Adobe Experience Manager Forms のルール編集機能により、フォームのビジネスユーザーや開発者がアダプティブフォームオブジェクトにルールを追加できるようになります。これらのルールは、フォームオブジェクト上でトリガされるアクションを定義します。それらのアクションは、事前定義された条件、ユーザ入力、およびフォーム上のユーザーアクションに基づいてトリガされます。さらに、フォーム入力時の作業を合理化することで、正確で素早く入力できるフォームの実現に役立ちます。
ルールエディタでは、ルールを記述するための直感的でシンプルなユーザーインターフェイスを備えています。ルールエディターは、すべてのユーザーに対してビジュアルエディターを提供します。さらに、Forms のパワーユーザーにのみ、ルールとスクリプトを記述するためのコードエディターを提供します。アダプティブフォームオブジェクト上でルールを用いることにより実行できるアクションのうち、主なものは以下のとおりです。
ルールエディタは、AEM 6.1Forms以前のリリースのスクリプティング機能を置き換えるものです。 ただし、既存のスクリプトは、新しいルールエディターからも利用できます。ルールエディタで既存のスクリプトを編集する方法の詳細については、「既存のスクリプトに対するルールエディタの影響」を参照してください。
forms-power-users グループに追加されたユーザーは、新しいスクリプトの作成と既存のスクリプトの編集を行うことができます。forms-users グループのユーザーは、スクリプトを使用できますが、スクリプトの作成または編集はできません。
「ルール」とは、アクションと条件を組み合わせたものを指します。ルールエディターでは、「非表示」、「表示」、「有効化」や「無効化」の各アクションに加え、フォーム内のオブジェクトの値を計算するアクションなどを編集できます。「条件」とは、フォームオブジェクトの状態、値、またはプロパティに対して確認や処理を実行し、それにより評価されるブール式を指します。「アクション」は、条件を評価して返された値(True
または False
)に基づいて実行されます。
ルールエディターでは、事前定義された一連のルールタイプを利用できます。これらのルールには、「When」、「Show」、「Hide」、「Enable」、「Disable」、「Set Value Of」、および「Validate 」などが含まれており、ルールを記述するのに便利です。各ルールタイプでは、ルール内の条件とアクションを定義することができます。この記事では、各ルールタイプについてさらに詳細に説明します。
一般的なルールは、次のいずれかの構文に従います。
条件 — アクションこの構文では、条件を最初に定義し、トリガーするアクションを次に定義します。構文は、プログラミング言語における if-then 文に匹敵します。
ルールエディタで「When」ルールタイプを使用することで、条件=アクションの構文が適用されます。
Action- Conditionこの構文では、トリガーするアクションを最初に定義し、次に評価の条件を定義します。この構文の別の様式は、「アクション=条件=代替アクション」型です。この中では、条件がFalse を返した場合にトリガする代替アクションも定義します。
ルールエディタで「Show」、「Hide」、「Enable」、「Disable」、「Set Value Of」、「Validate 」の各ルールを設定すると、「アクション=条件」ルール構文が適用されます。デフォルトでは、「Show」の代替アクションは「Hide」、「Enable」の代替アクションは「Disable」(それらの逆も同様)です。デフォルトの代替アクションは変更できません。
利用可能なルールタイプ(ルールエディタで定義した条件やアクションを含む)は、ルールを作成しているフォームオブジェクトの種類によっても異なります。ルールエディターには、条件やアクション構文を作成できる有効なルールタイプとオプションのみが表示されます。すなわち、ここでの表示内容は、特定のフォームオブジェクトタイプに合わせて変化します。たとえば、パネルオブジェクトでは、「Validate」、「Set Value Of」、「Enable」や「Disable」の各ルールは表示されません。
ルールエディターで使用可能なルールタイプの詳細については、「ルールエディターで利用できるルールタイプ」を参照してください。
どのルール構文を使用しても大部分のユースケースを満たすことはできますが、ここでは特定のルールを選択するための、いくつかのガイドラインを紹介します。ルールエディターで使用できるルールの詳細については、「ルールエディターで使用できるルールタイプ」を参照してください。
ルールを作成する際は一般に、ルールを作成するオブジェクトの背景について考えることから始めます。「フィールド A」にユーザが入力した値に応じて、「フィールド B」の表示・非表示を切り替える場合を想定します。この場合、「フィールド A」の状態を評価し、その戻り値に基づいて「フィールド B」のアクションをトリガします。
従って、「フィールド B」(状態を評価するオブジェクト)上にルールを記述する場合、「条件=アクション」型の構文か、または「When」のルールタイプを使用します。同様に、「フィールド A」についても、「アクション=条件」構文か、または「Show」・「Hide」のルールタイプを使用します
時には、1 つの条件に基づいて複数のアクションを実行する必要があるかもしれません。そのような場合は、「条件=アクション」構文の使用を推奨します。この構文では、一度条件を評価し、その後に複数のアクション文を指定することができます。
たとえば、ユーザーが「フィールド A」に入力した値を確認する条件を設け、その戻り値に応じて「B」、「C」、「D」の各フィールドを非表示にするには、まず、「フィールド A」に対して「条件=アクション」の構文を記述するか、あるいは「When」のルールタイプを使用し、「B」、「C」、「D」の各フィールドについて表示状態を制御するアクションを作成します。この形式を取らない場合は、「B」、「C」、「D」のフィールドごとに別々のルールを3つ記述し、それぞれ「フィールド A」の状態を確認させる必要が生じます。この例では、3つのオブジェクトに「Show」・「Hide」のルールのタイプを記述するよりも、むしろ単一のオブジェクトに「When」のルールタイプを記述する方が効率的です。
複数の条件に基づいてアクションをトリガする場合は、「アクション=条件」構文の使用が奨励されます。たとえば、「B」、「C」、「D」の各フィールドの状態を評価し、その戻り値に応じて「フィールド A」の表示・非表示を切り替える場合は、「フィールド A」に「表示・非表示」のルールタイプを記述します。
1つの条件に対して1つのアクションが指定されているルールでは、「条件=アクション」または「アクション=条件」構文を使用してください。
フィールドに値を入力した直後や、フィールドを閉じた直後にルールによって条件を確認し、アクションを実行する場合は、条件を評価するフィールドに対して「条件=アクション」型の構文か、「When」のルールタイプを記述することが奨励されます。
「When」のルール内に記述した条件は、その条件が適用されるオブジェクトの値をユーザが変更した際に評価されます。しかし、値が変更された場合にサーバ側でアクションをトリガする場合(値を事前入力する場合など)は、フィールドの初期化時にアクションをトリガーする「When」ルールを記述することが推奨されます。
ドロップダウン、ラジオボタン、チェックボックスオブジェクトのルールを記述する場合、フォーム内のこれらのフォームオブジェクトのオプションや値は、ルールエディターで事前に設定されます。
ルールエディタ-では、次のような論理演算子やイベントを使用してルールを作成することができます。
ルールエディターでは、ルールを記述するための、事前定義された一連のルールタイプを利用できます。ここからは、各ルールタイプについて詳しく説明します。ルールエディターでルールを記述する詳細については、「ルールの作成」を参照してください。
「When」のルールタイプは、「条件=アクション=代替アクション」のルール構文に従います。また、単に「条件=アクション」構文が使用されることもあります。このルールタイプでは、評価条件を指定し、条件が満たされた(True
)場合にトリガするアクションを記述します。「When」のルールタイプを使用する場合、複数のANDおよびOR演算子を使用して、ネストされた式を作成できます。
「When」のルールタイプを使用することで、フォームオブジェクトの状態を評価し、1つ以上のオブジェクトに対してアクションを実行することができます。
代表的な「When」のルール構文は、次のようになります。
When on Object A:
(Condition 1 AND Condition 2 OR Condition 3) is TRUE;
Then, do the following:
Action 2 on Object B;
AND
Action 3 on Object C;
ラジオボタンやリストなど、複数の値を持つコンポーネントがある場合、そのコンポーネントのルールを作成すると、オプションが自動的に取得され、ルールクリエーターが使用できるようになります。 これらのオプションの値を再入力する必要はありません。
例えばリストの場合、赤、青、緑、黄という 4 つのオプションがあります。ルールを作成する場合、オプション(ラジオボタン)が自動的に取得され、これらのオプションを使用してルールを作成することができます。以下に例を示します。
When ルールを記述するときに、「Clear Value Of」アクションをトリガーできます。「Clear Value Of」アクションは、指定したオブジェクトの値をクリアします。「値をクリア」を「When」文のオプションとして指定すると、複数のフィールドを含む複雑な条件を作成できます。
HideHide指定したオブジェクトを非表示にし ます。
表示指定したオブジェクトを表示します。
Enable指定したオブジェクトを 有効にします。
Disable指定したオブジェクトを 無効にします。
呼び出し サービスフォームデータモデルで設定されたサービスを呼び出します。サービスを起動オプションを選択すると、フィールドが表示されます。このフィールドをタップすると、AEM インスタンス上のすべてのフォームデータモデルで設定されたすべてのサービスが表示されます。フォームデータモデルサービスを選択すると、追加のフィールドが表示され、指定したサービスに対する入力パラメータと出力パラメータを使用して、フォームオブジェクトをマップできる追加のフィールドが表示されます。フォームデータモデルサービスの呼び出しについては、「ルール例」を参照してください。
フォームデータサービスに加えて、ダイレクト WSDL URL を指定して Web サービスを呼び出すことができます。ただし、フォームデータモデルサービスには数多くの利点があるので、この方法でサービスを呼び出すことをお勧めします。
フォームデータモデルでのサービスの設定について詳しくは、「AEM Formsデータ統合」を参照してください。
Set value ofComputes and sets the value of the specified object.オブジェクト値には、文字列、別のオブジェクトの値、数学式や関数を使用して計算された値、オブジェクトのプロパティの値、または設定済みのフォームデータモデルサービスからの出力値を設定できます。 Webサービスのオプションを選択すると、AEMインスタンスのすべてのフォームデータモデルに設定されたすべてのサービスが表示されます。 フォームデータモデルサービスを選択すると、追加のフィールドが表示され、指定したサービスに対する入力パラメータと出力パラメータを使用して、ここでフォームオブジェクトをマップすることができます。
フォームデータモデルでのサービスの設定について詳しくは、「AEM Formsデータ統合」を参照してください。
Set property指定したオブジェクトのプロパティの値を設定します。
Clear Value Of指定したオブジェクトの値をクリアします。
指定したオブジェクトに FocusSetsフォーカスを設定します。
Save Formフォームを保存します。
Submit Formsフォームを送信します。
Reset Formフォームをリセットします。
Validate Formフォームを検証します。
Instance指定した繰り追加返し可能なパネルまたはテーブル行のインスタンスを追加します。
Remove Instance指定した繰り返し可能なパネルまたはテーブル行のインスタンスを削除します。
Set Value ofルールタイプを使用すると、指定した条件が満たされたか否かに応じて、フォームオブジェクトの値を設定できます。 この値には、他のオブジェクトの値や、リテラル文字列、数式や関数から算出された値、または他のオブジェクトのプロパティ値、フォームデータモデルサービスの出力値を指定することができます。同様に、関数や数式から算出された構成要素、文字列、プロパティ、または値を確認することもできます。
「Set Value Of」のルールタイプは、パネルやツールバーボタンなどの一部のフォームオブジェクトでは利用できないことに注意してください。標準的な「Set Value Of」ルールは、次の構文を有します。
Set value of Object A to:
(文字列ABC)または
(オブジェクトCのオブジェクトプロパティX) OR
(関数の値) OR
(数学式の値) OR
(data modelサービスまたはwebサービスの出力値)
When (任意):
(条件1 AND 条件2 AND 条件3) is TRUE;
次の例では、dependentid
フィールドの値を入力とし、Relation
フィールドの値を Relation
フォームデータモデルサービスの getDependent
引数の出力に設定します。
フォームデータモデルサービスを使用した Set Value Of ルールの例
さらに、Set Value Of ルールを使用して、フォームデータモデルサービスまたは Web サービスの出力からドロップダウンリストのコンポーネントのすべての値を計算できます。ただし、選択する出力の引数は配列型引数であることを確認してください。配列に返されたすべての値は、指定したドロップダウンリストで使用できるようになります。
「Show」のルールタイプでは、条件を満たしているかどうかに基づいて、フォームオブジェクトの表示・非表示を切り替えることができます。「Show」のルールタイプでは、条件が満たされていないか、あるいは False
が返された場合に、「Show」アクションをトリガします。
代表的な「Show」のルール構文は、次のようになります。
Show Object A;
When:
(Condition 1 OR Condition 2 OR Condition 3) is TRUE;
Else:
Hide Object A;
「Hide」のルールタイプでは、「Show」のルールタイプと同様に、条件を満たしているかどうか基づいて、フォームオブジェクトの表示・非表示を切り替えることができます。「Hide」のルールタイプでは、条件が満たされていないか、あるいは False
が返された場合に、「非表示」アクションをトリガします。
代表的な「Hide」のルール構文は、次のようになります。
Hide Object A;
When:
(Condition 1 AND Condition 2 AND Condition 3) is TRUE;
Else:
Show Object A;
「Enable」のルールタイプを使用すると、条件を満たしているか否かに基づいて、フォームオブジェクトを有効または無効にすることができます。「Enable」のルールタイプでは、条件が満たされていないか、あるいは False
が返された場合に、「Enable」アクションをトリガします。
代表的な「Enable」のルール構文は、次のようになります。
Enable Object A;
When:
(Condition 1 AND Condition 2 AND Condition 3) is TRUE;
Else:
Disable Object A;
「Disable」のルールタイプでは、「Enable」のルールタイプと同様に、条件を満たしているか否かに基づいて、フォームオブジェクトを有効または無効にすることができます。「Disable」のルールタイプでは、条件が満たされていないか、あるいは False
が返された場合に、「Disable」アクションをトリガします。
代表的な「Disable」のルール構文は、次のようになります。
Disable Object A;
When:
(Condition 1 OR Condition 2 OR Condition 3) is TRUE;
Else:
Enable Object A;
「Validate」のルールタイプでは、式を使用してフィールド内の値を検証します。たとえば、式を記述することで、特定の名前のテキストボックスに特殊文字や数字が含まれていないことを確認することができます。
代表的な「Validate」のルール構文は、次のようになります。
Validate Object A;
Using:
(Expression 1 AND Expression 2 AND Expression 3) is TRUE;
入力値が検証ツールと一致しない場合は、検証メッセージをユーザに対して表示させることができます。サイドバーのコンポーネントプロパティのスクリプト検証メッセージフィールドにメッセージを指定できます。
ルールエディタでは、ルールの記述や管理のための、総合的でシンプルなユーザインタフェースが用意されています。ルールエディターのユーザインターフェイスは、オーサリングモードで開いたアダプティブフォーム内から起動できます。
ルールエディターのユーザインターフェイスを起動するには:
アダプティブフォームをオーサリングモードで開きます。
ルールを記述するフォームオブジェクトをタップし、コンポーネントツールバーでをタップします。 ルールエディタのユーザーインターフェイスが表示されます。
選択したフォームオブジェクト上に既に存在するルールは、このビューに表示されます。既存ルールの詳細な管理方法については、「ルール管理」を参照してください。
「作成」をタップして、新しいルールを作成します。 ルールエディターの初回起動時は、ルールエディターの UI がビジュアルエディターモード(デフォルト)で表示されます。
クリックして
拡大ルールエディタのUIの各コンポーネントを詳しく見てみましょう。
ルールエディターを起動したアダプティブフォームオブジェクトのタイトルと、現在選択されているルールタイプを表示します。上記の例では、ルールエディターは「Salary(給与) 」と名付けられたアダプティブフォームオブジェクトから起動されており、「When」のルールタイプが選択されています。
ルールエディタのユーザーインターフェイスの左側のペインには、「フォームオブジェクト」と「関数」の2つのタブが含まれています。
「フォームオブジェクト」タブには、アダプティブフォームに含まれているオブジェクトがすべて階層表示されます。ここには、オブジェクトのタイトルとタイプが表示されます。ルールの作成時は、フォームオブジェクトをルールエディターまでドラッグ&ドロップすることができます。オブジェクトや関数をプレースホルダーにドラッグ&ドロップすると、ルールの作成や編集時に、プレースホルダーは自動的に適切な値の種類に従います。
1つ以上の有効なルールが適用されているフォームオブジェクトには、緑のドットが付いています。フォームオブジェクトに適用されているルールのいずれかが無効な場合、フォームオブジェクトには黄色のドットが付きます。
「関数」タブには、「合計」、「最小値」、「最大値」、「平均値」、「個数」や「検査フォーム」などの組み込み関数のセットが含まれます。これらの関数を使用すると、繰り返し可能なパネルやテーブル行の値を計算し、ルールを記述する際のアクションや条件文で値を使用できます。 ただし、カスタム関数も作成できます。
「フォームオブジェクト」と「関数」の各タブ内では、オブジェクトや関数の名前やタイトルを基にテキスト検索を行うことができます。
フォームオブジェクトの左側のツリーでは、フォームオブジェクトをタップすることで、各オブジェクトに適用されるルールを表示することができます。ここでは、各フォームオブジェクトのルール間を移動できるだけでなく、フォームオブジェクト間でルールをコピー&ペーストすることもできます。詳しくは、「ルールのコピー&ペースト」を参照してください。
トグルボタンをタップすると、フォームオブジェクトペインと関数ペインを切り替えることができます。
ルールを記述するビジュアルエディターは、ルールエディターのユーザーインターフェイスをビジュアルエディタモードに切り替えると表示されます。ここでは、ルールの種類を選択し、それに応じて条件とアクションを定義することができます。ルール内の条件とアクションを定義するときは、「フォームオブジェクト」ペインや「関数」ペインから、フォームオブジェクトや関数をドラッグ&ドロップすることができます。
ルールのビジュアルエディターの詳細については、「ルールの作成」を参照してください。
forms-power-users グループに含まれるユーザーは、コードエディターにアクセスできます。その他のユーザーは、コードエディターを使用できません。この権限があれば、ルールエディターの右上にある切り替えボタンを押すことで、ビジュアルエディターモードからルールエディター(またはその逆)に切り替えることができます。ルールエディターの初回起動時は、ビジュアルエディタモードで開きます。ルールを記述する際はビジュアルエディターモードに、ルールスクリプトを記述する際はコードエディタモードに切り替えて使用します。ただし、コードエディターからルールを変更や記述した場合は、コードエディタをクリアしない限り、同じルールをビジュアルエディターから表示することはできません。
AEM Forms では、ルールを記述するために最後に使用したルールエディタモードを記憶します。これにより、ルールエディタの次回起動時も同じモードで開きます。ただし、デフォルトモードを設定することで、ルールエディタを指定されたモードで開くこともできます。この作業を行うには:
AEM Webコンソール(https://[host]:[port]/system/console/configMgr)に移動します。
アダプティブフォーム設定サービスを編集するには、をクリックします。
「ルールエディターのデフォルトモード」のドロップダウンから、「ビジュアルエディター」または「コードエディター」を選択します。
「保存」をクリックします。
ルールを保存するには、「完了」ボタンを使用します。 ルールは、不完全な状態でも保存することができます。ただし、不完全なルールは無効なため、実行されることはありません。フォームオブジェクトに対して保存されたルールは、次回に同じフォームオブジェクトからルールエディターを起動すると一覧表示されます。このビューでは、既存のルールを管理することができます。詳しくは、「ルール管理」を参照してください。
「キャンセル」ボタンを押すと、ルールに加えた変更を破棄し、ルールエディターを閉じます。
ルールを記述するには、ビジュアルルールエディターまたはコードエディターを使用します。ルールエディターの初回起動時は、ビジュアルエディタモードで開きます。その後は、コードエディターモードに切り替えてルールを記述することもできます。ただし、コードエディターからルールを変更や記述した場合は、コードエディターをクリアしない限り、同じルールをビジュアルエディターから表示することはできません。これにより、ルールエディターの次回起動時も、前回ルールの作成に使用したのと同じモードで開きます。
最初に、ビジュアルエディターを使用してルールを作成する方法を説明します。
ここでは、次のフォーム例と共に、ビジュアルエディターでルールを作成する方法について説明します。
フォーム例のローン申込書における「Loan Requirements(融資要件)」のセクションでは、配偶者の有無や自身の給与(および既婚者の場合は配偶者の給与)を入力することが要求されます。ルールでは、ユーザー入力に基づいて融資適格金額を算出し、「Loan Eligibility(融資適格額)」フィールドに表示します。次のルールを適用して、シナリオを実装します。
ルールを記述する際は、以下の手順を実行します。
まず、「Marital Status(婚姻状況)」のラジオボタンの選択内容に応じて「Spouse Salary(配偶者の給与)」フィールドの表示・非表示を制御するためのルールを記述します。
融資申請フォームをオーサリングモードで開きます。「Marital Status」コンポーネントをタップし、「」をタップします。 次に、ルールエディターを起動し「作成」をタップします。
ルールエディターの起動時は、デフォルトで「When」ルールが選択されています。また、ルールエディターを起動したフォームオブジェクト(この場合は「Marital Status(婚姻状況)」)は、「When」文に入力されています。
選択したオブジェクトを変更することはできませんが、ルールのドロップダウンを使用することで別のルールタイプを選択することはできます(以下を参照)。別のオブジェクトに新しいルールを作成する場合は、「キャンセル」をタップしてルールエディターを終了し、そのオブジェクトから再びルールエディターを起動します。
「状態を選択」ドロップダウンをタップし、「次と等しい」を選択します。 「文字列を入力」フィールドが表示されます。
「Marital Status(婚姻状況)」のラジオボタンでは、「Married(既婚)」と「Single(独身)」のオプションにそれぞれ0と1の値が割り当てられます。 以下に示すように、割り当てられた値は、「編集」ラジオボタンダイアログの「タイトル」タブから確認することができます。
ルール内の「文字列を入力」フィールドで、0 を指定します。
条件をWhen Marital Status is equal to Married
と定義しました。 次に、この条件が True の場合に実行するアクションを定義します。
その後の文では、「アクションの選択」ドロップダウンから「表示」を選択します。
「オブジェクトをドロップするか、または次から選択」フィールドの「フォームオブジェクト」タブから、<a0/>Spouse Salaryフィールドをドラッグ&ドロップします。 または、「オブジェクトをドロップするか、ここを選択」フィールドをタップし、ポップアップメニューから「配偶者の給与」フィールドを選択します。このフィールドは、フォーム内のすべてのフォームオブジェクトをリストします。
ルールエディターでは、ルールが次のように表示されます。
「完了」をクリックして、ルールを保存します。
婚姻状況が「Single(独身)」の場合は「Spouse Salary(配偶者の給与)」フィールドを非表示にするため、手順1~5を繰り返して別のルールを定義します。ルールエディターでは、ルールが次のように表示されます。
また、同じ動作を実装する場合は、「Marital Status(婚姻状況)」フィールドに2つの「いつ」ルールを記述する代わりに、「Spouse Salary(配偶者の給与)」フィールド上に1つの「表示」ルールを設けることもできます。
次に、融資適格金額を算出するためのルールを記述します。ここでは、総給与の50パーセントとして計算され、「Loan Eligibility(貸付資格)」フィールドに表示されます。これをするには、「Loan Eligibility」フィールド上に「指定値」ルールを作成します。
オーサリングモードで、「Loan Eligibility」フィールドをタップし、をタップします。 次に、ルールエディターを起動し「作成」をタップします。
ルールのドロップダウンから「指定値」ルールを選択します。
「オプションを選択」をタップし、「数学式」を選択します。 数式記述用のフィールドが表示されます。
数式記述用のフィールドでは:
次に、式フィールドの周りのハイライト表示された領域をタップし、式を拡張をタップします。
拡張式フィールドでは、「演算子の選択」フィールドから「divided by(割り算)」を選択し、「オプションの選択」フィールドから「Number(数字)」を選択します。次に、数字フィールドに 2 を入力します。
「オプションの選択」フィールドから、コンポーネント、関数、数式、およびプロパティの各値を使用することで、複雑な式を作成することもできます。
次に、True が返された場合に式を実行する条件を作成します。
「追加条件」をタップして、Whenステートメントを追加します。
「When」文内で:
ルールは、ルールエディターで最終的には次のように表示されます。
「完了」をクリックして、ルールを保存します。
ステップ 7~12 を繰り返し、婚姻状況が「Single(独身)」であれば融資適格額を計算する別のルールを定義します。ルールエディターでは、ルールが次のように表示されます。
代わりに、「When」ルール内で融資適格性を計算するために「Set Value Of」ルールを使用することもできます。このルールは、「Spouse Salary(配偶者の給与)」フィールドの表示・非表示を切り替えるために作成したものです。「Marital Status(婚姻状況)」が「Single(独身)」の場合、ルールエディターでは組み合わせルールが次のように表示されます。
同様に、「Spouse Salary(配偶者の給与)」フィールドの表示・非表示を切り替えるための別の組み合わせルールを記述することで、「Marital Status(婚姻状況)」が「Married(既婚)」の場合にも融資適格性を計算することができます。
forms-power-users グループに追加されたユーザーは、コードエディターを使用できます。ルールエディターでは、ビジュアルエディターを使用して作成したルールの JavaScript コードを自動的に生成します。生成されたコードを表示するには、ビジュアルエディターからコードエディターに切り替えます。ただし、コードエディターでルールコードを変更した場合、ビジュアルエディターに戻すことはできません。ビジュアルエディターではなく、コードエディターでルールを記述することを希望する場合は、コードエディターで新たにルールを記述することもできます。これら2つのモードは、ビジュアルコードエディターの切り替えボタンから切り替えることができます。
コードエディターのJavaScriptは、アダプティブフォームの式言語です。 すべての数式は有効なJavaScriptの数式で、アダプティブフォームのスクリプトモデルAPIを使用しています。これらの数式は、特定のタイプの値を返します。アダプティブフォームクラス、イベント、オブジェクト、パブリック API の完全なリストについては、「アダプティブフォームの JavaScript ライブラリ API リファレンス」を参照してください。
コードエディターでルールを記述する際の詳細なガイドラインは、「アダプティブフォームの数式」を参照してください。
ルールエディターで JavaScript コードを記述する際、次の表示キューが構造と構文に役立ちます。
「関数出力」の下に表示される「*Sum of, *」のような既成の関数に加え、頻繁に必要とするカスタム関数を記述することもできます。 記述する関数は、その上にjsdoc
が付いていることを確認してください。
付属のjsdoc
が必要です:
JavaScript,
とコメントで関数を宣言する方法は複数あるので、関数を追跡できます。詳しくは、usejsdoc.orgを参照してください。
サポートされるjsdoc
タグ:
プライベート
構文: @private
プライベート関数は、カスタム関数としては含まれません。
名前
構文: @name funcName <Function Name>
または,
を使用して、次のように指定できます。@function funcName <Function Name>
または @func
funcName <Function Name>
funcName
:関数の名前です(スペースは使用不可)。
<Function Name>
は、関数の表示名です。
メンバー
構文: @memberof namespace
名前空間を関数にアタッチします。
パラメーター
構文: @param {type} name <Parameter Description>
または、次を使用できます。@argument
{type} name <Parameter Description>
または @arg
{type}
name <Parameter Description>
関数で使用されるパラメータを表示します。関数には、複数のパラメータタグを設けることができます。各パラメーターは、実行順序に応じて 1 個のタグを設けることができます。
{type}
パラメータータイプを表します。許可されているパラメータータイプは、以下のとおりです。
他のすべてのパラメータの種類は、上記のいずれかに分類されます。「なし」はサポートされていません。上記のタイプのいずれかを選択していることを確認してください。タイプでは、大文字と小文字は区別されません。パラメーターname
ではスペースを使用できません。<Parameter Descrption>
戻り値の型
構文: @return {type}
または、@returns {type}
を使用します。
目的など、関数に関する情報を追加します。
{type}は、関数の戻り値の型を表します。 許可されている戻り値のタイプは次のとおりです。
他のすべての戻り値の型は、上記のいずれかに分類されます。「なし」はサポートされていません。上記のタイプのいずれかを選択していることを確認してください。戻り値の型では、大文字と小文字は区別されません。
カスタム関数の前に記述するコメントには、概要を含めることができます。概要は複数の行に拡張することができます。終端にはタグを使用します。説明を簡潔にするため、ルールビルダーでは1行以内に抑えるように心がけてください。
カスタム関数を追加する
たとえば、正方形の面積を計算するカスタム関数を追加するとします。横の長さは、ユーザの入力を使用します。ユーザ入力は、フォーム内の数値ボックスを通して受け取ります。計算された出力は、フォーム内の別の数値ボックスに表示されます。カスタム機能を追加するには、最初にクライアントライブラリを作成し、次に CRX リポジトリに追加する必要があります。
次の手順を実行してクライアントライブラリを作成し、それを CRX リポジトリに追加します。
クライアントライブラリを作成します。詳しくは、「クライアント側ライブラリの使用」を参照してください。
CRXDEで、文字列型の値がcustomfunction
のプロパティcategories
をclientlib
フォルダーに追加します。
customfunction
はカテゴリの例です。clientlib
フォルダーに作成したカテゴリーには、任意の名前を付けることができます。
CRXリポジトリにクライアントライブラリを追加した後は、アダプティブフォームでそれを使用します。これにより、カスタム関数をルールとしてフォーム内で使用することができます。次の手順を実行して、アダプティブフォームにクライアントライブラリを追加します。
フォームを編集モードで開きます。
フォームを編集モードで開くには、フォームを選択し、「開く」をタップします。
編集モードで、コンポーネントを選択し、/アダプティブフォームコンテナをタップし、
をタップします。
サイドバーの「クライアントライブラリの名前」の下から、クライアントライブラリを追加します。(例ではcustomfunction
)
入力数値ボックスを選択し、をタップして、ルールエディターを開きます。
「ルールを作成」をタップします。 フォームの「出力」フィールドに入力の二乗値を保存するルールを、次のオプションを使用して作成します。
ルールの作成タップ 完了。カスタム関数が追加されます。
文関数
function area(len) {
return len*len;
}
この関数はjsdoc
コメントなしで含まれています。
関数表現
var area;
//Some codes later
/** */
area = function(len) {
return len*len;
};
関数表現と文関数
var b={};
/** */
b.area = function(len) {
return len*len;
}
変数の関数宣言
/** */
var x1,
area = function(len) {
return len*len;
},
x2 =5, x3 =true;
制限:関数宣言をリストにまとめた場合、カスタム関数では、変数リストから最初の関数宣言のみが選択されます。関数表現は、すべての関数宣言に使用することができます。
オブジェクトの関数宣言
var c = {
b : {
/** */
area : function(len) {
return len*len;
}
}
};
カスタム関数では、必ずjsdoc
を使用てください。jsdoc
コメントが推奨されますが、カスタム関数としての関数を示す空のjsdoc
コメントを含めてください。 これにより、カスタム関数のデフォルト処理が可能になります。
フォームオブジェクトをタップし、をタップすると、フォームオブジェクト上に既存のルールが一覧表示されます。 ここでは、タイトルを表示し、ルール概要をプレビュー表示することができます。また、UI からルール概要を拡大して全体を表示したり、ルール順序を変更したり、ルールを編集・削除したりすることもできます。
ルールに対しては、以下の操作を実行できます。
展開 / 折りたたみ:ルールリスト内の「コンテンツ」の列には、ルールの内容が表示されます。ルールの内容全体がデフォルトの表示に表示されない場合は、をタップして展開します。
並べ替え:作成した新しいルールは、すべてルールリストの一番下に追加されます。ルールは上から下に順に実行されます。一番上のルールが最初に実行され、続けて同じタイプの他のルールが実行されます。たとえば、「When」、「Show」、「Enable」、および「When」の各ルールが、リストの1~4番目にある場合、一番上にある「When」ルールが最初に実行され、次に4番目の「When」ルールが実行されます。そして、「Show」ルールおよび「Enable」ルールが実行されます。
ルールの順序を変更するには、をタップするか、リスト内の任意の順序にドラッグ&ドロップします。
編集:ルールを編集するには、ルールタイトルの横にあるチェックボックスを選択します。ルールを編集・削除するための追加オプションが表示されます。「編集」をタップして、選択したルールをルールエディターで開きます。ルールの作成に使用したモードに応じて、ビジュアルモードまたはコードエディターモードで開きます。
削除:ルールを削除するには、ルールを選択し、「 削除」をタップします。
有効 / 無効:ルールの使用を一時的に中止しなければならないことがあります。その際、1 つ以上のルールを選択し、アクションツールバーで「無効」をタップすると、それらのルールが無効になります。ルールが無効になっている場合、実行時には実行されません。 無効化されたルールを有効化するには、そのルールを選択し、アクションツールバーで「有効」をタップします。ルールの「ステータス」列には、そのルールが有効になっているのか無効になっているのかが表示されます。
時間を節約するために、フィールドのルールを別の類似したフィールドにコピー&ペーストすることができます。
ルールをコピー&ペーストするには、次の手順を実行します。
ルールのコピー元のフォームオブジェクトをタップし、コンポーネントツールバーでをタップします。 フォームオブジェクトが選択された状態でルールエディターのユーザーインタフェースが表示され、既存のルールが表示されます。
既存ルールの詳細な管理方法については、「ルール管理」を参照してください。
ルールタイトルの横にあるチェックボックスを選択します。ルールを管理するための追加オプションが表示されます。「コピー」をタップします。
ルールを貼り付ける別のフォームオブジェクトを選択し、「貼り付け」をタップします。 また、貼り付けたルールは編集して変更を加えることもできます。
別のフォームオブジェクトにルールを貼り付けることができるのは、コピーされたルールのイベントを、貼り付け先のフォームオブジェクトがサポートしている場合に限られます。たとえば、ボタンはクリックイベントをサポートします。ボタンのクリックイベントにはルールを貼り付けることができますが、チェックボックスには貼り付けできません。
「完了」をクリックして、ルールを保存します。
ルールエディターでは、複数の「AND」と「OR」演算子を使用して、ネストしたルールを作成することができます。ルール内には、複数の「AND」と「OR」演算子を混在させることもできます。
以下の例では、ネストされたルールを紹介します。ここでは、必要な条件が満たされた際に、子供の親権適格性についてのメッセージをユーザーに表示します。
ルール内で条件をドラッグアンドドロップして編集することもできます。条件の前のハンドル()をタップし、その上にマウスポインターを置きます。 次に示すようにポインタが手の形になったら、ルール内の任意の場所に条件をドラッグアンドドロップします。ルール構造が変化します。
ルールエディターでは、日付比較を使用して条件を作成できます。
以下の例では、住宅ローンが既に取得済みの場合にスタティックテキストオブジェクトを表示し、ユーザーは日付フィールドに入力することでこれを示します。
ユーザーが入力した物件の住宅ローンの日付が過去のものである場合、アダプティブフォームは収入計算に関する注記を表示します。次のルールは、ユーザーが入力した日付を現在の日付と比較し、ユーザーが入力した日付が現在の日付より前の場合、フォームは(Income という名前の)テキストメッセージを表示します。
入力された日付が現在の日付よりも前の場合、フォームはテキストメッセージ(Income)を次のように表示します。
ルールエディターでは、2 つの数値を比較する条件を作成できます。
次の例は、申込者が現在の住所に滞在する月数が36月未満の場合にスタティックテキストオブジェクトを表示する条件です。
現在の居住地住所に住んでいる期間が 36 か月に満たないことをユーザーが指定した場合、フォームは、追加の居住地証明が要求される場合があるという通知を表示します。
AEM 6.1 Forms 機能パック 1 より前のバージョンの AEM Forms では、フォームの作成者や開発者がダイナミック動作をアダプティブフォームに追加する際に、「編集」コンポーネントダイアログの「スクリプト」タブを使用して式を記述していました。現行バージョンでは、「スクリプト」タブの代わりにルールエディターが導入されています。
「スクリプト」タブで記述する必要があったスクリプトや式は、ルールエディターからすべて利用できます。forms-power-users グループに含まれるユーザーは、ビジュアルエディターでは表示や編集ができませんが、コードエディターからはスクリプトを編集できます。
Web サービス GetInterestRates
で、ローン総額、加入年数、申込者の信用度を入力内容から取得し、EMI 総額および年利などのローン計画を返すものとします。Web サービスをデータソースとして使用し、フォームデータモデルを作成します。データモデルオブジェクトとget
サービスをフォームモデルに追加します。 フォームデータモデルの「サービス」タブにサービスが表示されます。その後、データモデルオブジェクトのフィールドを含むアダプティブフォームを作成し、ローン総額、加入年数、申込者の信用度についてユーザーの入力を取得します。計画の詳細を取得するために Web サービスをトリガするボタンを追加します。適切なフィールドで出力が算出されます。
次のルールは、「サービスを起動」アクションを設定してシナリオ例を実行する方法を示しています。
ローン申込フォームでは、ローンの申請者が既存の顧客であるかどうかを判断する必要があります。この情報に基づいて、顧客 ID フィールドの表示・非表示を切り替えます。また、申請者が既存の顧客であれば、顧客 ID フィールドにフォーカスを置きます。ローン申込フォームは、次のコンポーネントから構成されます。
「Are you an existing Geometrixx customer?(Geometrixxに既に登録されていますか?)」のラジオボタンでは、「はい」と「いいえ」のオプションが設けられています。「はい」の値は 0、「いいえ」の値は 1 です。
「Geometrixx customer ID(Geometrixx 顧客 ID)」のテキストフィールドには、顧客 ID が入力されます。
この動作を実装するためラジオボタンに「When」ルールを記述すると、ビジュアルルールエディターにはルールが次のように表示されます。
上のルール例では、「When」セクション内の文は条件に当たります。これが True を返すと、「Then」セクションで指定されたアクションが実行されます。
コードエディターでは、ルールが次のように表示されます。
発注フォームでは、次の表が表示されます。この中には、発注者が注文を入力します。表の内容:
Row1
です。productquantity
」です。A. Row1 B. Quantity C. Total Quantity
ここでは、「Product Quantity(製品数量)」列で指定された数量を全製品について合計し、「Total Quantity(合計数量)」セルに合計値を表示する必要があります。この動作は、以下に示すように、「Total Quantity(合計数量)」セルに「Set Value Of」ルールを記述することにより実装できます。
上の例で説明した発注書フォームでは、価格が 10000 を超える商品について、1 個を超える数量は発注が制限されています。この動作を実装するには、以下に示すように「Validate」ルールを記述します。