AEM Forms Workspace は AEM Forms の一部です。Workspace は PDF フォームに加え、HTML フォームのレンダリングを容易にします。これで、モバイルインターフェイスや Web アプリケーションからビジネスプロセスに関わることができます。
また、AEM Forms Workspace は、標準的な HTML および JavaScript™ の展開方法を使用して高度にカスタマイズすることが可能です。これは、その他の Web アプリケーションと容易に統合するコンポーネントベースのソフトウェアです。
詳しくは、「AEM Forms Workspace の概要」を参照してください。
Forms アプリケーションを作成してビジネスプロセスを自動化する全プロセスを理解するには、チュートリアルに従います。チュートリアルに従うと、Workbench、Designer、AEM Forms Workspace を使用して、アプリケーションを作成、管理、テストすることができます。実装について詳しくは、「最初の AEM Forms アプリケーションの作成」を参照してください。
AEM Forms Workspace では、以下のタスクを実行できます。
ビジネスプロセスの開始:AEM Forms Workspace は組織で設計および設定されたとおりにプロセスを分類します。頻繁に使用するカテゴリをお気に入りに追加して、これらのカテゴリにすばやくアクセスできます。プロセスの開始時は通常、Forms ワークフローによってコントロールされるビジネスプロセスを開始するためのフォームに入力する必要があります。詳しくは、「プロセスの開始」を参照してください。
タスクの表示と操作:TODO リストを表示すると、ビジネスプロセスから自分に割り当てられたタスク、自分が属するグループに割り当てられたタスク、または他のユーザーと共有しているタスクが表示されます。必要に応じてタスクを開き、操作して完了することができます。タスクを完了するには通常、情報を入力し、フォームを承認するか拒否します。詳しくは、「TODO リストの操作」を参照してください。
タスクの追跡:タスクを追跡するには、AEM Forms Workspace の「追跡」タブを使用します。開始または参加したアクティブなプロセスおよび完了したプロセスを検索できます。プロセスに含まれていたタスク、割り当ておよびフォームを表示できます。また、既に開始したプロセスのフォームデータを使用して、新しいプロセスを開始することもできます。詳しくは、「プロセスの追跡」を参照してください。
タスクの一括承認サポート
同じタイプのタスクを複数承認できます。承認するタスクを 1 つ選択すると、同じプロセス、同じタスク名、同じルートオプションのタスクのみが有効になります。詳しくは、 TODO リストの操作 実装の詳細については、を参照してください。
継続して使用可能な機能
JEE 上の AEM Forms はデフォルトで Flex Workspace もデプロイします。これは以前と同様に動作します。また、すべての既存のプロセスとカスタマイズは引き続き機能します。
既存のプロセスの AEM Forms Workspace への移行:
AEM Forms Workspace では、デフォルトのアクションプロファイルで XDP フォームに関連付けられているデフォルトのレンダリング/送信サービスが変更され、新しいサービスが導入されました。詳しくは、「新しいレンダリングと送信サービス」を参照してください。XDP フォームを使用する既存のプロセスを移行してこれらのサービスを使用するには、この手順に従います。
Flex Workspace カスタマイズと AEM Forms Workspace のマッピング:
両ワークスペースの各種カスタマイズのマッピングは次のとおりです。
カスタマイズのタイプ | 対象カスタマイズ | 対応する AEM Forms Workspace カスタマイズのシナリオ |
ローカリゼーションのカスタマイズ |
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テーマのカスタマイズ |
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レイアウトのカスタマイズ |
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AEM Forms Workspace では利用できない Flex Workspace の機能には、メッセージと通知、ようこそページ、Approval Container、列見出しを管理するオプションなどがあります。完全なリストについては、「AEM Forms Workspace では利用できない Flex Workspace の機能」を参照してください。
AEM Forms Workspace は、HTML および JavaScript™ ベースの、CRX™ にホスティングされている Web アプリケーションです。Workspace URL がブラウザーで開かれると、CRX™ リソースがアクセスされ、アプリケーションがブラウザー内で HTML ページとしてレンダリングされます。JavaScript ライブラリおよびカスタム JavaScript コードは、ユーザーインターフェイス、ユーザーインタラクション、AEM Forms サーバーとの通信など、アプリケーションの内外部の動作を管理します。詳しくは、「AEM Forms Workspace のアーキテクチャ」を参照してください。
AEM Forms Workspace では、幅広く様々なカスタマイズをサポートしてユーザーインターフェイスのレイアウト、その表示方法、機能などを更新します。カスタマイズでは以下のうちの 1 つ以上を更新します。
「カスタマイズ」の記事では、このようなカスタマイズのタイプについて説明しています。
AEM Forms Workspace の成果物には、CRX にデプロイされる CRX パッケージ、完全なソースコードが含まれている SDK アーカイブ、サードパーティの JavaScript ライブラリ、AEM Forms Workspace のビルドスクリプトが含まれます。これらを使用して、上述したカスタマイズを実行するための開発者環境を設定します。詳しくは、「AEM Forms Workspace コードの構築」を参照してください。
主要なインターフェイスやコア機能をカスタマイズできます。これには、フォント、カラースキーム、ロゴ、ログイン画面、エラーダイアログ、サードパーティアプリケーションとの統合、サードパーティアプリケーションのコンポーネントの再利用などが含まれます。また、タスクの概要ページに表示するコンテンツの補正、タスクルートアクションのイメージの表示のほか、AEM Forms Workspace アプリケーションを作成する低レベルのバックポーンモデルやバックボーンビューの変更を行うこともできます。
新しいプロセスではデフォルトで、デスクトップ上では PDF 形式、タブレット上では HTML 形式で XDP フォームがレンダリングされます。XDP フォームはいつでも HTML 形式でレンダリングできます。詳しくは、「新しいレンダリングと送信サービス」を参照してください。
プロファイルを使用する Mobile Forms 機能を使用すると、XDP フォームの HTML レンダリングを有効にできます。「新規 HTML フォームのレンダリング」はデフォルトで default.html
プロファイルを使用しますが、これは変更することができます。XDP フォームを HTML 形式でレンダリングする前に実行されたカスタム変更を追加することもできます。
モバイルデバイスでビジネスプロセスを操作するには、AEM Forms の AEM Forms Workspace アプリケーションサービスを使用します。詳しくは、「AEM Forms Workspace アプリ:概要」を参照してください。