AEM でのページの編集には、いくつかのモードを使用できます。開発者モードもその 1 つです。開発者モードで開かれるサイドパネルのタブには、現在のページに関する開発者向けの情報が表示されます。次の 3 つのタブがあります。
これらのタブで、開発者は以下を実行できます。
開発者モード:
administrators
グループに所属しているユーザーのみ使用できます。開発者モードは、nosamplecontent 実行モードを使用していない標準のオーサーインスタンスでのみ使用できます。
必要に応じて、次の環境で使用するように設定できます。
使用後は再度無効にする必要があります。
詳しくは以下を参照してください。
開発者モードは、ページエディターのサイドパネルとして実装されています。パネルを開くには、ページエディターのツールバーにあるモードセレクターから「開発者」を選択します。
パネルは、次の 2 つのタブで構成されています。
コンポーネントツリーが表示されます。次の機能があります。
ページ上にレンダリングされるコンポーネントとテンプレートのチェーンの概要を示します(SLY、JSP など)。このツリーを展開して、階層内のコンテキストを表示できます。
コンポーネントのレンダリングに必要な、サーバー側の計算時間を示します。
ツリーを展開して、ツリー内の特定のコンポーネントを選択できます。コンポーネントを選択すると、次のようなコンポーネント詳細にアクセスできます。
選択されたコンポーネント(コンテンツフローでは青い境界線で示されます)は、コンテンツツリーで強調表示されます(逆に、コンテンツツリーで選択されたコンポーネントはコンポーネントツリーで強調表示されます)。
コンポーネントツリーは、次の目的に役立ちます。
各コンポーネントエントリの表示例を以下に示します。
詳細を表示:以下の項目を表示するリストへのリンクです。
スクリプトを編集:次のことをおこなうリンクです。
コンポーネントエントリを展開(矢印の先端をクリック)すると、次の項目も表示されます。
/libs
の下にあるスクリプトを指すリンクもあります。ただし、これらのリンクは参照専用とし、/libs
の下層にあるものは何も編集しないでください。変更しても無駄になる可能性があるからです。このブランチは、アップグレードしたり、ホットフィックス/機能パックを適用するたびに変更される傾向にあります。必要な変更はすべて /apps
の下層でおこなう必要があります。詳しくはオーバーレイとオーバーライドを参照してください。
エラータブは常に(上図のように)何も表示されないのが理想ですが、問題が発生すると、コンポーネントごとに以下の詳細が表示されます。
例えば、未定義のメソッドが呼び出されたときは、その結果として発生したエラーが「エラー」タブに表示されます。
エラーが発生すると、「コンポーネント」タブのツリーにあるコンポーネントエントリもインジケーターでマークされます。
AEM 6.2 では、開発者モードのテスト機能がスタンドアロンのツールアプリケーションとして再実装されました。
詳しくは、UI のテストを参照してください。