含まれています。
サポートされるプロパティ
HTML タグを使用して、読み込まれた zip ファイルにグラフィックリンクコンポーネントを含めます。ここでは、href がターゲット URL にマッピングされ、img src がレンダリング画像になり、マウスを置いたときのテキストとして「title」が使用されます。
<div id="cqcanvas">
<div data-cq-component="clickThroughGraphicalLink"><a href="https://www.adobe.com/go/wem"><img src="img/call-to-action-button.png" title="Click Here to Learn More" /></a></div>
</div>
短縮形のコンポーネントタグ宣言:
<a href="/somelink.html?lang=ja" data-cq-component="clickThroughGraphicalLink"><img src="linkimage.png" alt="Click Through Graphical Link shorthand"/></a>
クリックスルーグラフィカルリンクを作成するには、data-cq-component="clickthroughgraphicallink"
属性を持つdiv内でアンカータグと画像タグをラップする必要があります。
例:<div data-cq-component="clickthroughlink"> <a href="https://myURLhere/"><img src="image source here"></a> </div>
CSS を使用して画像とアンカータグを関連付けるその他の方法はサポートされていません。例えば、次のようなマークアップは無効です。
<div data-cq-component="clickthroughgraphicallink">
<a class="hasBackground" href="https://myURLhere/"></a>
</div>
css .hasbackground { background-image: pathtoimage }
を関連付け
リードフォームは、訪問者(リード)のプロファイル情報を収集するために使用するフォームです。この情報を保存して後で使用し、この情報に基づき効果的なマーケティングをおこなうことができます。この情報には通常、タイトル、名前、電子メール、生年月日、住所、興味などがあります。これは、「CTA Lead Form」グループの一部です。
サポートされている機能
定義済みのリードフィールド — サイドキックで、名、姓、住所、dob、性別、案内、userId、emailId、送信ボタンが使用できます。 必要なコンポーネントをリードフォームにドラッグ&ドロップするだけで使用できます。
これらのコンポーネントを使用して、作成者がスタンドアロンのリードフォームをデザインできます。これらのフィールドはリードフォームフィールドに対応しています。スタンドアロンまたは読み込んだzip申込フォームでは、cq:formまたはctaリードフォームのフィールドを使用して、別のフィールドを追加し、要件に従って名前を付けて設計できます。
CTAリードフォームの特定の事前定義名(例:リードフォームの名のfirstName)を使用して、リードフォームのフィールドをマッピングします。
リードフォームにマッピングされないフィールドは、cq:form コンポーネント(テキスト、ラジオボタン、チェックボックス、ドロップダウン、非表示、パスワード)にマッピングされます。
ユーザーは "label" タグを使用してタイトルを設定したり、スタイル属性 "class" を使用してスタイルを設定することができます(CTA リードフォームコンポーネントでのみ有効)。
「ありがとうございます」ページと購読のリストは、フォームの非表示のパラメーター(index.htmに存在)として提供するか、「リードフォームの開始」の編集バーから追加/編集できます。
<input type="hidden" name="redirectUrl" value="/content/we-retail/en/user/register/thank_you" />
<input type="hidden" name="groupName" value="leadForm" />
— 必須などの制約は、各コンポーネントの編集設定から指定できます。
HTML タグを使用して、読み込まれた zip ファイルにグラフィックリンクコンポーネントを含めます。ここでは、「firstName」がリードフォームの firstName にマッピングされたりしています。チェックボックスはこれらとは異なり、2 つのチェックボックスが cq:form ドロップダウンコンポーネントにマッピングされています。
<div id="cqcanvas">
<div id="form_wrapper">
<h2>NEWSLETTER SIGN UP</h2>
<div data-cq-component="leadFormGeneration">
<form method="post" action="#" onsubmit="return popupBox()">
<label for="firstName" class="checkText">
FIRST NAME
</label><br />
<input name="firstName" class="text pink" type="text" /><br />
<label for="lastName" class="checkText">
LAST NAME
</label><br />
<input name="lastName" class="text pink" type="text" /><br />
<label for="emailId" class="checkText">
EMAIL ADDRESS
</label><br />
<input name="emailId" class="text pink" type="text" /><br />
<div class="checkboxes">
<input type="checkbox" class="check" name="send_news" /> <label for="send_news" class="checkText">Send me the latest We.Retail news and announcements.</label><br />
<input type="checkbox" class="check" name="send_offers" /> <label for="send_offers" class="checkText">Send me We.Retail deals and special offers.</label><br />
</div>
<input type="submit" name="submit" class="submit pink" value="Sign Up >" />
</form>
</div>
</div>
AEM parsys コンポーネントは、他の AEM コンポーネントを含むことができるコンテナコンポーネントです。読み込んだ HTML に parsys コンポーネントを追加することができます。これにより、ランディングページが読み込まれた後も、ユーザーはこのページに対して編集可能な AEM コンポーネントの追加や削除をおこなうことができます。
段落システムでは、ユーザーがサイドキックを使用してコンポーネントを追加することができます。
parsys コンポーネント(foundation/components/parsys
)をデザインパッケージ内の HTML に挿入するための HTML マークアップを次に示します。
<div data-cq-component="parsys">
<div data-cq-component="title"><h2>ULTIMATE PROTECTION</h2></div>
<div data-cq-component="title"><h3>ON SALE</h3></div>
</div>
上記のマークアップを HTML に含めるには、以下をおこないます。
ターゲットコンポーネントには、ページ上のエクスペリエンスのコンテンツが表示されます。キャンペーン内にエクスペリエンスを多数作成することができ、ターゲットコンポーネントには、ページを訪問する多様なユーザーに対して様々なエクスペリエンスからのコンテンツを動的に表示することができます。
ターゲットコンポーネントを挿入し、またキャンペーン内に様々なエクスペリエンスを作成するための HTML マークアップを次に示します。
<div data-cq-component="target">
<section data-cq-component="experience" data-cq-experience="default">
<p data-cq-component="text">Default content. Select this campaign in client context to view other experiences</p>
</section>
<section data-cq-component="experience" data-cq-segment="over-30">
<p data-cq-component="text">Content for Over 30</p>
</section>
<section data-cq-component="experience" data-cq-segment="under-30">
<p data-cq-component="text">Content for Under 30</p>
</section>
</div>
デザインパッケージを読み込む前には、読み込まれるコンポーネントを編集可能な AEM コンポーネントにするかどうかだけではなく、次のような設定もおこなえます。
読み込まれた HTML の冒頭で宣言されている次のメタデータは、デザインインポーターによって「jcr:description」プロパティとして抽出され保持されます。
HTML タグに設定されている lang 属性セットは、デザインインポーターによって「jcr:language」プロパティとして抽出され保持されます。
デザインインポーターは、読み込まれた HTML で指定されているエンコーディングを読み取ります。エンコーディングは次のように指定できます。
<meta charset="UTF-8">
または
<meta http-equiv="content-type" content="text/html;charset=utf-8">
読み込まれた HTML でエンコーディングが指定されていない場合、デザインインポーターによって設定されるデフォルトのエンコーディングセットは UTF-8 です。
空白のランディングページテンプレートは、次の場所で新しいテンプレートを作成することでオーバーレイできます。/apps/<appName>/designimporter/templates/<templateName>
AEMで新しいテンプレートを作成する手順は、ここで説明します。
data-cq-component 属性を使用して HTML で参照したいコンポーネントがあり、デザインインポーターによってコンポーネントにこの参照の場所が含まれるようにするとします。例えば、テーブルコンポーネント(resourceType = /libs/foundation/components/table
)を参照するとします。 この場合、HTML に次の行を追加する必要があります。
<div data-cq-component="/libs/foundation/components/table?lang=ja">foundation table</div>
data-cq-component 内のパスは、コンポーネントの resourceType で指定されたパスにする必要があります。
次に示すような CSS セレクターを、読み込み時のコンポーネントの変換用にマークする要素と共に使用することは推奨されません。
E > F | F 要素は E 要素の子 | 子結合子 |
---|---|---|
E > F | F 要素の直前に E 要素 | 隣接兄弟結合子 |
E ~ F | F 要素の前に E 要素 | 一般兄弟結合子 |
E:root | E 要素はドキュメントのルート | 構造擬似クラス |
E:nth-child(n) | E 要素は親の n 番目の子 | 構造擬似クラス |
E:nth-last-child(n) | E 要素は親の最後から n 番目の子 | 構造擬似クラス |
E:nth-of-type(n) | E 要素はこのタイプの n 番目の兄弟 | 構造擬似クラス |
E:nth-last-of-type(n) | E 要素はこのタイプの最後から n 番目の兄弟 | 構造擬似クラス |
読み込み後に生成された HTML には <div> タグなどその他の HTML 要素も追加されるので、推奨されません。
OSGIコンソールを介して設定可能なプロパティを公開するコンポーネントは、次のとおりです。
プロパティについて、以下の表で簡単に説明します。
コンポーネント | プロパティ名 | プロパティの説明 |
ランディングページデザインインポーター | Extract Filter | 抽出したファイルのフィルター時に使用する正規表現のリスト。 指定したいずれかのパターンに一致する zip エントリは、抽出から除外されます。 |
ランディングページビルダー | File Pattern | ランディングページビルダーは、通常の式に一致するHTMLファイルを、ファイルパターンで定義したとおりに処理するように設定できます。 |
モバイルランディングページビルダー | ファイルパターン | ランディングページビルダーは、通常の式に一致するHTMLファイルを、ファイルパターンで定義したとおりに処理するように設定できます。 |
Device Groups | サポートされるデバイスグループのリスト。 | |
ランディングページエントリプリプロセッサー | Search Pattern | アーカイブエントリコンテンツ内で検索するパターン。この正規式は、1行ずつエントリコンテンツ行と一致します。 一致する場合、一致するテキストは指定した置換パターンに置換されます。 ランディングページエントリプリプロセッサーの現在の制限事項については、下記のメモを参照してください。 |
Replace Pattern | 一致が見つかったときに置換するパターン。$1、$2などのregexグループ参照を使用できます。 また、このパターンでは、{designPath}などのキーワードがサポートされ、読み込み時に実際の値で解決されます。 |
ランディングページエントリプリプロセッサーの現在の制限事項
検索パターンに変更を加える必要がある場合、Felix プロパティエディターを開いたとき、バックスラッシュ文字を手動で追加し正規表現のメタ文字をエスケープ処理する必要があります。バックスラッシュ文字を手動で追加しない場合、正規表現が無効と見なされ、検索前のものが置き換えられません。
例えば、デフォルト設定が
/\* *CQ_DESIGN_PATH *\*/ *(['"])
また、 >CQ_DESIGN_PATH
を検索パターンにVIPURL
含めると、検索パターンは次のようになります。
/\* *VIPURL *\*/ *(['"])
デザインパッケージの読み込み時に発生する可能性のあるいくつかのエラーについて説明します。
デザインパッケージに parsys コンポーネントのマークアップが含まれる場合、読み込み後のサイドキックには最初、ランディングページに関連するコンポーネントが表示されます。新しいコンポーネントを、ランディングページ内の parsys コンポーネントにドラッグ&ドロップすることができます。また、デザインモードに移動して、新しいコンポーネントをサイドキックに追加することもできます。
エラー(読み込んだパッケージが有効なzipでない場合など)が発生した場合、デザインの読み込みはパッケージを読み込まず、ページの上部でドラッグ&ドロップボックスのすぐ上にエラーメッセージを表示します。 エラーが発生するシナリオの例を以下に示します。エラーを修正したら、更新した zip ファイルを同じ空白のランディングページに再読み込みすることができます。次のような様々なシナリオでエラーがスローされます。
警告が発生した場合(例:HTMLがパッケージ内に存在しない画像を参照する場合)、デザインインポーターはzipを読み込みますが、結果ウィンドウに問題/警告のリストが表示されます。雑誌号のリンクをクリックすると、デザインパッケージ内の問題を示す警告のリストが表示されます。 デザインインポーターで警告が取得され、表示されるシナリオは、次のとおりです。
ランディングページが読み込まれた後、デザインパッケージ内のファイル(画像、CSS、js など)はAEM の次の場所に格納されます。
/etc/designs/default/canvas/content/campaigns/<name of brand>/<name of campaign>/<name of landing page>
ランディングページが We.Retail キャンペーンに作成され、このランディングページの名前が myBlankLandingPage である場合、zip ファイルが格納される場所は次のとおりです。
/etc/designs/default/canvas/content/campaigns/geometrixx/myBlankLandingPage
CSS を作成するときには、次の制限事項に注意してください。
テキストと(編集可能な)画像が次のような場合:
<div class="box">
<p><div data-cq-component="image"><img src="assets/image.jpg" width="115"
height="116" /></div>Some Text </p>
</div>
さらに、CSS が次のように box
クラスに適用されている場合:
.box
{ width: 450px; padding:10px; border: 1px #C5DBE7 solid; margin: 0px auto 0 auto; background-image:url(assets/box.gif); background-repeat:repeat-x,y; font-family:Verdana, Arial, Helvetica, sans-serif; font-size:12px; color:#6D6D6D; }
box img
がデザインインポーターで使用され、読み込んだ後のランディングページは書式が保持されていないように見えます。この問題の回避策として、AEM では CSS に div タグが追加され、その結果コードが書き換えられるということに注意してください。これを怠ると、CSS ルールが無効になる場合があります。
.box img
{ float:right; margin: 0 0 5px 5px; border: 1px #343434 solid; }
また、デザイナーは、id=cqcanvasタグ内のコードのみがインポーターで認識されることに注意する必要があります。認識されない場合、デザインは保持されません。