Workspace の検索テンプレート定義とグローバル設定は、読み込んだり書き出したりすることができます。
AEM Forms のリリースでは Flex Workspace は廃止されています。
例えば、検索テンプレート定義とグローバル設定を、ある環境から書き出して別の環境に読み込むことにより、開発環境から実稼働環境に移行することができます。
グローバル設定ファイルを書き出したら、設定を XML エディターまたはテキストエディターで変更できます。ただし、編集が必要になる可能性があるのは JChannelConnectionProperties、formViewOnly、および specialRoutes の設定だけです。詳しくは、Workspace グローバル設定を参照してください。
グローバル設定ファイルのイベントプロパティを変更した場合は、サーバーを再起動する必要があります。
グローバル管理ページの「検索テンプレート定義を書き出し」で、「すべてを一覧表示」をクリックします。
検索テンプレートのリストで、書き出すテンプレートを選択します。
複数のテンプレートを選択できますが、最後に選択したテンプレートだけが書き出されます。
「書き出し」をクリックし、ファイルを、使用しているコンピューターに保存します。
グローバル設定ファイルは変更できます。ただし、編集が必要になる可能性があるのは JChannelConnectionProperties、formViewOnly、および specialRoutes の設定だけです。
AEM Forms のリリースでは Flex Workspace は廃止されています。
Workspace グローバル設定ファイルには、次の設定が含まれます。
specialRoutes 設定では、Workspace での特別なルート、承認および拒否のプロパティを指定します。場合によっては、Workspace のタスクカードにこれらのルートのボタンが表示され、ユーザーがフォームを開かずにルートを選択できます。グローバル設定ファイルで specialRoutes 設定を変更して、承認または拒否の対象となるカスタマイズされた名前を追加したり、追加ルートを作成したりすることができます。
client_specialRoutes_routes_approve_style: Workspace テーマにあるスタイルの名前。これによって、承認ボタンアイコンを識別します。スタイルには、有効になっているアイコンと無効になっているアイコンの値を含める必要があります。カスタムボタンのスタイルを定義するには、次のテンプレートを使用する必要があります。 .buttonApprove { icon: Embed('images/LC_DirectApprove_Sm_N.png'); disabledIcon: Embed('images/LC_DirectApprove_Sm_D.png'); paddingLeft: 5; }
Workspace の CSS ファイルは workspace-theme.swf ファイルに埋め込まれます。このファイルは、adobe-workspace-client.ear の adobe-workspace-client.war ファイル内にあります。Workspace の外観を変更するには、workspace-theme.swf ファイルを再コンパイルする必要があります。
client_specialRoutes_routes_deny_names: Workbench ユーザーが「拒否」と解釈するために使用できる様々な文字列です。 これらの文字列では、大文字と小文字が区別されます。例えば、デフォルト値は「deny」です。Workbench ユーザーのプロセスで「Deny」という単語が使用された場合、この単語は認識されません。ルートボタンをカスタマイズしたり、ルートボタンにスタイルを適用したりするには、「Deny」という単語をこの設定に追加する必要があります。
client_specialRoutes_routes_deny_style:ワークスペーステーマファイルにあるスタイルの名前。これによって、「拒否ボタン」アイコンを識別します。スタイルには、有効になっているアイコンと無効になっているアイコンの値を含める必要があります。カスタムボタンのスタイルを定義するには、次のテンプレートを使用する必要があります。
.buttonDeny { icon: Embed('images/LC_DirectDeny_Sm_N.png'); disabledIcon: Embed('images/LC_DirectDeny_Sm_D.png'); paddingLeft: 0; }
client_specialRoutes_routes_approve_names: Workbench ユーザーが「承認」と解釈するために使用できる様々な文字列。 これらの文字列では、大文字と小文字が区別されます。例えば、デフォルト値は、「approve」です。Workbench ユーザーのプロセスで「Approve」という単語が使用された場合、この単語は認識されません。ルートボタンをカスタマイズしたり、ルートボタンにスタイルを適用したりするには、「Approve」という単語をこの設定に追加する必要があります。
client_specialRoutes_names:カスタマイズされた文字列値をリソースファイルから検索するために使用されるキー。この設定の各エントリには、名前およびスタイルの値を含める必要があります。
これらの設定は、Adobe LiveCycle ES 2.5 またはそれより前のバージョンからアップグレードした場合のみ表示されます。
server_remoteevents_ClientTimeoutMiliseconds: JGroup がイベントメッセージを待機する最大時間。 この設定は変更しないでください。
server_remoteevents_ServerTimeoutMiliseconds:サーバーでの JGroup メッセージ受信のタイムアウト。 このオプションで、サーバーからクライアントにメッセージを送信する際の遅延を設定します。
server_remoteevents_JChannelConnectionProperties:(サービスイベントが RemoteEvent サービスによって処理される)サーバーと Workspace のすべてのインスタンスとの通信に使用される JGroup の接続プロパティです。
マルチキャスト IP アドレス(mcast_addr)、マルチキャスト IP ポート(mcast_port)およびマルチキャストパケットの TTL(ip_ttl)について、UDP 値を変更する必要がある場合があります。デフォルトでは、マルチキャスト IP アドレスとポートの値は、任意の順序で生成され、通常、これらの値を変更する必要はありません。ただし、会社にマルチキャスト IP アドレスに対する特定のマルチキャストの範囲に関するネットワークポリシーがある場合は、これらの値の変更が必要になることがあります。
TTL は、クラスター内のサーバー間のネットワークスイッチの数よりも大きくする必要があります。ただし、この値の設定が大きすぎると、マルチキャストパケットがサブネットに送信され、そこで破棄される可能性があります。
この設定の残りのプロパティは変更しないでください。
server_remoteevents_JGroupName:リモートイベント通信に使用される JGroup の名前。この値は、ランダムに生成され、クラスター内の競合を回避します。この値は変更しないでください。
client_formView_openFormInFullScreen: Workspace のすべてのフォームをフルスクリーンモードで表示するには、このオプションを true に設定します。このオプションのデフォルトは false に設定されており、フォームはフルスクリーンモードで表示されません。User サービスには、タスクと関連付けられたドキュメントをフルスクリーンモードで開くオプションがあります。このオプションを使用すると、プロセスごとに表示を制御できます。
client_routes_formViewOnly: True に設定すると、ルートは Workspace でカード表示にもリスト表示にも表示されません。デフォルト値は False で、ルートはカード表示およびリスト表示に表示されます。
client_mimeTypes_openOutsideBrowser: Workspace ブラウザーインスタンスとは別に開くドキュメントの MIME タイプです。組織のプロセスに追加の MIME タイプが必要な場合はここで指定します。デフォルト値は次のとおりです。
application/msword
application/msexcel
application/ms-powerpoint
client_customUI_caching:カスタムタスクのユーザーインターフェイスをキャッシュします。
server_debugLevel:この設定は変更しないでください。
client_pollingInterval:新しいタスクおよび変更されたタスクを検出するために Flex Workspace(JEE 上の AEM Forms では廃止されています)で使用されるポーリング間隔(秒)を設定します。デフォルト値は 3 秒です。これは AEM Forms Workspace では動作しません。
client_systemContext_name: AEM Forms Workspace でタスクの添付ファイルに対して(「添付ファイル」タブの)「追加者」フィールドに表示するカスタム名(例:市民)を指定します。
カスタム名を定義するには:
<client_systemContext_name>[custom name to display]</client_systemContext_name>
Demo アプリケーションでは、デフォルトの表示名は市民です。作成するカスタムアプリケーションでは、デフォルトの表示名は「システムコンテキストアカウント」です。