Formsサービスについて
Formsサービスを使用すると、通常はDesignerで作成されるフォームを検証、処理、変換および配信する、インタラクティブなデータキャプチャクライアントアプリケーションを作成できます。 フォーム作成者は、Formsサービスが様々なブラウザー環境でPDF、SWFまたはHTMLでレンダリングする単一のフォームデザインを開発できます。
エンドユーザーがフォームを要求すると、クライアントアプリケーションは要求をFormsサービスに送信し、このサービスは適切な形式でフォームを返します。 Formsサービスは、要求を受け取るとすぐに、データとフォームデザインを結合し、目的の形式でフォームを配信します。 Formサービスの出力はインタラクティブフォームで、通常はPDFドキュメントです。 インタラクティブフォームを使用すると、ユーザーはフォーム上のフィールドに入力できます。
クライアントアプリケーションの種類に応じて、フォームをクライアントのWebブラウザーに書き込んだり、フォームをPDFファイルとして保存したりできます。 Webベースのアプリケーションは、フォームをWebブラウザーに書き込むことができます。 デスクトップアプリケーションは、フォームをPDFファイルとして保存できます。 WebブラウザーとPDFファイルへの書き出し方法をデモするために、「Formsのレンダリング」セクションにあるクイック開始ーは、次のように構成されています。
Java APIで厳密に型指定された(SOAPモード)例は、Javaサーブレットです。
Webサービス(Java Base64)の例はJavaサーブレットです。
Webサービス(MTOM)の例は、コンソールアプリケーションです(すべてのクイック開始にMTOMの例があるわけではありません)。
Javaサーブレットを使用してFormsサービスを呼び出すWebアプリケーションの作成について詳しくは、FormsをレンダリングするWeb アプリケーションの作成を参照してください。
フォームデザイン(XDPファイル)またはPDFドキュメントをFormsサービスに渡すには、次の2つの方法があります。
URL値を使用してフォームデザインを参照できます。 この方法では、URLSpec
オブジェクトを使用します。 コンテンツルートは、URLSpec
オブジェクトのsetContentRootURI
メソッドを使用してFormsサービスに渡されます。 フォームデザイン名(formQuery
)は、別のパラメーターとして渡されます。 2つの値が連結され、フォームデザインの絶対参照が取得されます。 (「Formsのレンダリング」セクションにあるクイック開始のほとんどは、この方法を使用します)。
フォームデザインを含むcom.adobe.idp.Document
をFormsサービスに渡すことができます。 renderPDFForm2
とrenderHTMLForm2
という2つの新しいメソッドは、フォームデザインを含むcom.adobe.idp.Document
オブジェクトを受け入れます。 (「Formsサービスにドキュメントを渡す」を参照)。
Formsサービスを使用して、次のタスクを実現できます。
インタラクティブPDF formsをレンダリング (インタラクティブPDF formsのレンダリングを参照)。
クライアントでフォームをレンダリングします。 (クライアントでのFormsのレンダリングを参照)。
フラグメントに基づいてフォームをレンダリングする。(「フラグメントに基づくFormsのレンダリング」を参照)。
権限を付与されたフォームをレンダリングします。 (「レンダリング権限を有効にしたForms」を参照)。
フォームをHTMLとしてレンダリング (HTMLとしてのFormsのレンダリングを参照)。
カスタムCSSファイルを使用したHTMLFormsのレンダリング(カスタムCSSファイルを使用したHTMLFormsのレンダリング)
送信済みのフォームを処理します。 (送信されたFormsの処理を参照)。
送信済みXMLデータを使用したPDFドキュメントの作成を参照してください。 (「送信されたXMLデータを使用したPDFドキュメントの作成」を参照)。
フォームの自動埋め込み (「編集可能なレイアウトでFormsを自動埋め込む」を参照)。
ドキュメントを渡す。 (「Formsサービスにドキュメントを渡す」を参照)。
フォームデータを計算します。 (「フォームデータの計算」を参照)。
アプリの最適化。 (「Formsサービスのパフォーマンスの最適化」を参照)。
ヒント:Adobe開発者Webサイトには、Formsサービスを呼び出してフォームをレンダリングするASP.NETアプリケーションの作成方法を説明する次の記事が含まれています。ASP.NETアプリケーションをレンダリングするフォームの作成を参照してください。