キャッシュは、データへのアクセスにかかる時間を短縮し、遅延を削減して I/O 速度を改善するメカニズムです。アダプティブフォームのキャッシュは、アダプティブフォームの HTML コンテンツと JSON の構造のみを保存し、事前入力されたデータは保存しません。これにより、クライアント側のアダプティブフォームまたはドキュメントのレンダリングの時間を短縮します。キャッシュは、アダプティブフォーム向けに設定されており、アダプティブドキュメントもサポートします。
アダプティブフォームのキャッシュを使用するときは、AEM Dispatcher を使用してアダプティブフォームまたはアダプティブドキュメントのクライアントライブラリ(CSS および JavaScript)をキャッシュします。
カスタムコンポーネントの開発時には、開発に使用されるサーバー上でアダプティブフォームのキャッシュを無効にしておく必要があります。
次の手順を実行してアダプティブフォームのキャッシュを設定します。
https://[server]:[port]/system/console/configMgr
のAEM Web Console Configuration Managerに移動します。
「アダプティブフォームおよびインタラクティブ通信 Web チャネルの設定」をクリックして、設定値を編集します。
設定値を編集ダイアログで、AEM Formsサーバーのインスタンスがキャッシュできるフォームまたはドキュメントの最大数を「アダプティブFormsの数」フィールドに指定します。 デフォルト値は 100 です。
キャッシュを無効にするには、「アダプティブフォームの数」フィールドの値を 0 に設定します。キャッシュの設定を無効または変更すると、キャッシュがリセットされ、フォームとドキュメントがすべてキャッシュから削除されます。
「Save」をクリックして、 設定を保存します。