AEM Forms における新機能や改良点に関しては、「AEM Forms における新機能」を参照してください。
Adobe Experience Manager(AEM)は、複雑なデジタルフォームの作成、管理、公開、および更新に特化した、使いやすいソリューションです。また、バックエンドプロセス、ビジネスルール、およびデータとの統合も実現されています。
AEM Forms では、通信管理機能、ドキュメントセキュリティ、統合された分析とともに、フォームのオーサリング、管理、公開を組み合わせて、魅力的なエンドツーエンドのエクスペリエンスを作成できます。AEM Forms は、すべての Web チャネルやモバイルチャネルで動作するように設計されており、ビジネスプロセスに効率的に統合することができます。これにより、効率を向上させながらも、文書業務やエラーを削減することができます。
AEM Forms では、これまで投資してきた XFA フォームや Adobe LiveCycle ソリューションの機能を活用、拡張します。
大企業では、一度フォームを作成し、その後はコンテンツ管理システムにコピーして再利用されることも多くあります。フォームの大規模なデータベースを最新状態に維持し、検索可能な状態に保つことは非常に頭の痛い課題となることもあります。AEM はカスタマイズ可能な「フォームポータル」を提供することにより、Web チャネルおよびモバイルチャネルの双方から必要なフォームを見つけ、アクセスできる状態に保ちます。
AEM Forms は、アダプティブフォームだけでなく、XFA フォーム、PDF ォーム、および関連アセットも管理できるフォーム管理ツールを提供します。詳しくは、「フォーム管理の概要」を参照してください。
要約すると、AEM Forms は次のような強力なフォーム管理機能を提供することで、手作業の削減と、顧客満足度の向上に貢献します。
AEM Forms では、新規および既存のフォームを拡張することで、
PDF のフォーム
PDF フォームでは、オフラインで入力してローカルに保存し、次回オンラインになったときにフォームデータを送信することができます。2 次元バーコードを使用してフォームデータをキャプチャしたり、デジタル署名を使用してユーザー確認を行ったりすることができます。
HTML のフォーム
HTML5 ブラウザベースのフォームは、モバイルデバイスとデスクトップブラウザの両方で表示することができます。Scribble や eSign サービスを使用して、HTML フォームに電子署名することができます。
アダプティブフォーム
アダプティブフォームは、ユーザーの応答に基づいてフィールドやセクションを追加または削除することにより、ユーザーの応答に動的に対応します。AEM では、アダプティブフォームを作成する際に、Adobe XML フォームテンプレートを再利用することができます。
次の機能は、すべてのフォームタイプでサポートされています。
フォームデータが提出されると、Adobe Experience Manager により、フォームデータは既存のシステム、ビジネスルール、および必要な人材に接続されます。
AEM Forms では、モバイルアプリケーションとして Forms Workspace を備えており、デジタルビジネスプロセスをモバイルデバイスにも拡張することができます。Forms Workspace を使用することにより、オフライン時であってもデータを収集し記録することができます。Forms Workspace は、モバイルデバイスの機能を活用することで、写真やビデオをキャプチャし、タイムスタンプ情報などのデータを収集することができます。次回ネットワークに接続した際に、ユーザが収集したデータを同期させることができます。
データをオフラインでキャプチャし、オンラインになった際に同期する機能は、現場で作業する場合に特に有用です。これにより、生産性を向上させ、エラーを削減することができます。
オフラインデータ収集用の Forms Workspace を使用する利点
効率的なデジタルセルフサービス体験を実現する上で重要な要素は、パーソナライズされた情報をタイムリーにやり取りすること、そしてどのようなデバイスからでも場所を問わずにアクセスできることです。パーソナライズされたタイムリーなコミュニケーションにより、ユーザーのコンバージョン率と満足度の両方を向上させることができます。
AEM Forms を使用するビジネスユーザーは、ドキュメントテンプレートをカスタマイズし、バックエンドプロセスからの情報を取り入れ、インタラクティブなコンポーネントを組み込むことにより、パーソナライズされた魅力的なユーザーエクスペリエンスを提供することができます。直感的なユーザーインターフェイスにより、技術的なスキルを持たないユーザーでもビジネスルールを開発し、問い合わせに基づいてコミュニケーションを生成するタイミングや、ユーザーが生成した応答を開始するタイミングを決めることができます。
領収書、ウエルカムキットや明細書などのパーソナライズされたドキュメントを、複数のチャネルにわたって簡単に配信することができます。組織では、パーソナライズされた Web ポータルへトラフィックを引き込み、別のサービスへの登録や購入を促進することができます。
主な機能
図: 合理化されたパーソナライズされた通信ワークフロー